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新春特別企画、ZDPメンバーが1年の活動を振り返る『ZDP座談会』を収録。ぶっちゃけトークで、昨シーズンのレース裏模様、来シーズンの最新情報をお伝えします。 目次
【WEM秋田】 BackNumber〜2005春2(WEM) http://www.zdp.co.jp/2005/2005spring2.html S:えーっと、池上さんがまだ東名の上の人で、大幅に遅刻するようなので、今年は抜きで始めちゃいましょう。まずは秋田から! 渋谷:秋田といえば、、、ラモスだ。(笑)
籾井:個人的にはそれにつきますね。『積むモータはノーマルミツバDDで行きます』という条件で貸していたのに。レース直前になったら、ミツバのスペシャルを積むとか言う話になっていて、ちょっとまって、それは話が違うだろうって。 渋谷:やっているうちに、欲が出てきたんじゃないの? 木村:ソーラーバイシクルの四十雀とか、これまでの戦歴からいって、スペシャルDDを積んでくる人なので、それは予想の範囲じゃなかったの? 籾井:貸すとき『自分でいろいろやってみたけど、うまくいかなかった。同じ条件で違いを調べたい。』と言われた。疑いだしたらきりがないけど、その時点では本人を信じて、型を貸した。 木村:それは、オレオレ詐欺に引っかかった場合、引っかかったのとだまされたのと、どっちが悪いんだという感じかな? 池田:オレオレ詐欺は、そりゃ、だました方が悪いだろう(笑) 木村:それならば、せめて旧モスラぐらいにしておけばいいのに。 池田:無断で切っちゃったの?
木村:気がついたときには、すでに切られていたんだもの。もう帰ってきません。 S:ひでーなー。 木村:旧型だったからまぁいいかなと、、、。それはともかく、現行型の型を貸すというのには抵抗はありますね。紀北工業からも貸してくれないか?という話があったけど、長野工業高校みたいに、まんまパクられるくらいならば、貸しておいた方がよかったかな。 菊田:そうですか?僕は抵抗あります。 木村:でも、型があることで、長野工業と同型のミツバTesla800みたいのがさらに出てきちゃうんですよ。 S:高校生が作った型を使うなんて、なんだか大人げないですよね。 木村:カウルが長野工業で、フレームが今市工業です。 S:Tesla800も幸田で優勝しましたからね。
木村:そうですね、でも来年はスバルの型になって、Griffonと同型車になるから。 S:えっ? 籾井:モーターショー見ていないの?金色のGriffonが、ミツバのブースに置いてあった。 木村:ミツバさんはボディを設計しないという方針なのかな。Hyper=ファンシーキャロル、Tesla=長野工業、2006新型=Griffon。作ったといえば、2輪のあれだけだ。 S:まあ、そういう方針ならば、モータ屋さんだからいいんじゃないの? 籾井:なんだか借り物競走で、僕ならあまりおもしろく無いです。 木村:スーパーモスラは、コアレスモータで走ったこととか。 籾井:無理矢理走らせた感はありますが、コアレスはまあまあでしたよ。
木村:ファラデーマジック2は、 約85km 14周で優勝。僕はここで14周達成して優勝できたら引退すると言いながらモータをつくっていたんですよ。 渋谷:空力が良かったの? 木村:空力パーツで良くなったはず。どれくらい良かったかと聞かれると、困るけど。 S:タイヤは?2位のミツバさんも同じミシュランラジアルだったけど。 木村:良いよ! 菊田:でも、Hyper USO800の形状は、直線では良いけど、それ以外ではあまり良くないという事を、今年証明しちゃいましたね。 籾井:来年はどのくらい記録が伸びるんでしょう?プロットしたのがありましたよね?
木村:86kmぐらいかな。2005年の記録は、2年分ぐらいの進化に相当するからそんなに伸びないはず? S:その予想だと15周になるのは、いつ頃? 木村:グラフの伸びに添うと、2008年〜2009年ぐらいかな。(笑) 渋谷:秋田のコースの舗装をし直したら、それぐらいの記録が出るんじゃないの? 木村:あとは、折り返しのRを大きくするとか。 【神戸】 BackNumber〜2005春3 http://www.zdp.co.jp/2005/2005spring3.html S:すごい会場でしたね。まだ飛行場作っていて、建設現場でやった大会でしたね。 渋谷:コースとなった駐機場の路面がすごかった。ざらざらでおろし金みたいな感じ。 木村:砂もすごかった。秋田よりもすごい。しかも本戦は雨も降って、最悪だった。 菊田:トヨタテクノサービスさんの防水がきちんとしていた。自分たちはそれがきちんとできていなかった。 籾井:アイシンAWはどうでしたっけ? 木村:パンクで消滅。豊橋創造大T-Worksも転倒。 渋谷:神戸は池上さんが大活躍だった。あっちこちでパンクするたびに、直していた。 【ソーラーカー(秋田/鈴鹿/WSC)】 BackNumber〜2005WSR http://www.zdp.co.jp/2005/2005wsr.html
木村:ソーラーカーはあまり語ることは無いんだけど、秋田は芦屋大のガリヒ素パワー炸裂
。 S:でも秋田は、出てきているチームが、寂しいですよね。 渋谷:そうだ、俺今年の夏、秋田へ行っていない。キャンプしていないんだよ。 S:東海大Solspirtsは、鉛電池を積んだ中ではトップでしたね。 木村:鈴鹿は、Auroraがすごかった。よくあの前一輪駆動であそこまで走ったなと。 渋谷:直線走るときは、前一輪駆動のほうが、安定しているでしょ? 木村:WSCのような直線ではなく、テクニカルコースの鈴鹿ですよ。 S:WSCでは、悪くない構成ですよね。今年もWSCでは2位だった。 木村:いきなりPanasonicの冠がついた。 S:次回2007年は、20周年特別大会ですね。 木村:歴代優勝車を走らせたりするらしい。 S:今年の優勝車は平均時速100km超。サウスオーストラリアは制限速度110km/hなのに。 籾井:もうレースとして、成り立たないですね。 木村:だから、もう少し車のサイズを小さくしようとか議論はでてきている。 渋谷:太陽電池の発電量を規制したらいいんじゃないの? 木村:それは難しい。 渋谷:でも、それくらい太陽電池積めると、エネルギーマネージメントとかも、別の意味で大変なんじゃないのかな? 木村:大変だと思いますよ、感覚が狂っちゃって。 あと鈴鹿といえば、口が重いだろうけど、Solspirtsの菊田君が、鈴鹿では転倒。あれはどうしてひっくり返っちゃったんだろうね? 菊田:最初は100%自分のオーバースピードかと思っていたけど、帰ってきたら、リアサスペンショアームの接着が剥離していたから、どちらが先かよくわからない。 木村:あれは転倒した時に、剥がれたかなと思っていたけど? 菊田:3輪で走っていた車が2輪になったことではがれるのならば、横Gではがれてしまう程度のものだったんじゃないかなと。 籾井:横倒しになった後、後輪は何もぶつかっていない、と言いたい? 木村:ひっくり返ったのを、元にもどしたらはがれたという可能性もあるぞ。 菊田:そんなレベルではがれるのならば、先に剥離しているでしょう。 籾井:あの箇所は、見た目でちょっとやばいかもと、思っていたんだよな。 木村:本当は新設計のリアサスに交換する予定だったけど、結局間に合わなくて、既存のサスを補強してでることになってしまった。 S:WSCでは、MITが予選でひっくり返っていましたね。その後、ゴールした後も、わざとひっくり返していた。 木村:一度ひっくり返ったとはいえ、アメリカンジョークで、トリプルジャンクションをもう一度ひっくり返すなんて、とてもじゃないけど僕たちにはできない。 池田:MITとかって、巨大なNCで、ソーラーカー丸ごと一台、耐熱ワーカブルのメス型を直に削りだしたりしているんだよな。そんな機械があること自体すごい。 木村:GHもソーラーカー1台ぐらい削れそうなのありましたよ。 渋谷:木村社長さん、風力発電の事とかで日経ビジネスにでていましたね。 籾井:池田さん、SAMPE Japan 2005 行きました? 池田:行きましたよ。GHのブースで、風力発電のブレードの裏を見ていたら、木村社長に『裏は見ないでください〜(笑)』って言われた。 木村:ソーラーカーから派生してGHだと、2005年夏に新型ホイールを発売しましたね。 池田:田村君が、がんばったんですよ。 木村:でもね、発表するのが遅すぎですよ。大会の直前に発表されて、『なんで買ってくれないんですか』といわれても、買えないよ。 池田:GH忙しいみたいだから。 【豊田】 BackNumber〜2005秋1 http://www.zdp.co.jp/2005/2005autumn1.html S:とにかく、籾井君が、間に合って良かった。 籾井:あの〜、今年僕は、とよたも菅生も最初の集合には遅れているといえ、最後にはちゃんと走っていますよ。 木村:あれ?籾井君、秋田には間に合っていたっけ? 籾井:・・・間に合っていないですね、そういえば!あれはひどかった、ごめんなさい。 渋谷:俺、あのとき怒られたんだよ、バッテリーを車がくる前にもらったりしたから。 籾井:豊田はブリーフィングの最中に、会場に到着。なんとか間に合った。 木村:じゃあ、あれだ、レースよりも大会につくまでに一試合があったんだ。 籾井:レースのその前に、ひとレースしてきているんだと(笑) 木村:そういう話は、学生に対して示しが付かないぞ! 籾井:いや、僕を見てそれではいけないなと、反面教師として見てもらいたい。 渋谷:ファラデーマジック2は、予選一位。 木村:しかし予選の記録を、本戦で超えられなかった。 池田:デンソーさんのRed Thunderが気になっています。車体はそれほど良さそうじゃないけど、 木村:特電アモルファスじゃないんですか? 池田:売った記憶が無い。どこかから流れているのならば別だけど。 木村:デンソーなら、オリジナルでモータを作れそうですね。 池田:そうだから、気になっています。来シーズンあたり、意外とくるかもしれません。 木村:うちはともかく、何でモスラはアイシンAWに敗れたの? 籾井:いや、わからないですよ。うちは新しい事していないから。敗れたというか、かわらないというか。ちょっと向こうの方が早かった。 池田:そのちょっとの差が、中村さんのひと工夫でしょう。 籾井:まず、僕の方が重さが重い。そもそも、豊田は重量の差からまったく勝負にならないと思っていた。 木村:レギュレーションが困るんですよ。あの、総重量80kgでしょう。 籾井:そう、こっちはドライバーの重量の問題で、装備を減らしても80kgをこえてしまっているのに、 木村:亀吉さんも、幸田で同じ事言っていた。『うちも複雑な装置つけると80kgをこえちゃうんだよね』って。 籾井:もうとっくにそうなっていますよ。 池田:海外でレースをやろうとしているのに、それで良いのだろうか? 籾井:タイは大丈夫じゃないですか? 木村:アメリカ人は、だめですね。 S:ワールドといっても、ちっともワールドな大会ではないから。 木村:でも、昔はMITとか参加していたんでしょう? 籾井:いや、あれは、シモンの車体をMITの学生に貸して出場させていたから。 池田:アメリカでやっている大会 http://www.electrathonamerica.org/ は、全然レギュレーションが違う。 木村:それはそれでやってみたい気がするかな。 S:なるほど、21世紀は、皆でちっちゃくならないといけない、という事なんだ。 池田:『1/8計画』だね(笑)。 木村:地球に来た宇宙人といわれているも小さいのが多いし、これから人類の進化にはちっちゃくなることが必要なんだ? 渋谷:大きくなりすぎると、恐竜みたいに滅んじゃいますね。 木村:えっ!? 【菅生】 BackNumber〜2005秋1 http://www.zdp.co.jp/2005/2005autumn1.html 籾井:豊田から1週間後というのは、つらかった。 木村:そろそろ2SET用意した方がいいんじゃないですか?(笑) 籾井:前々からそうは思っているんだけど・・・。 木村:来年は各大会のスケジュールがばらけているから、今のところは大丈夫かな。 籾井:池上さんは何で、でなかったんだろう? 木村:いやもう、空力的につらいだろう。21世紀の形じゃないし。 籾井:旧モスラはどうだったの? 池田:あれはスパッツ切ったから悪くなくなったんじゃないか。 籾井:出っ張りもなくなって、一気に空力マシーンへ変身。 木村:なるほど、でも池上さんのプライドがそれを許すかな?紀北と一緒になっちゃう。 渋谷:去年のでんちくんは、どのくらいの成績なんだっけ? 籾井:あまりぱっとしなかったですね。 池田:それは車の性能じゃなくて、ドライバーの練度という問題もあるから。 菊田:でも軽いドライバーのせたら、まだまだいけるかもよ? S:ガソリンのエコランは、体重に関しては元々そういうレギュレーションなんですよね? 籾井:無理して痩せたりするのは、あまり健康的なレースとはいえないよね。 池田:海外では12,3才ぐらいの子供が運転している場合が多い。 S:菅生の優勝ドライバーは、2ヶ月のダイエットをしてレースに臨んでいた。 【NATS】 BackNumber〜2005秋2 http://www.zdp.co.jp/2005/2005autumn2.html 木村:バッテリー2個で2時間。高低差有り。 S:見ている方は、あまりおもしろくないレースだったかな。なんだかとろとろ走っていて。 木村:特に観客席は、一番速度の乗っていないところだったから。 S:そして予選失格。(笑) 木村:重量が規定を下回ったのは悪かったけど、なんでうちだけさらし者にされるのかと。 菊田:放電率が違うと、意外にエネルギーが取り出せますね。 木村:このコースは、ファラデーマジック2と相性が良くて有利かと思っていたけど、
敵はもっと強かった。 【白浜】 BackNumber〜2005秋2 http://www.zdp.co.jp/2005/2005autumn2.html 木村:NATSでチェーンドライブの限界を感じて、白浜では、ギアを持って行ったんだけど、天気が悪かった。 籾井:白浜でコースアウトするような速度出せるの? 木村:ファラデーマジック2の場合、巡航速度でつっこむとちょっとまずい。 S:電池を載せなかったんですか? 木村:そう、だって、第1ヒートは電池何でもいいっていうから。 【幸田】 BackNumber〜2005秋3 http://www.zdp.co.jp/2005/2005autumn3.html 木村:いよいよ誰も出ていないレースですね。 籾井:その2台は何が違うんですかね?スバルさんは、元々モータはミツバでしょう。 木村:ミツバさんは、モータには差をつけてくるんじゃないの?コアの積み厚違いとか。あとは、ドライバーが違う。 籾井:ボディもタイヤも、モータもほぼ一緒か。 S:わかった、色が違うんだ!(笑) 木村:この2台の動向がきになりますね。14インチタイヤの性能は、去年の秋田に比べて向上しているから。 そして収録後、宴会開始。そこへ集合時刻に5時間遅れで、池上さん到着。今年は酔っぱらっている姿だけ、登場して頂きましょう。
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