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2005年5月3〜4日に秋田県大潟村ソーラースポーツラインにて開催された『2005ワールド・エコノ・ムーブ』を、大会新記録で優勝したファラデーマジック2の技術レポート『ファラデーマジック2、14周プロジェクト』が、公開された。
2005年5月3〜4日に秋田県大潟村ソーラースポーツラインにて開催された、『2005ワールド・エコノ・ムーブ』の大会レポート『キムヒデの2005WEM秋田レポート』が、公開された。
今日の大潟村は予報通りの晴天。スタート時の天候は晴、南西の風5m/s、気温15.2度。決勝は13:00にスタート。1周目、『スーパーラモス』がオープニングラップを取る。その後ろから『ファラデーマジック2』、チームヨイショット!ミツバ『Hyper USO800』、チームスーパーエナジー『GRIFFON』、ZDP『ミラクルでんちくん』、ZDP『スーパーモスラ』、豊橋創造大学T-Works『しんがた Mugenくん』が続く。 2周目、スタートのロスも無くなり、上位チームのラップタイムは、8分30秒前後となる。 3周目、14周を狙う『ファラデーマジック2』がトップへ浮上。14周チャレンジについてくるもう1台は、『Hyper USO800』。他の上位はこの後、徐々にラップタイムを落とし始める。昨日のパンクの影響で、後方からスタートしたfirst step AISIN AW『つばさ52号』は、次第に上位陣に追いつき、順位を上げてくる。 その後レースは、特に順位の変動もなく時間が経過したが、エネルギーマネージメントの結果が現れる最後の1周で、各チームの順位に変動があった 14周チャレンジの『ファラデーマジック2』は、レース終了残り1分20秒前にコントロールラインに現れ、本大会ファステストラップの8'13をたたきだすと、そのまま15周目へと向かっていった。一方同じく最後まで14周チャレンジをしていた『HyperUSO800』は、レース終了8分20秒前に14周目に入っていったが、結局、14周を走り終える事無くレース終了を迎えてしまう。 3位に入賞したのは、後方から追い上げてきた『つばさ52号』。一時3位のポジションで走行していたチームスーパーエナジーの『GRIFFON』は結局、最後の1周でペースを大幅に落とし8位に。ZDPの2台は、昨日公式練習の自己記録は更新したものの、総合では6位、7位にとどまった。 今年の大会は恵まれた晴天の下、上位陣は特にトラブルも無く、8位までが13周超と、好記録が続出した。総合結果上位は下記の通り。全結果は、大会公式サイトを参照(s) 2005 WEM鉛電池部門 本戦結果 (モータとタイヤはZDP独自調査結果による)
2005 WEM鉛電池部門 本戦ラップタイム推移 注:本計測結果はZDP独自の計測結果の為公式記録ではありません
関連リンク:2005 WEM http://www2.ogata.or.jp/wem/05wem/05wem.htm
序盤からレースをリードしたのは、フロントローからスタートした、東海大学木村研究室『ファラデーマジック2』と、チームスーパーエナジーの『GRIFFON』だった。この2台は、後続を引き離す8分30秒台の80km超を狙うペースで一騎打ちの様相。 4周目を走り終え、トップはかわらず『ファラデーマジック2』、そのすぐ後ろに『GRIFFON』が続く。ここでだんごの第2集団では、ここから一歩飛び抜けたい『つばさ52号』が、ピット手前のゆるやかなコーナーにてリヤタイヤをパンクさせ、レースを終えてしまう。 その後、レース終盤まで大きな順位の変動は無いまま時間が経過したが、トップを巡る勝負は、このままでは終わらなかった。 レース終了20分前、9周目に『ファラデーマジック2』をかわして前に出た『GRIFFON』だったが、11周目にステアリング系のトラブルにより、コントロールを失い、路肩につっこんでしまう。そこで修理を行いコースへと復帰をするが、このトラブルで10分以上のタイムを失ってしまう。 レース終了直前、『スーパーラモス』は13周へ突入。その後ろから、序盤トラブルにより、トップに2周の遅れをとってしまった『スーパーモスラ』が現れるが、コントロールラインまであと10mのところで、2時間のレース時間が終了してしまった。 公式練習の総合結果は、東海大学木村研究室『ファラデーマジック2』が、昨年よりも更に記録を伸ばしてトップ。2位には、チームE・P・A『スーパーラモス』、3位にチームスーパーエナジー『GRIFFON』。ZDPの『ミラクルでんちくん』は昨年よりも記録を伸ばし6位、『スーパーモスラ』は序盤のロスに引っ張られ14位という結果に留まった。 明日の予報は、本日と同じく晴。明日の予選はまず間違いなく開催される事から、今日の公式予選は、単にスターティンググリッドを決める予選としての意味しか持たない。明日の本戦では、バッテリーを完全に使い切る見応えのある勝負が繰り広げられる事になるだろう。 WEM2005本戦は、明日5月4日、午後1時にスタートする。(s) 2005 WEM鉛電池部門 公式練習結果 (モータとタイヤはZDP独自調査結果による)
2005 WEM鉛電池部門 公式練習ラップタイム推移 注:本計測結果はZDP独自の計測結果の為公式記録ではありません
関連リンク:2005 WEM http://www2.ogata.or.jp/wem/05wem/05wem.htm
秋田県大潟村ソーラースポーツラインでは本日、2005ワールド・エコノ・ムーブ(WEM)のフリー走行が行われた。低気圧の通過に伴う雨も朝方には上がり、晴天に恵まれたコースでは、多数のチームが、セッティング等の確認を行っていた。 昨年優勝の東海大学木村研究室のファラデーマジック2は、基本的なパッケージングに変更は無く、モーターの改良や電装系の改良により、大会記録の更新と連続優勝を目指す。 昨年14インチ勢最上位となる3位入賞のチームスーパーエナジーは、特注のIRC製14インチタイヤを用意。本日のフリー走行では、巡航速度46-7km/hでのラップタイムを想定した走行テストを行っていた。このラップタイムを本戦でも持続可能ならば、昨年の記録を大幅に上回る事になる為、今大会注目ナンバーワンだ。 一方14インチタイヤを採用した事で、昨年大きく戦闘力が低下してしまっていたチームヨイショット!ミツバ『Hyper USO800』は、今年は20インチ仕様に戻し、ファラデーマジック2が履いているミシュラン製ラジアルタイヤを調達し、一昨年を上回るポテンシャルにて本戦に挑む。 first step アイシンAWは、2輪の『つばさ53号』はドライバーの都合により出走できず、2004WEM GPチャンピオンの『つばさ52号』だけが秋田へとやってきた。今年の52号は、電装系リファイン程度の改良にとどまるが、きちんと走ると、きちんと上位に入ってくる1台である。 今年のトレンドである『クローン』の筆頭、スーパーモスラと同雌型仕様の、チームE・P・Aの『スーパーラモス』は、本家と異なり、ミツバ製DDモータを搭載する模様。ボディ自体の仕上がりも本家に負けないようなので、クローンの逆襲となるか?
長野工業高校『S.P.Evolution ver.7』は、型こそ違うが、遠目からみるとボディ形状は、昨年優勝のファラデーマジック2と、うり二つ。さらに、アッパーカウルをフリーブロー成形でおこなった、ミラクルでんちくん似の車両も見られた。 なお、ZDPの2台は明日朝に秋田入りの予定で、本日のフリー走行には出走していない。当初20インチ仕様とリリースされていた『ミラクルでんちくん』は、14インチ仕様で出走することに、変更になった。 気になる秋田県地方の天候だが、今年の大会期間中は、移動性の高気圧に守られ、雨が降るまで天候が崩れる要因は見あたらない。 関連リンク:2005 WEM http://www2.ogata.or.jp/wem/05wem/05wem.htm
Zero to Darwin Project (ZDP)と東海大学木村研究室は、5月3日から秋田県大潟村ソーラースポーツラインで開催される『2005ワールド・エコノ・ムーブ』(WEM)の鉛蓄電池部門に、3台体制で参戦する事を発表した。 昨年優勝の東海大木村研究室『ファラデーマジック2』と、2003年優勝のZDP『ミラクルでんちくん』は、昨年までの試作型から、量産型にチーム独自に手を加えた特殊電装製アモルファスコアモータを搭載。昨年準優勝のZDP『スーパーモスラ』は、実績のあるアモルファスモータではなく、新開発のコアレス型ダイレクト・ドライブモータを実験的に投入する可能性がある。また、team E・P・Aからは『スーパーモスラ』と同型の新型車両『スーパーラモス』が登場する。 ZDP・東海大木村研究室は本大会で、大会新記録での優勝とポディウムを目指す。(s)
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