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ZDP座談会が帰ってきた。1年の活動を振り返り、ZDPメンバーが言いたい放題の、あの座談会が7年ぶりに開催。7年間の沈黙を破り、ZDPメンバーが語る2003年のレース裏模様と、オフレコぎりぎりの最新情報をお伝えします。
目次
【舞洲】 BackNumber〜2003春1 http://www.zdp.co.jp/2003/2003spring1.html 木村:東海大学は出たけど、ZDPは出ていないね。 池上:私はとりあえずお手伝いで参加して、14インチのサンプルが見られたくらいかな。 池田:関西でもう少し大会やってもらいたいね。 S:でも、来年はもう無い。 池田:来年は、湖東だね。 木村:湖東のコースは、ガードレールが、かなりドライバーの視界を隠すらしい。 池田:湖東は、エコノムーブだけじゃなくて、ソーラーカーのレースもあるらしい。 池上:なんでもバトルロイヤルレースがあるらしい。 S:何それ? 池田:50mぐらいのコースで行われる、スピード競技の事かな?
BackNumber〜2003春2 http://www.zdp.co.jp/2003/2003spring2.html 池上:ミラクルでんちくんは、性能的に考えれば本当は4位でも5位でもよかったんだけど、まさか優勝するとは思わなかった。ここで勝ってしまったものだから、その後の大会で4位5位だとなんだか悔しく感じるように・・・。 籾井:欲がでてきたんですね。 木村:アイシンさんとスバルさんは最初から出ていない上に、レース中にも、強豪がことごとくいなくなった。 籾井:その中で、スーパーモスラは、最後倍電圧で飛ばしている最中にあのアクシデントが。 木村:勝利に徹するつもりだったら、倍電圧なんか使って攻めなくとも、後続との距離が確認できていれば、それをキープしているだけで良かったのに。 籾井:今にして思えばそうだったんだけど。あのとき渋谷さんは『もっと飛ばさないと、バッテリー余っちゃうよ』とか言われてつい・・・。 木村:もう少しで、籾井君が優勝するところだったのにね。 籾井:パンクでスピンして後ろを向いた状態で、しばらく抜かされなかったから距離はあった。 木村:来年もスーパーモスラは強豪でありつづけることは確かだね。来年はどこら辺の車がマーク対象かな? 籾井:つばさ52号とかスバルかな。つばさ53号は、先に行かれたらあきらめます。設計思想が違い過ぎるし、あれはまねしたいとは思わないから。 木村:ミツバさんは、最初のトラブルが無かったら速そうだったよね?その後のラップも速かったし。 籾井:そうですか? S:ミラクルでんちくんは、図面もダウンロードできるようにして、ベニヤ板も切った状態で組み立てキットを発売しようと言う話もあったんだけど・・・。 池上:すいません。 籾井:組み立てキットはGHが大変そうだね。池上さんは大変そうじゃないけど。 木村:あれ、キャノピー作れないだろう。あんな大きなアクリル板は手に入らないし、温められない。 籾井:ベニヤでんちくんを、作るのが簡単だというのは、どうも納得いかない。 木村:CG号で成功したからできる作り方でしょう。 籾井:CG号でキャノピーの製作技術を確立させて、GoHan号でシャーシのベニヤ板を試して、それをあわせたのが、ミラクルでんちくんだから。 池田:でも、豊橋の大会では、ミラクルでんちくんのようなキャノピーでアッパーボディーを作った車が流行っていたよ。0.5mmのペット板をフリーブローで作っていた。
BackNumber〜2003WSR http://www.zdp.co.jp/2003/2003wsr.html S:ジャンクヤードは、あの天気はだいたい予想していた。 木村:東海大学も、あの雲で発電しないといっても、100-200Wは出るかと思っていたけど、雨降るような雲の下では、まったく発電しなかったね。 池上:OSUのSunPowerでも、発電無かったのかな?トンカチの時は、曇天でも意外に発電していたような気がする。 S:ガメラは防水対策がイマイチで、最後は計器類が全滅だったから。 池上:あのびしょ濡れの状態で、動いていたのがすごいね。 S:ジャンクヤード的には、あの順位でよかったんだよね? 木村:ZDP的には、もう1周行っておくべきだったでしょう? 池上:そうだね。 S:たとえ最後の1周で止まったとしても2位か3位。正直、1位以外はあまり大差無いしね。 池上:とりあえず、失うものは何もない。電池を深放電させて、電池が泣くだけだから(笑)。 S:そうはいうけど、あれで止めておいて、結果として1位にならなくて、よかったんじゃないの? 池上:OSUの藤田先生に、嫌われなくてよかった。 S:ガメラがOSUを抜いて優勝したら、藤田先生は、新車を池上さんにあげるって言ってたんでしょ? 木村:惜しかったなあ。東海大学も欲しかったなあ。 S:OSU modelSに、東海大学のステッカー張って走らせたいの? 池上:もらえたら、黄色くしてジャンクヤードにしちゃうかな。 木村:メンコのように、今度はオーロラと勝負して、勝ったらそれを頂戴って。 池上:そういう使い方があったか。やっぱり勝っておきたかったな。(笑) S:そういえば、来年の鈴鹿の日程だけど、FIA発表の日程は7/25だけど、鈴鹿サーキット発表の日程では、7/25はバイクの8耐が入っている。 FIA公式スケジュール http://www.fia.com/Calendrier/Calendrier2004.pdf WSRの開催がここ2,3年の通り、8月最初の日曜が含まれる週末だとすると、両大会の日程が重なる事に!? 池上:鈴鹿とWSRが重なっても、私は例年通り鈴鹿の大正園で焼き肉食べます 木村:それは暗に秋田には行かないぞという、意思表示ですか? 池上:だってさあ、やるのかなジャンクヤード? 木村:ジャンクヤードは、もう目標ないでしょう? 池上:去年だって殆どやめるつもりでいたけど、ドライバーの若松君と海んちゅがやりたいっていうから。 木村:あとは鈴鹿のEnjoyクラスを、ガメラで強引に走るかどうか? 池上:それは怖い。モノコック作り直しならやってもいい。 S:ガメラの鈴鹿バージョン? 池上:高剛性、低重心。大量のバッテリーを積むために、子持ちシシャモのような車で。 木村:レース時間も4時間だし、時間も悪いから日射を当てにしないででっかいエコノムーバみたいな車にして、太陽電池を捨てた方が速くない? 池上:でも貼ってもいいでしょ?どうせトレッドも必要でアイポイントも必要だから、ガメラのような形になるでしょ。 籾井:僕もキムラさんのイメージに近い。格好悪いけどカートのように人が乗れば、アイポイントもクリアできる。
BackNumber〜2003夏2 http://www.zdp.co.jp/2003/2003summer2.html 籾井:ミツバさんに先駆けて、コアレスをとりあえずデビューさせたことが良かったかな。 木村:まわりの関心だと、来年の5月の秋田にコアレスを投入するのか気になるかな。 籾井:それはね、自分でもわからない(笑)。 木村:特電はモータ単体で1.5kg弱。 籾井:モスラ用に作ったDDモータは、ホイルがついた状態でアモルファス5kg、コアレス6kg、菅生用7kg。 木村:あとはCG号が、なぜか優勝。 池上:これで私は作った車両は、全部優勝。絶対に優勝しないと思っていたCG号さえも・・・ 木村:いろいろな方にお世話になりましたが、やっぱり最後は池上さんのおかげです。 池上:俺、何もしていないよ。 木村:悪運で雨を降らせてくれたじゃないですか(笑)。
BackNumber〜2003秋1 http://www.zdp.co.jp/2003/2003autumn1.html 籾井:やっと優勝ができた。 池上:そんなつもりは、全くありません! 木村:アイシンさんがパンクした時、池上さんは自分が何を言ったか覚えています? 池上:言っていないよ〜 木村:いや言った。複数の証言がある!すげー、怖かったよ。 池田:普通は、『あと2台抜く』なんだけど・・・
BackNumber〜2003WSC http://www.zdp.co.jp/2003/2003wsc.html S:今回記事にするために各チームのサイトとかでスペックを調べたりしたんだけど、上位陣は、どこも衛星グレードの太陽電池を搭載しているんだよね。驚いた。凄い時代になった。 木村:世界的にはもう、衛星グレードのガリウムヒ素のトリプルジャンクション太陽電池がないと、勝負にならない。日本だけが取り残されている。一応¥5000万くらいで、1台分の太陽電池が買えるらしいね。 S:以前に比べれば安いんだろうけど、日本で買えるチームは殆どゼロだね。 木村:そもそも日本には、衛星グレードの高効率セルの絶対量が少ないからダメだね。 【白浜】 BackNumber〜2003秋3 http://www.zdp.co.jp/2003/2003autumn3.html 木村:2輪のつばさ53号が最後まで走るとは。あとは、亀吉さんが、まさかアモルファス特電をつんでいたいたとは。忘年会まで知らなかったよ! 池上:亀吉さんに、プロトタイプの特電アモルファスを出す件は、白浜の週に西村さんから、特電アモルファスのプロトタイプがあるんだけど、どこにモニターしてもらったら良いですかという話があった。 池田:だって直接宿にモータを発送したんだもの。 それで、亀吉さん宿で載せ替えやったみたいよ。 籾井:でもなんで亀吉さんを選んだんですか?微妙に争いに絡みそうなところに、わざわざ? 池上:特電を使っていてそこそこ上位に食い込んでいるチームを選んだ。 木村:甘い。 池上:最初私がテストランをして、走り方を考えて、その結果をドライバーの海んちゅに指示したんだけど、キムラさんは、シミュレーションの結果から、もう既に同じ内容を指示してますって言うんだもの。走らずにそれを指示するなんて、すごいなあと思った。 木村:人間は必要な能力は開花せざるをえないんですよ。オレ、体でかいからファラデーマジックには乗れないんだもの! 池上:さすがです。 木村:それだけ、気合いをいれていたんですよ。個人的にも、好きな大会ですから。 池上:ミラクルでんちくんにとって、白浜は、コーナーリングがきつかった。 籾井:それは、うちも全くいっしょ。 池上:それを、海んちゅは40km/hオーバーで行くって言うんだから・・・。 S:そりゃ、車体1台分以上の重量だもの、効くでしょう。 池上:来年の大会からレギュレーションが変更になって、バッテリーへの充電がOKにすると、発電機をみんな回すようになって大変そう。 木村:渋谷充電は、非常にエネルギーの犠牲が多いやり方なんです。電池から最大限のエネルギーを取り出すために、盛大にエネルギーを使って温めたりと。 【菅生】 BackNumber〜2003秋3 http://www.zdp.co.jp/2003/2003autumn3.html 池上:でんちくんは3位だったけど、最高であり最低かな。キャパシタ充電用に用意した新型の浪越コントローラが不調で、練習の時も予選の時もヒューズが飛んでしまった。 木村:ちょっと練習不足でしたね。悲しいラップチャートがあるんですが、ばらつきが多くて、見るに耐えない結果です。 池上:海んちゅが・・・度胸はいいんだけどなぁ。 木村:ミツバさんのでんちくん用アモルファスDDモータの性能は良かったよね。データがおかしいんじゃないかと思うくらい。キャパシタも過去最大の搭載量でした。 池上:モスラが満足に走れなかった原因は? 籾井:モータのセンサーエラー。思いっきり進角しているような状態で坂を登っていた。 木村:よくわからないけど、菅生は電流(=磁束)の値が大きいからでしょう? 秋田はそこまで電流を流さないし。 池上:キャパシタ無しにもかかわらず、アイシン精機はがんばっていたねFPXシリーズって、回生だけで、そんなに充電できるんだ。 S:FPXシリーズは、元々無停電電源(UPS)に使用するような電池だから。かなり酷なレートで使用できる仕様になっているはず。 池上:それにしても、大会として菅生はつらいね。上位数台と、その下との差が広がりすぎ。 【いろいろ】 木村:2003年のWEM GPの新技術を振り返ると、2輪、アモルファス、14インチタイヤ、。池上さん的にはベニヤの実用化か? 籾井:2輪のつばさ53号は、まともに走らないと思っていたのが、走っちゃった。 木村:常識が二つ破られた。一つは2輪で低重心なのは走らないという常識、もう一つは速かった。 籾井:いや、走られちゃったら速いとは思っていた。 木村:白浜のビデオ見たけど、53号はすごい角度で曲がっている。秋田も完走したらどうしよう?怖いでしょ? 籾井:怖いけど、秋田を走りきれるか。どちらかというと52号の方が怖い。2台体制でくるでしょう。 木村:ZDPも2台体制じゃないか。WEMシリーズ戦で見るとZDPは2勝できている。 籾井:ZDPで何勝といわれても、あんまりそんな気しませんね。僕が1勝、池上さんが1勝という感じ。 S:ZDPを皆誤解しているかもしれない。WEMでは実質チーム池上とチーム籾井の個人チーム2チームが、ZDPと名乗っているだけだから。 池上:ZDP SHOPの売上が、でんちくんやモスラの製作費用に還元されているかというとそういうことは全くない訳で、エントリーフィーも含めて手弁当。 S:還元されているとすれば、唯一www.zdp.co.jpを借りているサーバ台(年間7万円)ぐらいかな。 池田:ZDP SHOPの売上げは、(株)デコの借金返済につかわれちゃっているし(笑)。 籾井:そのあたり、ZDPという集団は、皆に誤解されていますね。 S:まあ、説明しにくいのも確かだけど。 ZDP SHOP http://www.zdp.co.jp/shop/ 木村:特電アモルファスの誕生は、例のベルギービール飲みながら話をした時がきっかけ。 池田:手間もかかるし進めたくは無かったけど、いつの間にか流れでそうなってしまったようです。 籾井:コアの材料は? 木村:日本ケミコンの子会社の岩手エレクトロニクスから来ている。 籾井:カットは? 木村:特電がやる。1回の作業で、2,3台分を切り出すんだけど、それに20時間もかかるらしい。 S:1年で何個売る予定なの? 池田:西村さんは、1年で5個売れないんじゃない?と言っていた。 S:忘年会で某チームが2台注文していたから、あと3台か。 木村:あとは名城大学さんあたりが買ってくれないかなぁ。可能性としては、特電やマクソンユーザーが流れてくるのでは。 籾井:すでにミツバDD使っているところは、構造的に特電+ギアを入れるのがつらいかもしれませんね。 木村:でもうちのファラデーマジックは、それをやっているよ。でも取り付けには苦労した。モータの位置が、タイヤより後ろだったり、チェーンが逆回りだったり。 池田:新型ミツバDDはアナウンスが無いけど、どうしちゃったんだろう? 池上:14インチは、定着した技術としてはまだでしょう? 池田:春の講習会で見たときは、まだダメだと思ってた。 木村:14インチタイヤの採用が、吉とでるかどうか。まだ去年14インチを採用した車は、あまり結果を残していないけど、来年はどうかな。 籾井:皆気にしていないかもしれないけど、14インチタイヤはパンクが怖い。あの14インチタイヤは、パンクしやすいって。 木村:私、国内のレースではソーラーカーも含めてパンクしたことないし。 籾井:14インチの最初はあれほどパンクしていたのに忘れたの? 木村:特に最近の秋田は路面があれてきているから、14インチは跳ねるだろうね。 籾井:タイヤでは吸収できないですよ。 木村:その辺を考えると、だれか結果を出してくれないと、14インチを採用しずらい。 池田:タイヤの負荷能力そのものでいうと、直径と幅をかけたもののルートで効いてきますから。でもどちらかというと、直径の方が効くはず。 籾井:14インチタイヤが20インチタイヤに比べて性能が同じといっているのも、幅広リムを使って、やっと同じと言うレベル。 池上:実は14インチ仕様のでんちくんを、テストしてみようと思っている。 S:もう1台、新しく作るの? 池上:金かけないよ、俺は。 木村:それは言い訳けだから(笑)。で、作るんでしょ? 池上:あ、いや、14インチのテスト用車両みたいなモノを・・・ 池田:じゃ、やっぱり作るんじゃん。 池上:だっていろいろ考えるよりも、その方が早いんだもの。秋田にテスト行って往復するだけで4万円かかるし。 S:またベニヤ板? 池上:そう。3日ではできないけど、4日あれば作れる。 木村:テスト用車両っていうくらいだから、秋田には出ないんだよね? 池上:いや、結果が良かったら出るよ。 木村:それじゃただのテスト用じゃなくて、やっぱり新車じゃないか。 池上:ミラクルの次は、名前は何にしよう。 池田:イリュージョン(錯覚、幻覚という意味)とかどう? S:あたまにつけると格好悪いから、でんちくんイリュージョンかな? 池上:いや、作ろうかなと、思っているところ。 木村:抱えている仕事を考えると、果たして作る余裕があるのか疑問。 池田:仕事って? 籾井:大同メタルさんの車ですか? 池上:内緒。あとそれ以外にもう1台。 池上:14インチタイヤは、予想よりは早く熟成してきたかな。 池田:今台湾で14インチホイールも探しているから。 木村:14インチの新車といえば、成蹊大学さんの新車が14インチだったんだよね。 池上:後ろは20インチだから、後ろ全然見えないんだよね。その場で指摘したら、いやなオヤジと思われるから黙っていたけど。 木村:でもその車は、白浜でミラクルでんちくんの後ろ走ってましたよ6位ですからね。 池上:うーん、そうだったか。
池田:亀吉さん、アモルファス特電来年使うかわからないんだよね。新型ミツバDDを買うらしいよ。 木村:そんなところに、なんでアモルファス特電を、試供するかな! 池田:東海大オリジナルは作らないの? 木村:機が熟せば・・・正直言って、まだそれほどレベル高くないですから。あっ、でも新車の方は考えてますよ。 木村:池田さんから見た場合、エコノムーバの車両でバランスが良さそうな車はどの辺ですかね? 池田:うーん、むつかしいな。良くできていると思うのは亀吉ですね。でもちょっと太りすぎカナ。 木村:確かに、亀吉さんは結果も出しているしいいんですよね。亀吉さんのどこがよいかわかれば、いい車体が作れる。トレッドは480mmもある。あれを削ってくれば・・・ 池田:でもあれを削ってしまうと、コーナーリングが速いという良いところがスポイルされてしまう。 籾井:あれが良いのならば、菅生にもってきたスパッツを切った旧型モスラも良いということになる。 木村:意外にいいんじゃないの? 池田:僕も、旧型モスラのスパッツを切った形は良いんじゃないかと思っている。 木村:キャンバーがついてしまうのでどうかな? 籾井:キャンバーはあまり関係ないかも。豊田でもそうだったし。 池田:ついてないに越したことはないけど、それほど大きな影響にならなかった。それよりも空力面や、コーナーリングスピードのメリットの方が大きかった。 籾井:スーパーモスラは、横転防止にもなった。 木村:ファラデーマジックは、白浜にスパッツにバラストを入れた低重心バラストを採用したけど、これで重心がぐっと下がって、意外によかった。 池田:あとは、ホンダエンジニアリングさんのオルカですね。 籾井:モータも小さくなるし。 木村:でも、フロントの20インチもつらい。 籾井:空力的には、前で膨らんでも、後ろで絞れば問題ない。 池田:基本的に視界の問題と、切れ角が大きくとれるという事かな。 籾井:いや、パンクですよ。どんなに速く走ろうと、パンクしちゃだめなんですよ。 池田:シングルウォールだけど14インチで32mm幅というリムを見つけたんだ。FさんやYさんにおくりました。 木村:来年は20インチでも、幅広リムでいかなくちゃならないか。 池田:20インチのリムは、39mmのを今台湾に発注している。 S:なんで池田さんが発注しているんですか?ZDP SHOPで売るんですか? 池田:そう、売っちゃう!100本発注済み! S:エーッ!?、そんなに!? 池田:1チーム5本買うんなら20チームだから、すぐ売れるでしょ。 S:リム発売の件は、オフレコですか? 池田:いや、某BBSに書いてあるので、オープンです。 木村:そういう情報を集めるのに、苦労している人が多い。 池田:でもBBSとか読めば、全部書いてあるじゃん。 木村:そうはいうけど、特にWEM関連のBBSは数が多すぎて、とても全部は見られませんよ。 池田:FAQの形でまとめた方が良いのかな? S:最近webmaster宛やshop宛にも、いろいろ質問がきますね。 池田:shop宛のメールはまだ良い方。電話はもっとすごいよ。 木村:それは商売的には『なります』と言わないと。 池田:えー、そんないい加減な。 木村:なるならないという点で言えば、なりますよ。 籾井:まあ、悪くはならないな。 S:でもその前にやることはいっぱいあるだろうに。 池田:たしかに5%は良くなるけど、20%は良くならないでしょ。 木村:でも、そういうチームはギヤ比も効率が良いところを外して走ったりしているのだから、全域で効率の高いアモルファス新型にかえれば記録がのびる。 池田:まあそうだけど、それ以前に、そういうチームは、ドライバーが電圧計を見てどれくらいバッテリーが残っているかわからないんだから。 木村:その点では、うちもだいぶ進化しました。2002年はドライバーが自分で考えるのが怖くて、全部ピット任せで走っていたのに、最近はピットと相談しながら走れるようになった。 池田:質問してくれる人には教えているんだけど、アマチュア無線の山岳運用のページがあって、そのページに鉛バッテリーの容量の話が詳しく書いてあるので、参考にしてもらっている。あとミツバさんのページを見てもらえばいいかな。 ・・・ この後も話は続きましたが、とりあえず乾杯ということで。
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