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BackNumber〜2010鈴鹿8-8耐第2ヒート |
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FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP DREAM CUPソーラーカーレース鈴鹿2010 オリンピア/ドリーム/チャレンジクラス 8時間耐久第2ヒート。スタート時は晴天だが、後半にかけて徐々に雲が多くなるという、,エネルギーマネージメント的に、なんとも悩ましいコンディション。
午前中の充電を終え、強い日差しの元、第2にヒートは13:00にスタート。総合トップ争いのOSUと芦屋大は、共に4'30前後のラップで、序盤から抜きつ抜かれつの展開。
CHALLENGEクラスは、レース序盤に上位勢に次々とアクシデント。まずは1周目、2コーナーでSUNLAKEがストップ。その後もパンクで予定外のピットインを強いられ大きく順位を落とす。昨日の遅れを追い上げたい柏会は、リヤタイヤのゆるみで2周目にピットイン。増し締めしてコースに復帰するが、これで12分のロス。そして紀北。左フロントの足回りの破損で、何とかピットまでは戻るが、修復不能でリタイヤとなってしまう。
レース中盤、上位勢で最初に動いたのは芦屋大。ペースが速いこの展開でタイヤに不安がある芦屋大は2ストップの戦略。レース開始1:30でピットインし、タイヤ交換のみでコース復帰。続いてNuon、こちらは前輪交換と義務のドライバを交代をしてコース復帰。その後、芦屋大はファーステストラップを連発して、ピットインによるロスタイムを取り戻し、OSUに並ぶ。OSUは、2時間を超えた次の周回で、ルーティンのピットイン。タイヤ交換とドライバー交代でコース復帰。
このまま終盤まで、レースは硬直すると思われた15時21分、バックストレートで、遅いバックマーカーに芦屋大が追突。車体の損傷はかすり傷程度だったが、フルブレーキングをした際に、前輪をバースト。
そのままピットに戻ろうとするが、ステアリングがきれずに、シケインのグラベルにはまる。そこでダメになったタイヤをドライバーが剥ぎ、ホイールだけで走行し、ピットへ帰還。タイヤとドライバーを交代してコースへ復帰するが、このアクシデントで、OSUに1Lapの差をつけられてしまう。
芦屋大は、この差を詰めるべく予選並みの3'59のタイムを出すが、OSUもペースを上げ応戦。その後芦屋大は、OSUよりもラップで10秒程度早いペースで、じわりじわりと差を詰めにかかる。
レース時間残り30分、コース上は雲が覆い始める。2台の差は約2分。芦屋大は再び4分を切るラップで迫るが、残り20分で、バッテリー切れでスローダウン、勝負あり。OSUは110周の記録で、2年連続優勝。混戦のCHALLENGEクラスでは、TeamMAXSPEEDが第2ヒートも征し、こちらも大会2連覇となった。(s)
OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス 8時間耐久結果
順位 |
No. |
クラス |
チーム名 |
車名 |
周回数 |
1 |
1 |
DREAM |
OSU 大阪産業大学 |
OSU model S' |
110 |
2 |
5 |
DREAM |
芦屋大学ソーラーカープロジェクト(A) |
芦屋 Sky Ace TIGA |
107 |
3 |
3 |
DREAM |
Nuon Solar Team |
Nuna5 |
105 |
4 |
12 |
DREAM |
AURORA VEHICLE ASSOCIATION |
AURORA 101 |
98 |
5 |
21 |
CHALLENGE |
Team MAXDPEED |
Flat Out |
89 |
7 |
26 |
CHALLENGE |
堺市立堺高等学校 科学部 |
SCIENCE710 |
89 |
6 |
25 |
CHALLENGE |
柏会 |
MUSASHI |
86 |
9 |
13 |
DREAM |
呉武田学園呉港高等学校 |
MUSOUSHIN |
86 |
8 |
28 |
CHALLENGE |
バカボンズ |
SCARBAEUS |
84 |
10 |
22 |
CHALLENGE |
Team SUNLAKE |
SUNLAKE EVO |
83 |
12 |
003 |
OLYMPIA |
芦屋大学ソーラーカープロジェクト(B) |
芦屋 Sky Ace QUAD |
82 |
ドリームクラス優勝:OSU大阪産業大学 村上さん
自分たちのペースを守って、トラブルなく走れたので良かったです。目標の周回数も達成できましたし。本当は晴れていれば115周狙いたかったのですが・・・。
でも無事優勝、二連覇できてよかったです。
ドリームクラス2位:芦屋大学ソーラープロジェクト(A):中川先生
残念なアクシデントでしたが、まあ、レースなので仕方ないですね。それまでは順調で作戦通りだったのですが。OSUさんはパナソニックの新型リチウムイオン電池を積んだそうですが、ウチもドライバーの野村が1年かけて良いバッテリーを探してきましたので、いい勝負ができていたのですが。また来年ですね。
チャレンジクラス優勝:MAXSPEED 林さん
もう、お腹一杯です。大変。プレシャー強いし。第1ヒートではバッテリ残量計の表示がおかしいトラブルはありましたが、第2ヒートでは特にトラブルなく順調でした。トラブルさえなければ、結構いけるもんですね。二連覇できて最高の気分です。さて、来年どうしよう。もう新しいネタはないですよ〜。(笑)
チャレンジクラス2位:堺市立堺高等学校 山田先生
甲羅干し(太陽電池による充電)の時間が、昨日の夜になって急に1時間増えたので作戦が狂いました。第1ヒートではバッテリを温存したので、MAXSPEEDとは同一周回ですが、3分差つけられていましたから。今日はその温存したバッテリを使って逆転する狙いでしたが、充電時間が延びたので、MAXSPEEDにはそのまま逃げ切られてしまいました。充電時間の変更さえ無ければもっと良い優勝争いが出来たのですけどね。MAXSPEEDは勝ち癖をを付けられたので、ここらで軽くシメとかんとアカンですね(笑)。(注:山田先生とMAXSPEEDは超仲良しです) |
関連リンク:
2010 Dream Cup ソーラーカーレース鈴鹿 http://www.dream-cup.com/
読売テレビ かんさい情報ネット Ten! http://www.ytv.co.jp/ten/sp/
8月1日(日)9:00、バッテリ解放が行われ太陽電池パネルよる最後のバッテリ充電が開始された。
Dream Cupソーラーカーレース鈴鹿の名物行事といえば、2日目午前中の第2ヒート前に行われるバッテリ充電。太陽光に向けて、ソーラーカーの太陽電池パネルが一斉に向きを合わせる。そんな中で、太陽電池を冷やそうとする人たちがいる。クール・ザ・太陽電池。地球が暖まらないようにするのと同じように?、太陽電池が暖まらないようにすることは大事なことなのだ。
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昨年はTokai Challengerの設計製作に手一杯で、鈴鹿はお休みをしましたが、ZDP池上が、今年もエンジニア的視点から注目ポイントをピックアップしてみました。
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