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今大会の注目は、やはりFIAオリンピアクラス。本大会が世界初登場となるこの新しい車体レギュレーションは、レーシングソーラーカー20年の歴史の中で、初めての大きなレギュレーション変更とも言える。レーシングソーラーカーの性能向上に伴い、安全面から大きな見直しが行われたこのレギュレーションは、空力と軽量化至上主義の車体設計を許していた、従来のレギュレーションとは、大きく思想が異なる。 レギュレーションについて公の発表と説明会が今年に入ってからと、十分な周知期間が無かった事もあり、本大会でのエントリー台数はわずか5台となってしまったが、このレギュレーションで果たしてソーラーカーレースが成立するのか、そして今後のソーラーカーレースの主流になる事ができるのか、と言う点に、ソーラーカーレースに関わるすべての者の注目が、集まっている。 ここ数年、パネルの性能差もあって、下馬評どおりの展開が続いてたドリームクラスのトップ争いだが、今年は少し状況が異なるようだ。表彰台には上がるが、なかなかその中央に立てないOSU大阪産業大学が、ついにトリプルジャンクションGaAs太陽電池を搭載。大会4連覇を目論む、芦屋大との一騎打ちに挑む。 ドリームクラスで海外から参加のオーロラと高雄応用科技大学は、WSC2007に出走した車両を持ち込み、上位入賞を目標とする。 昨年は、ファイナルラップのわずか17秒差の逆転で優勝が決まったチャレンジクラスは、今年も上位勢の実力が伯仲し、見応えのあるレースが期待される。オリンピアクラスの影響か、今年からドライバーの重量規制廃止によりバラストが無くなった事が、レースの結果にどのように影響するかも、興味深い。 公式車検の終了予定は14:00だったが、車検の列は今も続いている。明日明後日の大会期間中の天候は、基本晴れの予報だが、湿った空気が流れ込んでいる事から、午後は雷雨の可能性もある。 関連リンク:ソーラーカーレース鈴鹿2008 http://event.yomiuri.co.jp/2008/solarcar/ |
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