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鈴鹿2007 8耐第2ヒート 予想

2007/08/04 21:00


8時間耐久レースの第1ヒートが終了した。スタート直後の天気はよかったものの、途中からくもり始め、残り1時間のところで雨に見舞われるなど、ソーラーカーにとっては苦しい条件となった。レース後の夕日を利用した充電も思うように太陽電池が発電できなかったことから、どのチームもエネルギーマネジメントの台所事情は苦しいはずだ。そんな条件下で明日のレース展開を予想してみよう。

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鈴鹿2007 8耐第1ヒート 残り1時間で雨 2007/08/04 18:00



FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP DREAM CUPソーラーカーレース鈴鹿2007 ドリーム/チャレンジクラス 8時間耐久第1ヒート。

スタート1時間後、トップを走る、芦屋TIGAは、14周目でコース上のすべての車を周回遅れにし、4'30台のラップでさらにリードを広げる。

14:17、高雄応用科技大が、タイヤのチェックで予定外のピットイン。その後レース半ばとなるスタート2時間後の15時前後、上位チームは続々とピットインし、ドライバー交代を行う。 15:28、この時点で既に2位に3周差をつかている芦屋大TIGAもピットイン。ドライバー交代とタイヤ交換をすませ、ピットアウトしていった。

この頃から、上空の雲行きが怪しくなり始める。海からの雲は、徐々にコースを覆い、やがて日射を完全に遮る。各チームとも、1周のラップタイムを、それぞれプラス30秒程度落として様子見。

レース残り1時間、ついにコース上に雨がぱらつきはじめる。雨あしは徐々に強くなり路面が濡れ、16:08コースにオイルフラッグが提示。この時点でコース上は、タイヤが水しぶきを上げる完全なウェットコンディション。各車共さらにペースをダウンとなり、トップの芦屋大TIGAも、6'47までラップタイムを落とす
16:23、3位を走っていた高雄応用科技大は、ドライバー交代で3度目のピットイン。5分のタイムロスとなり、順位を下げる。

溝も無い細いスリックタイヤのソーラーカーで走るウェットの路面は、氷の上を走るようなもの。
呉港高がヘアピンで、Sunlakeが2コーナーで、次々にスピン。

レース残り30分、雨はやみ、芦屋大TIGA、再輝は6分前後、後続も6'30程度までペースを戻すが、コース上は水はけの良いところと悪いところでコンディションが異なる状態。


チェッカー直前、本日の締めくくりとしてCHALLENGEクラストップの柏会、総合トップの芦屋大までもが、スピン。

そして17:00、最後の1時間がやけに長く思えた第1ヒートのチェッカーフラッグが振られ、今日のレースが終わった。

DREAMクラスは、序盤のタイヤ交換と終盤の雨対策でピットインを繰り返した高雄応用科技大が、クラス4位となり、1位芦屋大TIGA、2位再輝とほぼ順当な並び順。CHALLENGEクラスは、1位から4位が同一周回、5,6位が1LAP遅れと、予想通りの大混戦。

車両保管後の充電が全く期待できない中、だめ押しの通り雨がパドックのソーラーカーに降り注ぐ。明日の予報は曇り時々晴れ。明日のバッテリー保管解除は10:00だが、スタートまでどの程度回復できるかが、鍵となる。(s)

DREAM/CHALLENGEクラス 8時間耐久レース 第1ヒート結果
順位 No. クラス チーム名 車名 Laps Delay
1 1 DREAM 芦屋大学ソーラーカーPJ(A) 芦屋 Sky Ace TIGA
45
4:05'03.614
2 2 DREAM 再輝 ENAX
42
3Laps
3 5 DREAM 東海大学チャレンジセンター TOKAI FALCON
41
4Laps
4 21 CHALLENGE 柏会 武蔵
40
5Laps
5 8 DREAM National Kaohsiung University
of Applied Sciences(台湾 高雄応用科技大)
Apollo-V
40

5Laps

6 3 DREAM 呉港高等学校 夢創心
40
5Laps
7 27 CHALLENGE 紀北工業高等学校生産技術部 紀北 SOLAR
40
5Laps
8 23 CHALLENGE 堺市立工業学校科学部 SCIENCE 707
40
5Laps
9 39 CHALLENGE 長野工業高校 BIG WAVE SONIC
40
5Laps
10 28 CHALLENGE Team MAXSPEED Flat Out
39
6Laps

関連リンク:ソーラーカーレース鈴鹿2007 http://event.yomiuri.co.jp/2007/solarcar/

鈴鹿2007 8耐第1ヒート 直前レポート 2007/08/04 14:30


公式予選となるタイムトライアルが終わり8月4日13:00、8時間耐久レース決勝第1ヒートが始まろうとしている。スタート直前はもっともナーバスな時間帯だけに、各チームともあまり多くを語ってくれない。それでも突撃インタービューを強行しました。

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鈴鹿2007 8耐第1ヒート スタート前コメント 2007/08/04 14:30

 
予選総合2位 芦屋大学ソーラーカーPJ(A)
スタートドライバーを務める三瀬さん
「スタートドライバーが長めにドライブする予定でしたが、予選でタイヤに若干トラブルがあったので、ドライバ交代のタイミングはまだ決めてません。(Q:ペース上げて交代までにバッテリ使い果たしちゃったら?)そんな事したら野村さん(1stドライバ)に殺されますよ。」
※注釈1ヒート4時間のレース中1回以上のドライバー交代が義務付けられている。
  予選総合3位(チャレンジクラス2位) 紀北工業高校
後半ドライブ予定の中岡先生

「スタートドライバーは若手で長めに乗ってもらいます。年寄りドライバにはしんどいですからね。」

 
予選総合6位(チャレンジクラス4位)
堺市立工業学校科学部
スタートドライバーを務める上田先生

「4時間の真ん中あたりで交代します。去年はがんばりすぎて脱水症状でダウンしてご迷惑おかけしました。ドライバーズブリーフィングの資料で正しい水分補給の方法もしっかり教えて頂いたので今年は大丈夫です。」
  予選総合8位(チャレンジクラス5位)
柏会 伊倉さん

「自慢の油圧可変界磁モータだったのですが急遽可動部分を固定しました。予選で大パワーで走ったらコジてしまったようで動きがシブくなってきたので安全策を取りました。高速仕様状態で固着してしまうとトルク不足で登坂できなくなってしまいますから。」

予選総合24位(チャレンジクラス16位)
昨年チャンレンジクラス4位の長野工業高校
佐藤先生

「この車も3年目なので。今年はキッチリと良い記録出したいですね。」

 

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