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8時間耐久レースの第1ヒートが終了した。スタート直後の天気はよかったものの、途中からくもり始め、残り1時間のところで雨に見舞われるなど、ソーラーカーにとっては苦しい条件となった。レース後の夕日を利用した充電も思うように太陽電池が発電できなかったことから、どのチームもエネルギーマネジメントの台所事情は苦しいはずだ。そんな条件下で明日のレース展開を予想してみよう。 明日の三重県の天気はtenki.jpによると「くもり時々晴れ」であるが鈴鹿市のピンポイントだと「くもり」。降水量の予測は0mmとなっている。降水確率的には午前中10%、午後40%となっている。あくまでも、天気予報が当たればということになるが、午前中に多少の充電は期待できるものの、バッテリを回復させるほどの発電は見込めないだろう。また、レース開始後も雲が覆い、とくに15時以降の時間帯では発電量は壊滅的な状況に陥るかもしれない。そのため、壮絶なサバイバル戦が展開されるのではないかとはK氏は予想する。 ところが、ZDP取材班の他のメンバーに意見を聞いてみると、S氏、I氏とも晴れると予想。楽観的か悲観的かでも解釈が分かれるようだ。ということで、明日の展開は1チームを除いて予想しにくい。 天気に関係なく首位を独走すると思われるのは芦屋大学。ここで難しいのが、2位以降の展開である。42周を走った2位の再輝は、例年パンクやスピンなどをやらかしてくれるので、果たしてこのまま最後までいけるのかという疑問もある。
3位の東海大学チャレンジセンターは41周となっていて、上位を伺いつつ下位からの追撃を受ける微妙な立場。5位の高雄応用科技大学、6位の呉港高等学校も40周であり、ここまででドリームクラスのトップ3は決まるだろう。発電量的に有利な高雄応用科技大学は車体性能的にはポジションをアップできる可能性がある。ただし、セカンドドライバーの技量不足など不安材料も多い。チーム再輝のような、セカンドドライバーを中継ぎに使う起用もあり得るか。なお、3人目のドライバーは実力は未知数。
3〜9位までの40周勢は、接戦となっており予断を許さない。大目に見て39周のMAXSPEEDとSunLakeまでが、表彰台を争うものと予想される。そこで、各チームを回ってバッテリ残量を探ってみることにした。ただし、三味線を弾く人しかいないのであまり当てにはならない。 まず、感触としてドリームクラスのチームは平均的にバッテリ残量に余力がありそうである。したがって、発電量、バッテリ容量ともに少なめのチャレンジクラスのソーラーカーにとっては、総合3位以内に入るのは上位陣のトラブルに頼る必要がありそうだ。 チャレンジクラスの中では、先行した柏会がバッテリ残量的に厳しそうな感じであり、終盤にペースを落とした堺市立工業高校、紀北工業高校に少しであるが余力が残されているように感じた。とくに堺市立工業高校は、もともとセーブ気味の戦略であったために、残量が若干多いのではないかと考えられる。一方、紀北工業高校は、曇天であればミシュランラジアルタイヤを投入する構えを見せる? 長野工業高校はペースが安定せず苦しそうな感じであった。Team MAXSPEEDは、いつものことながらよくわからない・・・。
という状況で、かなり変動が大きいのであるが、大胆に予想してみよう。(k)
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