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2016 Ene-1 GP SUZUKA、充電式単三電池パナソニック『eneloop』のスタンダードモデル40本のエネルギーで競うエコラン競技。 KV-40は、1周5.807kmの国際レーシングコースを3回走行したタイムの合計で競われる。今年の優勝は長野飯田OIDE長姫高校、二年ぶり2度目。2位チーム”ヨイショット”ミツバ、3位TeamEVF。 昨年優勝のTeamBIZONは、1回目にスピンでコースアウト。再スタートを切るが、この回のタイムが足を引っ張り上位に及ばず。04Ecorun/mkは、2回目のアタックで今回ベストの5'40を記録するが、3回目のアタックが電欠気味で記録が伸びず。ちーむSBRは、1回目横転でリタイヤ。 2輪のKV-BIKEは、東コース1周のタイムを競うタイムトライアルと、1時間の周回数を競うマラソン競技のポイント合計での勝負。今年は27台の出走。マラソン競技では、昨年優勝の(株)ミツバのミツバイクが昨年の8周を超えられず途中で停止。坂を押してゴールするという光景が見られたが、今年も両競技を制して三連覇で優勝となった。(s) 関連リンク:
FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP ソーラーカーレース鈴鹿、OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス、決勝5時間耐久レース。 今年の優勝は、オリンピアクラスのTeamREDZONE/FREEDAM。REDZONEは序盤からレースをリード。途中ルーティンのピットイン直後に、タイヤ交換後のホイール緩み確認の為の予定外の2度目のピットインで約1分のタイムロスとなり、OSUに47秒差まで迫られる。しかし、雲により日射の落ちてきた後半もペースを緩めず、むしろペースを上げ4'10のファストストラップを記録し、後続とのギャップを広げて独走。チェッカー前の最後の周回では、ついにOSUを周回遅れにして、70周の記録でチーム結成2年目にして念願の初優勝となった。 2位のドリームクラス:OSUも終始安定した走りを見せ、昨年大会の自身優勝時の記録を上回ったが、設計年次が古く速度領域の早い速度での勝負となったことや、レース後半の薄雲や雲の影響で、強い日射に恵まれなかったことから、REDZONEに追いつくことはできなかった。3位のドリームクラス:静岡ソーラーカークラブのFALCON。おそらく本大会現役最年長の、20年前の設計。 パネル出力が800W以下のチャレンジクラスでは、序盤から終始レースを支配したTeamMAXSPEEDが、昨年同様逃げ切るのかと思われた。しかしレース終盤になって紀北工業高校が、エネルギーの残量が厳しいMAXSPEEDをじわりじわりと追い抜き、昨年14秒差の僅差で負けた借りを返し、クラス優勝を果たした。 序盤一時総合3位のポジションを走っていたトルコイスタンブール大のSOCRATは、レース半ばにタイヤ交換でピットインするが、ホイールの脱着に手間取り、30分近いピットでの作業となり、総合上位争いからは脱落したが、終わってみればドリームクラス3位という結果になった。(s) OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス 決勝結果
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いやぁ、みんな元気かい? ここ最近は、ソーラーカー製作の都合で、2年に一度のペースで鈴鹿サーキットに来ています。昨年の今頃は車体にスコッチカルを貼っていたかなぁ・・・。今回も、書いた本人もびっくりの30枚の写真を使った大作で、エンジニア向けに濃い解説を行いますよ!!
FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP ソーラーカーレース鈴鹿2016二日目。 ソーラーカーレースの朝は早い。入門クラスの太陽電池パネルが480W以下のエンジョイクラス4時間耐久は、午前7時スタート。 序盤のトップ争いは、オープニングラップを制した和歌山大学ソーラーカープロジェクトと、昨日フリー走行中に白煙を上げ停止した、オリンパスRS。和歌山大は優勝を目指して今年太陽電池パネルを新調、オリンパスRSは電装系を新調して今年の大会に臨んだが、昨日はMPPTの絶縁不良に見舞われてしまった。その2台を窺うように、7連覇をもくろむ平塚工科高校がつける。この3台のラップタイムは、5分台前半。 4時間のレース半ば、各車続々と義務のドライバー交代を実施。この頃になるとトップ争いは、オリンパスRSと平塚工科の一騎打ちの様相。和歌山大学は2台のペースにはついて行けず、2LAPS遅れの3位集団の中。晴天で気温は高いが、湿度も高く、空の雲は昨日よりも多めで、時折その雲が日射を遮る天候。09:30頃、オリンパスがドライバー交代を実施しコースへ復帰すると両者の間隔は約30秒。数周のうちに、平塚工科はオリンパスをとらえると前に出るが、2台はつかず離れずの距離のまま、レース終盤を迎えた。 ENJOY I /IIクラス 決勝結果
一時は総合3位を走行していたJAGつくばソーラーカーチームが、残り30分でペースダウン。続いて2位を走行していたオリンパスRSも、まさかのペースダウン。終盤になってペースを上げ始めた和歌山大は、残り20分にオリンパスRSをオーバーテイクし同一周回へ。残り4分、デグナーでオリンパスをとらえ2位に浮上。 スタート4時間後、後続との距離をはかりながらペースを落としチェッカー提示を待っていた平塚工科が、最初にコントロールライン通過。和歌山大もペースを落とすこと無く、エンジョイクラス総合2位、エンジョイIIクラス優勝のチェッカーを受けた。(s)
FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP ソーラーカーレース鈴鹿2016初日。 今年も朝から天候に恵まれ、昼過ぎの気温は最寄りのアメダス観測点で35度に迫った。 昨年の本大会にて、鮮烈なデビューでポールポジションを奪ったオリンピアクラスのTEAM RED ZONE/FREEDAMは、今年も車体の様々な箇所を改良。昨年のタイムを7秒近く更新したオリンピアクラスのコースレコード:3'43のタイムを記録。
しかし、ライバルのドリームクラスのOSU/model'Sは、全日本F3選手権に参戦しているレーシングドライバー:三浦愛選手が、REDZONEを上回る3'36のタイムを叩き出し、今年のポールポジションをゲットした。 トルコのTEAM SOCRAT(イスタンブール大)は、海外から久々の参加。同チームは、トルコ国内で開催されていたサーキットレースでの優勝経験もあり、WSCやアブダビ大会へも出場しているトルコのトップチーム。しかし、総合3位のタイムは、ホワイトラインカットのペナルティをくらい削除され、幻の記録となった。 東海大学熊本ソーラーカーチームは、オリンピアクラスのカタマラン型新車で参加。4月の震災により、一時作業場の建物への入場が制限されていた影響もあり、車体製作が遅れ気味。車検も通っていないことから、フリー走行中も車体整備に追われ、出走ができずにタイムを残せていない。明日決勝レースについては再車検をパスし、出走が認められた。 エンジョイクラスのフリー走行では、例年決勝レースのトップ争いに絡んでくるオリンパスRSが白煙を上げ停止。最終的には、6位のタイムとなったが、トップのMTHS松工ソーラーカーチームとの差は10秒で、その間に5台が並んでいる。連覇を目指す平塚工科は4位。平塚工科と同様のコンセプトの車体のTeam宮工(宮崎工業高校)は、10位のタイム。 OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス フリー走行結果
ENJOY I /IIクラス フリー走行結果
明日8月6日の決勝レースは、エンジョイクラス4時間耐久が午前7時、オリンピア/ドリーム/チャレンジクラスの5時間耐久が、正午にスタートする。今のところ、明日の天候は本日同様晴れ。レース中の雨の心配も、ほとんど無い。決勝レースは、FRESH by AbemaTVで、朝06:30から生放送される予定。(s)
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