|
|||||||||||||
2013 Ene-1 GP SUZUKA。KV-40チャレンジは、充電式単三電池:EVOLTA40本をエネルギーとして、鈴鹿サーキット国際レーシングコース1周(5.807km)のタイム計測を3回実施。合計タイムが最も少ない者が勝者となる、EVエコランレース。 今年は75台がエントリー。本日の天候は、晴れ間も見られるが、昨日よりは風も弱く、空も曇りがちで、湿度が高く蒸し暑いコンディション。 計測1回目は、09:45開始。各車順々にコントロールライン手前からスタートし、ラップを計測。トップは、No.3アヒルエコパレーシング東郷6"11.824、昨年優勝のNo.6チーム”ヨイショット!”ミツバは、回生ブレーキをかけたタイミングでブレーカーが断。ブレーキディスクから火花を散らしながらハンドブレーキで減速というアクシデントに見舞われながらも、6'23.502のタイムで2位。3位No.41飯田OIDE長姫工高原動機部6'43.211、4位にNo.8ちーむSBR6'56.789。一昨年の初回大会優勝のNo.5四十雀は、2コーナー立ち上がりでスピンしストップ。再スタートを切るが、タイムロスで9'06.759の記録となり、優勝争いから早くも脱落。
計測3回目、日もだいぶ傾いてきた16時スタート。アヒルエコパレーシング東郷6'11.970、、MCJ68 6'27.677ちーむSBR6'43.7107、チーム”ヨイショット!”ミツバは今回もブレーカーが落ち、6'56.563。四十雀もブレーカが落ちてしまい11'23.415と振るわず。 以上3回のタイムを合計し、今年の総合優勝は、アヒルエコパレーシング東郷、2位チーム”ヨイショット!”ミツバ、3位ちーむSBRという結果になった。(s) 関連リンク:
FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP ソーラーカーレース鈴鹿2013。今年はレギュレーションの変更により、総合優勝を争うドリームクラスでは、これまでシリコン系と同面積の搭載が許されていた化合物系太陽電池の面積が半分に制限された。その為、共に化合物系太陽電池を搭載し長年ドリームクラス/総合優勝争いを繰り広げているOSUと芦屋大が、シリコン系に太陽電池に戻しての勝負となった。 ピット前にENJOYクラスの車両保管が残る12:00、5時間の耐久レースはスタートした。昨日ブレーキトラブルで納得のいくタイムを残せず5列目からのスタートとなった芦屋大TIGAは、1周目からプッシュ。フロントローからスタートしたOSUをかわし、最初にホームストレートに姿を現した。しかし、OSUもそのまま引くことは無く3Lap目には、逆転。その後も2台はテールtoノーズでのバトルを続け、レース序盤は、抜きつ抜かれつの展開が続いた。スタート時、MPPTのトラブルでグリッドに並べず、ピットに留まったままだった鈴鹿高専は、スタートから遅れるとこ25分後で、ピットからのスタートを切った。 スタートから1時間後、オリンピアクラスのトップを走っていた芦屋大Bチーム/Quadが、最終コーナーを抜けた後のホームストレートのど真ん中で、突然停止。止まった場所も危険で、ピットが近いこともあり、そのまま、オフィシャルにより手押しでピットまで搬送された。原因は、モータ側軸受けの破損。通常、搬送後のコースへの復帰は、レギュレーション上問題はあるが、今回はFIAの許可を得て、レースへと復帰した。このモーターの軸受けトラブルについては、レース終盤、同じオリンピアクラスの大阪工業大にも発生した。 レース開始2時間、上位4チームの性能が拮抗するチャレンジクラスでは柏会が、ドリームクラスではOSUが、それぞれペースをあげ、同クラスでのライバルとのマージンを築きにかかる。 チャレンジクラス2位のTeamMAXSPEEDは、レース開始後2時間30分で、ルーティンのピットインを行い、ドライバー交代のみでコースへ復帰するが、その直後にパンクに見舞われてしまう。予定外のピットインで、タイヤを交換しコースへ復帰するが、このアクシデントでさらにトップとの差が広がってしまう。 レーススタートから3時間後、OSUが、ルーティンのピットイン。ドライバー交代と前輪のみのタイヤ交換を実施。それまで築いたマージンにより、芦屋大TIGAにトップを譲ること無く、コースへ復帰。対する芦屋大TIGAは3輪でタイヤに厳しく、すでに1回のピットインを済ませているが、この後さらにもう1回のピットインを予定していた。 そのマージンを稼ぐため、芦屋大はペースを上げ、OSUとのギャップを7秒差までつめ、レース時間残り1時間で、2度目のピットイン。このピットインで、試走会から14kgの減量を達成した野村ドライバーへの交代と、3輪のタイヤ交換を実施し、最後の1時間での勝負のため、コースへと復帰していった。 その直後、チャレンジクラストップで後続に1LAP差をつけていた柏会が、ピットイン。シケインで他車と接触した際、モータコントローラを破損。シケインから惰性での帰還。ピット内に車を入れ、執念のモータコントローラを積み替えを実施し、再スタート。しかし、このトラブルにより優勝へ一歩リードから一転、優勝争いから脱落となってしまった。 残り時間が少なくなり、最後の駆け引きの時が訪れる。チャレンジクラスでは、それまで淡々と走り2位についていた、堺市立が猛ダッシュ。予選並みの4分台のラップタイムを出し、残り2LAPで40秒の差を詰め、ファイナルラップで余力を残していなかったTeamMAXSPEEDをかわし、15秒差でチャレンジクラストップでのチェッカーを受けた。 OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス 決勝結果
関連リンク:
FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP 『ソーラーカーレース鈴鹿2013』。太陽電池出力が480W以下の、ENJOYクラス決勝4時間耐久。 午前7時、北寄りの風が涼しく気持ちの良い晴天の下、4時間耐久レースがスタートとなるが、予選7位で例年上位争いに絡んでくる宇都宮工業高校がスタートできず。 4連覇を目指してフロントローからスタートした平塚工科高を、1-2コーナーでかわしたのは、地元三重県松阪工業高校。松阪工高は、そのままオープニングラップを奪う。それに続くのは千葉黎明高、STEP江東、平塚工高、立命館、オリンパス。上位は5'30を切るラップ。このまま上位に付いていくかと思われた立命館大は、2周目にピットイン。ハンドブレーキの故障でピットでの修理を余儀なくされ、これで大きく後退してしまう。 その後、平塚工科は、ラップタイムを5'10前後まで上げ、5ラップ目でトップへと浮上し、このままレースをリードする。 レース序盤平塚工科に近いペースを保ったのは、千葉黎明、オリンパス。STEP江東と松阪工高、平塚工高に似た車体形状のパンダさんは、それよりも少し遅い5'30弱のペースでそれに続く。 レース中盤、各車ドライバー交代のルーティンのピットインを実施。各チームドライバー交代が終わった時点で、STEP江東は3位に浮上。このポジションを最後まで守りきりたいが、ドライバーローテーションの都合で、他車と比べて1回多いピットインを残していた。 レース時間残り1時間、STEP江東が2回目のピットインしドライバー交代を実施。パンダサンの直後4位の位置でコースに復帰するが、その直後、STEP江東はアクシデントにより3回目のピットインをすることに。この予定外のピットインで、後半に順位を上げてきていたJAGつくばにもかわされ、5位に後退してしまう。 レース時間残り30分、トップを走る平塚工科と2位オリンパスの差は1分弱、お互いタイムを微妙に上げ下させながら、腹の探り合い。天候はスタートの頃と比較して、空には日差しを和らげる程度の雲が漂う状況。 残り20分で、パンダサンが右フロントタイヤのパンクで、スローダウン。ピットインしタイヤ交換を実施しコースに復帰するが、バッテリー残量も、他のタイヤも厳しい状況。STEP江東は、これをかわしては4位に浮上するが、エネルギーマネージメント的にはこちらも厳しい状況で、結局、これ以上の追い上げはできずに、スタート4時間後の、最初のチェッカーを受けた。 優勝はペースを上げ、チェッカー提示6秒前に、46周目に突入した平塚工科高校 社会部、ENJOYクラス4連覇を達成。2位オリンパスRS(45周)、3位JAGつくばソーラーカーチーム(43周)は、新車でチーム初の表彰台となった。(s)
FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP ソーラーカーレース鈴鹿2013(主催:(株)モビリティランド・JAF コース:鈴鹿サーキット国際レーシングコース フルコース/5.807km)。合計61台のソーラーカーが、大会初日の今日、公式車検とフリー走行に臨んだ。 午前中行われた公式車検では、今シーズン義務化された、第一(フロント)ロールバーがクリアできない車両が続出。急遽ロールバーの追加を行う等、対応に追われた。 午後に行われたフリー走行は、オリンピア・ドリーム・チャレンジクラスと、エンジョイクラスに分かれて、それぞ90分間のセッションが行われた。このセッション中の最速タイム順に、明日のスターティンググリッドが決定する。 オリンピア・ドリーム・チャレンジクラスを征したのは、昨年ポールを獲得した自身のタイムを4秒更新したOSU大阪産業大学/OSU modelS'(3'32.100)。本戦では毎年一騎打ちとなり、今年はポール奪回を目指していた芦屋大学ソーラーカープロジェクト(A)/Sky Ace TIGAは、予選スペシャルのモータを用意しこのフリー走行に臨んだが、フロントブレーキの故障(ディスクゆがみ)で、デグナーでオーバーラン。修理のためピットに戻るが、フリー走行終了までにコースに復帰することができず、モーターの実力を発揮できぬまま、フリー走行を終えた。 エンジョイクラスでは、4時間耐久レース3連覇中の平塚工科高校社会部/平工社会部コンセプトを押さえて、参戦3年目のSTEP江東/えこっくる002号が、4'42.030のタイムでポールポジションを獲得した。 明日の決勝レースは、エンジョイクラス4時間耐久が07:00スタート、オリンピア・ドリーム・チャレンジクラス決勝5時間耐久が正午12:00スタートとなる。明日の天候は、本日に引き続き、晴天の見込みで、今のところ雷雨の心配も少ない。(s) OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス フリー走行結果
ENJOY I /IIクラス フリー走行結果
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|