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2017 Ene-1 GP SUZUKA、充電式単三電池パナソニック『eneloop』のスタンダードモデル40本のエネルギーで競う、エコラン競技。 おなじみの3輪エコラン車両による競技のKV-40は、1周5.807kmの国際レーシングコースを3回走行したタイムの合計がもっとも少ないチームが勝者となる。今年の優勝は長野県飯田OIDE長姫高校、2年連続3度目。 2輪の自転車タイプによる競技:KV-BIKE チャレンジは、ONE LAPタイムアタックと1時間ロングディスタンス競技の合計ポイントで争われる。タイムアタック優勝、ロングディスタンス2位のミツバイクが、3連覇を達成。(s) 関連リンク:
午前中のENJOYクラスレース終了後は、雨が降ることも無く、雲の切れ間からは少しだけ青空も見え始めた鈴鹿の空。OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス 5時間耐久決勝レースは、路面ドライのコンディションで正午にスタートした。 スタート直前、スターティンググリッドのフロントローに車体を並べていたTEAM RED ZONEは、突如車両をピットまで押し戻した。スタート前の操作時に、補機類のヒューズが切れた為、ピットで修復作業を実施。約3分のロスで、TEAM RED ZONEはピットから最後尾からレースをスタートした。 序盤、4分台半ばのラップタイムを刻むのは、TEAM RED ZONEとOSU大阪産業大学。静岡ソーラーカークラブ、呉港高等学校、芦屋大学ソーラーカープロジェクト、名古屋工業大学ソーラーカープロジェクト、アステカ・レーシングは、それよりも少し遅い5分前後のタイム。OSU大阪産業大学よりも若干早いタイムを出し続けているTEAM RED ZONEは、スタート40分後には、最後尾から2位まで浮上。そして、スタート1時間30分頃、18周目でOSUを捕らえて、ラップリーダーとなった。 各車ルーティンのドライバー交代をするレース半ばになると、雲が切れ始め、時折強い夏の日射しがコースに射し始めた。 レース中盤の上位争いは特に動きも無く、淡々と時間が過ぎていったが、レース時間残り1時間の終盤になって、TEAM RED ZONEはでパンクに見舞われ、予定外のピットイン。さらに残り20分で、ヘアピンを立ち上がったところで、モータコントローラの停止による失速。コントローラを再起動し再スタート後、再び緊急ピットインするが、特に作業をせずにコースへと復帰。このひやりとする場面はあったが、TEAM RED ZONEは既にOSUに2LAP以上のマージンがあり、トップを守り続けた。 終盤に回復した日射の影響もありエネルギーマネージメント的には全く問題無く、TEAM RED ZONEはチェッカー掲示直前に、その日のファステストラップとほぼ同じ4'10台のタイムで、コントロールラインを通過。昨年の70周には及ばなかったが66周の記録で、大会2連覇を果たした。(s) OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス 決勝結果
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FIA Electric & New Energy Championship ソーラーカーレース鈴鹿2017、ENJOYクラス4時間耐久決勝レース。路面にウェットパッチが残る曇天の状況で、午前7時にレースはスタートした。 レース序盤、先頭集団は平塚工科高校社会部、和歌山大ソーラーカープロジェクト、MTHS松工、Team宮工が、5分台のラップタイムで僅差のトップ争い。それに続くのは、オリンパスRS、JAGつくばソーラーカーチーム、開成工業、布施工科高校省エネルギ自動車研究部、STEP江東、TEAM SULAKE。 ENJOY I /IIクラス 決勝結果
厚い雲でほとんど発電が無い状況の中、スタートから1時間30分が経過した頃、遂にコースに雨が降り始める。トップ争いをしているチームも雨に足をすくわれ、続々とスピン。平塚工科高校社会部もS字でスピン。その後も10分程度再スタートができず、これで順位を大きく落としてしまう。 雨の降る中、トップへ立ったのは、オリンパスRS。それとほぼ同じペースの6分台前半のペースで追いかける、和歌山大ソーラーカープロジェクト。その後続達は、2台よりも1周あたり30秒から1分以上遅いペースで、徐々に引き離されていった。 レース後半は、雨が降ったり止んだりを繰り返すコンディション。レース残り1時間を切った終盤、太陽電池からのある程度の発電をあてにしていた車が続々とスローダウンする中、オリンパスRSは、ひとり5分台のラップタイムで独走。41周の記録で優勝のチェッカーを受けた。8連覇を目指していた平塚工科高校社会は、スクリーンの視界とバッテリー残量が厳しくペースが上がらず一時130Rに車を止め、再出発後にチェッカーを受けた。(s)
FIA Electric & New Energy Championship ソーラーカーレース鈴鹿2017。Formula-Eや、F1,WECの回生機構のように、電気をエネルギー源としたレースが普及したことにより、今年からこの大会の正式名称も、少し変更された。 朝方、鈴鹿は雨が降ったり止んだりする気候で路面が雨に濡れていたが、午後のスタートまでには路面はドライへ。雲は厚めだが、時折青空から日射しもさすコンディションで、フリー走行は行われた。 昨年からは改訂の無い今年の車両レギュレーションだが、車体に搭載可能なリチウム・イオン電池は、2015年ドリームクラス仕様のOSU大阪産業大学 / OSU model S'の17kgに対して、昨年初の総合優勝となったTEAM RED ZONE/freedomが準拠している2016-17年オリンピアクラスは、22kgが搭載可能。曇天の場合、太陽電池の発電性能が勝っていたとしても、太陽電池による絶対的な発電量の差が少なくなる為、数時間レベルのレースでは、蓄電池の容量が多い方が有利と考えられる。 注目の今年の新車は、昨年度秋田を含めたバッテリーエコランレース:WEMGP戦を制したPROJECT MONOが、2017年仕様のドリームクラスレギュレーション準拠の新車: MONO-S。車体形状はENJOYクラスで連覇を続ける平塚工科高校と似た空力重視のコンセプトに、シリコン系よりも高効率のトリプルジャンクション化合物太陽電池を搭載(ただし搭載可能面積はシリコン系の半分の3平米)。さらに2017年仕様のドリームクラスレギュレーションの盲点を突き、搭載しているリチウム・イオン電池は、オリンピアクラスのfreedomと同等の22kgを搭載しているとのこと。 各クラスの今日のフリー走行上位結果は、以下の通り。ENJOYクラスのオリンパスRSは、コースレコード。 OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス フリー走行結果
ENJOY I /IIクラス フリー走行結果
本日のフリー走行の順でグリッドに整列し、明日の決勝レースはスタートする。
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