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2015 Ene-1 GP SUZUKA、充電式単三電池40本のエネルギーで競う、エコラン競技。 KV-40は、フルコース1周を3回走行したタイムの合計で競われる。優勝はTeamBIZON。2011年初代チャンピオンの4年ぶりの優勝。今回は、モーターの巻き線を直してのリベンジだった。2位には昨年優勝の長野飯田OIDE長姫高校。3位は3回目にトップタイムを記録した2013年優勝のアヒルエコパレーシング東郷。チーム”ヨイショット”ミツバは、初回にシケインでパンク。ちーむSBRは、3回目途中で電欠。参加全車両中、3回完走は36台、完走率42%。 昨年から正式競技となった2輪のKV-BIKEは、ヘルメットにつなぎ姿のライダーが、自転車の上で前方投影面積を最小にする体制で乗るというシュールな光景が印象的な競技。東コースにて、1周のタイムを競うタイムトライアルと1時間の周回数を競うマラソン競技のポイント合計での勝負。(株)ミツバのミツバイクが、両競技トップで二連覇となった。(s) 関連リンク:
FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP ソーラーカーレース鈴鹿2015、OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス5時間耐久。 決勝レースは炎天下の12時にスタート。シェイクダウンとなった昨日のフリー走行で、トップタイムを記録し今日のポールポジションを取ったTEAM RED ZONEは、グリッドイン中に過電圧の上昇でモータ保護回路が動作。解除に手間取り、安全策でピットへ車両を押し戻し、ピットからのスタートとなった。 オープニングラップで、OSUは4'30を切るラップでコントロールラインを通過。TEAM RED ZONEも2ラップ目に4'15のタイムで追い上げ、ホームストレートでは、OSUの背後10秒差の位置まで追い上げた。 レース開始28分、6周を終えたところで、TEAM RED ZONEがピットイン。タイヤ周りを確認後、特にタイヤ交換等はせずに、コースへと復帰。この頃には、各車今日のペースが定まってきて、OSUとTEAM RED ZONEが、4'30程度、その後には、5分前後のタイムで、オリンピアクラスの名古屋工業と芦屋大、ドリームクラスの静岡ソーラーカークラブとJTEKT、チャレンジクラスのMAXSPEED/紀北/柏会とクラス別に並び、同一周回で、それぞれが淡々と周回を重ねていった。 レース半ばのスタート後2時間30分、TEAM RED ZONEがピットイン。ドライバー交代のみで、2位のポジションのままコースへ復帰。その後、ペースアップ。4'0台のラップを連発。1周あたり約15秒ずつ間隔を詰め、ドライバー交代を先延ばしにしているOSUとドライバー交代のタイミングで追いつこうという戦略か。 3時間が経過し、OSUがピットイン。三浦愛選手から、兄:純選手に交代。このタイミングで、フロント2輪のタイヤ交換を実施するが、わずか停止時間44秒で、トップのポジションのままコースへ復帰。2台の差は、1LAP弱。 このままレース終盤までトップの2台は走り続けるのかと思いきや、TEAM RED ZONEはこの直後に、3度目のピットイン、タイヤ交代とドライバー交代を実施するが、右フロントがなかなか外れずタイムロス。ドライバーも脱水症状で、メディカルサポートを受けた。参考までに、本日のアメダス亀山観測点の午後2-3時の気温は、昨日よりも2度以上高い37度台を記録していた。TEAM RED ZONEは、その後も、左後輪のモータ軸の緩みで4度目のピットインを余儀なくされた。 対するOSUも、残り55分でピットイン。デグナーで堺市立とOSUが接触した影響を確認するため、カウルを外し、全輪のタイヤ・サスペンションをチェック。この点検にかなりの時間を費やしたが、後続との間隔は十分にあり、トップのままでコースへと復帰。結局OSUは、一度も他車に前を走らせること無く5時間で66周を走り、大会4連覇のチェッカーを受けた。総合2位は、デビュー戦でオリンピアクラスを征したTEAM RED ZONE(63周)、3位オリンピアクラスの芦屋大ソーラーカープロジェクトMONO(63周)。 チャレンジクラスのトップ争いは、序盤からの順位がそのままの結果となり、今年はセルをSunpowerに新調したMAXPEEDが総合6位(59周)でクラス優勝。続いて、わずか14秒及ばなかった紀北(総合7位:59周)、柏会(58周)の順。堺市立は序盤の遅れが挽回できず、また、残り15分で右フロントタイヤのパンクにも見舞われ、OSUとの接触もあり、今年はついていない結果となった。 本日のレースの模様は、8/8(土)11:00〜15:00 スカパー!Ch.609 EXスポーツ にて、『2015ソーラーカーレース鈴鹿』として放映が予定されている。(s) OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス 決勝結果
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FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP ソーラーカーレース鈴鹿2015。ENJOYクラス4時間耐久決勝レース。朝の空気がすがすがしい午前7時に、快晴の下、スタート。 レース前半、平塚工科、開成、立命館、オリンパスのトップ集団が、5'20台のタイムでトップ集団を形成。松工、JAGつくば、STEP江東がそれに続く。 その後、ピットインや多少のペース調整で、若干の順位変動は見られるが、先頭集団は変わらず。レース終盤まで、この4台が同一周回。天候も変わらず、晴れ。風もほとんど無く、気温は昨日と同じ35度を目指して、ぐんぐんと上がっていった。 レース終盤、残り1時間、上位勢で最後にルーティンのピットインをした開成は、このピットインで、トップのオリンパスに2分以上の差をつけられてしまう。さらにその後は、電欠でペースダウンとなり、先頭集団から後退。6連覇を狙い、この時点でトップのオリンパスと1分以上の差で2位につけていた平塚工科は、ここでペースをアップ。オリンパスよりも1周あたり10-20秒程度早いタイムにペースを上げ、ギャップを詰めにかかる。これに対して、オリンパスはペースを上げて対抗できず、1周毎にその差が徐々に詰まっていく。 残り30分、40周を走り終えた平塚工科は、ついにオリンパスをとらえ、トップへ浮上。そのままのペースをキープし続け、4時間後のチェッカーを受け、6連覇を達成した。オリンパスRSは、同一周回で2位。3位には、レース後半タイムを落とし始める上位勢を、平塚工科並のタイムでかわして浮上したTeam MIYAKOU(宮崎工業高校)が、これまでのドリームクラスからエンジョイクラス転向で、初の表彰台となった。(s)
FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP ソーラーカーレース鈴鹿2015が、開幕。本日の鈴鹿は、朝から30度を超え、昼頃には35度オーバーの熱中症も心配されるほどの、晴天。午前中の公式車検に続き、午後には明日のスターティンググリッドを決定するフリー走行(予選)が、行われた。 今回の注目は、主要メンバーが芦屋大学ソーラーカープロジェクトから袂を分かち、プライベーターとして活動を始めたTEAM RED ZONE。その名もFREEDOMという車名のカタマラン(双胴)型のニューマシンにて、今回初参戦。車検ではブレーキテストに手こずってはいたものの、まだカッティングシートも貼られていない車体のクオリティは高く、設計は立命館大OB、ドライバーも芦屋大のドライバーとして長年コースを走っている経験者。OSUと毎年優勝争いをするドリームクラスの芦屋大TIGAのエントリーが無く、トップ争いは退屈になるかと思われていた今年の大会だったが、この思わぬ伏兵が、このフリー走行でOSUをかわして3'50.047のトップタイムを記録。明日の本戦では、特に今日のような晴天の状況で、発電の多いドリームクラスのOSUと互角に戦うのは難しいが、オリンピアクラスの優勝争いは、古巣の昨年オリンピアクラス優勝の芦屋大、同準優勝の名古屋工業大学等との勝負が期待される。 続いて行われたエンジョイクラスでは、クラス六連覇を目指す平塚工科高校 社会部が、1時間30分のフリー走行最後に、4'32.330でトップタイムをマークし、王者の貫禄を見せつけた。 OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス フリー走行結果
ENJOY I /IIクラス フリー走行結果
明日の決勝は、エンジョイクラスの4時間耐久が、午前7時、オリンピア/ドリーム/チャレンジクラスの5時間耐久が、正午にスタート。決勝レースは、JAFがUstream中継を行う予定。(s) 関連リンク:
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