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東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクト・ソーラーカーチーム(東海大学ソーラーカーチーム)は、2015年10月18日から開催される豪縦断ソーラーカーレース:ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(Bridgestone World Solar Challenge 2015)に出場する、新型Tokai Challenger(2015)を公開した。 2015年仕様のTokai Challengerは、2013年に同様空力面で有利となるカタマラン(双胴)型を継承。サスペンションは従来のダブルウィッシュボーン式からリーディング・トレーリングスイングアーム形式に変更。ボディーの薄型化や流体シミュレーションによる形状の最適化ににより、空力性能を大幅に向上させた。 太陽電池は、本大会も参加車両中唯一供給のパナソニック太陽電池HITモジュールを搭載(太陽電池HITの詳細については2011年大会事前情報参照)。HIT太陽電池は、従来のセルと比較して高温時の発電に優れていて、今回モジュールでの変換効率は23.2%に向上。タイヤは、従来のミシュラン製から、大会スポンサーでもあるブリヂストン製となり、MPPTは鈴鹿のレース等で実績のある、ソーラーカーチーム柏会製の超小型昇圧型に変更された。 東海大学ソーラーカーチームは、この新型Tokai ChallangerでWSC総合優勝:王座奪還を目指す。 表:Tokai Challnger 2015 vs 2013諸元比較
車体は、国内でのテストランの後、9月9日にオーストラリアへ空輸。10月13日から車検及びヒドゥンバレーサキーットでの公式予選が行われ、本戦は、10月18日(日曜日)に、ダーウィンをスタートし、3000km彼方のアデレードを目指す。(s) 関連リンク:
2015WEMGP第3戦:2015 World E.V. Challenge in SUGO決勝レース。 タイムスケジュール通りの10時30分に、2時間の決勝レースはスタートした。 スタート時の天候は小雨、路面はウェット。昨日ドライコンディションで行われた公式練習で4'03.547のラップタイムでポールポジションを獲得したPROJECT MONO◇TTDC/MONO-Fが、今年のこれまでのWEMGP戦2戦を制した勢いのままリードするかと思いきや、2周目でスピン。トップの座を、first step AISIN AW/つばさ54号に明け渡す。その2台に続くのは、昨日2位タイムのチーム”ヨイショット!”ミツバ/ULTIMATE TESLA'15。この3台は、5分前後のラップタイムで、序盤よりレースをリードする。 スタートから30分が経過した頃、ついに雨が止む。ところが、2位で8周目走行していたMONO-Fは、右前輪パンクでピットイン。タイヤ交換を実施するが、これで約1周程度のタイムロスに。その後も、スクリーンの曇り止めでピットインしている最中に左前輪、レース終盤には後輪パンクと、本日3回のパンク。これらのタイムロスで表彰台に届かず、ついていない週末となった。 雨の上がった菅生を制したのは、first step AISIN AW/つばさ54号。レース終盤、ホームストレート手前でパンクで車を止めるが、このレースでは規定人数でのコース上での作業が許されるため、ピットから走って駆けつけたメンバーによるパンク修理でコースへ復帰。2時間で20周を走り、2位に2周の差をつけての優勝となった。 2位には、、チーム”ヨイショット!”ミツバ/ULTIMATE TESLA'15。途中、スクリーンの曇りで何度かピットインし、さらにレース終盤はこちらもパンクに見舞われるが、同じくコース上の修理で復帰し、最後には4'24の本戦ファステストラップで逆転の2位。 5月の大潟村の悪夢再び、昨日の公式練習後にコントローラの不調で埼玉に戻り修理で復活したTeam ENDLESS/リボンGo!は悪天候に強く、今回も上位勢が軒並みトラブルに見舞われる中、終盤には順位を2位まで上げたが、唯一ピットとの連絡用の携帯電話が不調となり、終盤のピットからのペース指示ができず、最後ミツバに逆転を許しての3位となった。 WEMGP戦の今シーズンチャンピオンは今回では決まらず、MONO-F、ミツバ/ULTIMATE TESLA、AISIN AW/つばさの三つ巴で、次戦に持ち越しとなった。次回WEMGP最終戦:2015NATS EV競技会は、11月7日(土)に千葉県成田NATSサーキットにて開催される。(s) 関連リンク:
8月8日〜12日に、秋田県大潟村ソーラースポーツラインにて、ワールド・グリーン・チャレンジ(旧WSR&JISFC)が開催された。台風11号接近の悪天候により競技の中止・短縮があった昨年と比べ、今年は晴天に恵まれた。 2年ぶりの開催となったソーラーバイシクル部門のマラソン競技(人力有りのカテゴリーA/B)では、Spirt of Tamagawa IIが初優勝。耐久ラリー総合(人力無しカテゴリSのミニソーラーカー)では、ブルーインパルス 15-Aが優勝した。 ソーラーカー部門(出走8台)・グリーンフリート部門(同3台)では、KAIT WSC Project/KAIT Spiritが31周の記録で初の総合優勝。昨年同部門優勝の工学院大や、KITソーラーカープロジェクトは、10月に控えたWSC出場準備もあり、今年は欠場。(s) 関連リンク:
2015WEMGP第2戦となる2015全日本EVシングルシーター・エコランGPレース第1戦が、袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催された。 午前9時から行われたEVシングルシーターの公式予選では、雨は上がったものの路面はウェット。細いタイヤのエコランカーには厳しい状況で、スピンする車が続出。続いて行われたEVクラスでの予選では、BMWi3やリーフも、ウェットの路面に足をすくわれクラッシュ。雨雲レーダー上は、まとまった雨域は過ぎたように見えるが、風もほとんど無く路面の乾きが遅い。このように今後の路面状況が見極めにくい状況下で、各チームが決勝レースに選択したタイヤが、今日の勝敗に影響を与えた。 午前11時15分から2時間で行われた決勝レースでは、序盤少しだけ雨がぱらついた事もあったが、結局路面は完全なドライコンディションに。優勝はPROJECT MONO◇TTDC/MONO-F。後輪のみレインタイヤを選択し、ポールポジションから独走。残り10分で2位を1ラップするだけでは飽き足らず、最終的にはチェッカーのタイミングで後続にさらにもう1周の差をつけ、今年のGP戦2勝目。 WEMGP次戦は2015電気自動車エコラン競技大会。GP戦で最も高低差の大きいスポーツランドSUGOで、8月22-23日に開催される 。(s) 関連リンク: |
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