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 BackNumber〜2015夏1

2015年仕様 Tokai Challenger、公開 2015/08/27 18:00

東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクト・ソーラーカーチーム(東海大学ソーラーカーチーム)は、2015年10月18日から開催される豪縦断ソーラーカーレース:ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(Bridgestone World Solar Challenge 2015)に出場する、新型Tokai Challenger(2015)を公開した。

2015年仕様のTokai Challengerは、2013年に同様空力面で有利となるカタマラン(双胴)型を継承。サスペンションは従来のダブルウィッシュボーン式からリーディング・トレーリングスイングアーム形式に変更。ボディーの薄型化や流体シミュレーションによる形状の最適化ににより、空力性能を大幅に向上させた。

太陽電池は、本大会も参加車両中唯一供給のパナソニック太陽電池HITモジュールを搭載(太陽電池HITの詳細については2011年大会事前情報参照)。HIT太陽電池は、従来のセルと比較して高温時の発電に優れていて、今回モジュールでの変換効率は23.2%に向上。タイヤは、従来のミシュラン製から、大会スポンサーでもあるブリヂストン製となり、MPPTは鈴鹿のレース等で実績のある、ソーラーカーチーム柏会製の超小型昇圧型に変更された。

東海大学ソーラーカーチームは、この新型Tokai ChallangerでWSC総合優勝:王座奪還を目指す。

表:Tokai Challnger 2015 vs 2013諸元比較
  2015年仕様 2013年仕様
全長 4494 mm 4495 mm
全幅 1795 mm 1795 mm
全高 1008 mm 1008 mm
重量 160 kg (推定) 149 kg
トレッド 1200 mm 1166 mm
ホイールベース 1900 mm 2039 mm
最高速度 150 km/h(理論値) 150 km/h(理論値)
平均速度 90 km/h 85 km/h
ブレーキ
(フロント)
油圧ディスク 油圧ディスク
ブレーキ
(リヤ)
油圧ディスク&回生 油圧ディスク&回生
太陽電池 パナソニック太陽電HIT池6m2
変換効率23.2% 1.39kW
パナソニックHIT太陽電池6m2
変換効率22.5% 1.35kW
MPPT 柏会 昇降圧型 変換効率98% 16系統 昇圧型 変換効率98.5%(代表値)
バッテリ パナソニック リチウムイオン電池
NCR18650円筒型 20kg
パナソニック リチウムイオン電池
NCR18650B 5.2kWh
モータ ミツバ ブラシレスDC DDモータ
変換効率98%
ミツバ ブラシレスDC DDモータ
変換効率98%以上
ボディ 炭素繊維強化プラスチック
(CFRP) モノコック
炭素繊維強化プラスチック
(CFRP) モノコック
タイヤ BRIDGESTONE ECOPIA with ologic 95/80 R16 4本 MICHELIN Radial X 95/80 R16 4本
ホイール Toray Carbon Magic製
16インチCFRP
Toray Carbon Magic製
16インチCFRP


車体は、国内でのテストランの後、9月9日にオーストラリアへ空輸。10月13日から車検及びヒドゥンバレーサキーットでの公式予選が行われ、本戦は、10月18日(日曜日)に、ダーウィンをスタートし、3000km彼方のアデレードを目指す。(s)

関連リンク:
ソーラーカーレースでV目指す 東海大が最新車両公開:朝日新聞デジタル
世界最大級のソーラーカーレース「World Solar Challenge 2015」に参戦する東海大学ソーラーカーチームをパナソニックが支援 | Panasonic Newsroom Japan
世界最大級のソーラーカーレース「World Solar Challenge 2015」に参戦する東海大学ソーラーカーチームをパナソニックが支援 - PR TIMES
世界最大級のソーラーカーレース「World Solar Challenge 2015」に参戦する東海大学ソーラーカーチームをパナソニックが支援 : ニュースリリース : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
ソーラーカーレース参戦の大学チームへ車軸支持用セラミック軸受提供 - ジェイテクト
パナソニック、世界最大級のソーラーカーレースに参戦する東海大学チームを支援 | レスポンス
電気自動車:パナソニックの太陽電池は世界に勝てるか、ソーラーカー世界大会の出場校を支援 - スマートジャパン
東海大学、「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ 2015」でトロフィー奪還を目指す - Car Watch
東海大学 ライトパワープロジェクト ソーラーカーチーム WSC特設サイト
ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ 大会公式サイト
ソーラーカーによる国際レースに冠スポンサーとして協賛 - ブリヂストン
東海大学 木村研究室

 2015WEMGP 第3戦 World E.V. Challenge in SUGO 2015/08/23 21:00

2015WEMGP第3戦:2015 World E.V. Challenge in SUGO決勝レース。 タイムスケジュール通りの10時30分に、2時間の決勝レースはスタートした。

スタート時の天候は小雨、路面はウェット。昨日ドライコンディションで行われた公式練習で4'03.547のラップタイムでポールポジションを獲得したPROJECT MONO◇TTDC/MONO-Fが、今年のこれまでのWEMGP戦2戦を制した勢いのままリードするかと思いきや、2周目でスピン。トップの座を、first step AISIN AW/つばさ54号に明け渡す。その2台に続くのは、昨日2位タイムのチーム”ヨイショット!”ミツバ/ULTIMATE TESLA'15。この3台は、5分前後のラップタイムで、序盤よりレースをリードする。

スタートから30分が経過した頃、ついに雨が止む。ところが、2位で8周目走行していたMONO-Fは、右前輪パンクでピットイン。タイヤ交換を実施するが、これで約1周程度のタイムロスに。その後も、スクリーンの曇り止めでピットインしている最中に左前輪、レース終盤には後輪パンクと、本日3回のパンク。これらのタイムロスで表彰台に届かず、ついていない週末となった。

雨の上がった菅生を制したのは、first step AISIN AW/つばさ54号。レース終盤、ホームストレート手前でパンクで車を止めるが、このレースでは規定人数でのコース上での作業が許されるため、ピットから走って駆けつけたメンバーによるパンク修理でコースへ復帰。2時間で20周を走り、2位に2周の差をつけての優勝となった。

2位には、、チーム”ヨイショット!”ミツバ/ULTIMATE TESLA'15。途中、スクリーンの曇りで何度かピットインし、さらにレース終盤はこちらもパンクに見舞われるが、同じくコース上の修理で復帰し、最後には4'24の本戦ファステストラップで逆転の2位。

5月の大潟村の悪夢再び、昨日の公式練習後にコントローラの不調で埼玉に戻り修理で復活したTeam ENDLESS/リボンGo!は悪天候に強く、今回も上位勢が軒並みトラブルに見舞われる中、終盤には順位を2位まで上げたが、唯一ピットとの連絡用の携帯電話が不調となり、終盤のピットからのペース指示ができず、最後ミツバに逆転を許しての3位となった。

WEMGP戦の今シーズンチャンピオンは今回では決まらず、MONO-F、ミツバ/ULTIMATE TESLA、AISIN AW/つばさの三つ巴で、次戦に持ち越しとなった。次回WEMGP最終戦:2015NATS EV競技会は、11月7日(土)に千葉県成田NATSサーキットにて開催される。(s)


関連リンク:
2015 World E.V. Challenge in SUGO - World EV Challenge in SUGO
2015 World Econo Move Grand Prix

 2015WGC開催 2015/08/15 16:00

8月8日〜12日に、秋田県大潟村ソーラースポーツラインにて、ワールド・グリーン・チャレンジ(旧WSR&JISFC)が開催された。台風11号接近の悪天候により競技の中止・短縮があった昨年と比べ、今年は晴天に恵まれた。

2年ぶりの開催となったソーラーバイシクル部門のマラソン競技(人力有りのカテゴリーA/B)では、Spirt of Tamagawa IIが初優勝。耐久ラリー総合(人力無しカテゴリSのミニソーラーカー)では、ブルーインパルス 15-Aが優勝した。

ソーラーカー部門(出走8台)・グリーンフリート部門(同3台)では、KAIT WSC Project/KAIT Spiritが31周の記録で初の総合優勝。昨年同部門優勝の工学院大や、KITソーラーカープロジェクトは、10月に控えたWSC出場準備もあり、今年は欠場。(s)

関連リンク:
WORLD GREEN CHALLENGE 大会公式サイト http://www.wgc.or.jp/
Zero to WSBR: 初グランドチャンピオン!
神奈川工科大が初優勝 ソーラーカー・ラリー|さきがけonTheWeb

 2015WEMGP 第2戦 袖ヶ浦 2015/06/14 18:30

2015WEMGP第2戦となる2015全日本EVシングルシーター・エコランGPレース第1戦が、袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催された。

午前9時から行われたEVシングルシーターの公式予選では、雨は上がったものの路面はウェット。細いタイヤのエコランカーには厳しい状況で、スピンする車が続出。続いて行われたEVクラスでの予選では、BMWi3やリーフも、ウェットの路面に足をすくわれクラッシュ。雨雲レーダー上は、まとまった雨域は過ぎたように見えるが、風もほとんど無く路面の乾きが遅い。このように今後の路面状況が見極めにくい状況下で、各チームが決勝レースに選択したタイヤが、今日の勝敗に影響を与えた。



午前11時15分から2時間で行われた決勝レースでは、序盤少しだけ雨がぱらついた事もあったが、結局路面は完全なドライコンディションに。優勝はPROJECT MONO◇TTDC/MONO-F。後輪のみレインタイヤを選択し、ポールポジションから独走。残り10分で2位を1ラップするだけでは飽き足らず、最終的にはチェッカーのタイミングで後続にさらにもう1周の差をつけ、今年のGP戦2勝目。
2位となったチーム”ヨイショット!”ミツバ/ULTIMATE TESLA'14は、レインタイヤの手持ちが無く、ノーマルタイヤで出走せざる得なかったがこれが結果的には吉となった。チームスーパーエナジー/GRIFFONも同じくレインタイヤを選択せず、レース終盤にペースを上げ、3輪レインタイヤを装着していたアヒルエコパレーシング東郷/Pursuiterをかわして3位。
5位はステューデントクラス最上位の長野県長野工業高等学校環境システム班/Ver,GANMA。
レース中盤ではトップと1分30秒差の2位のポジションを走行しながらも、3輪に装着したレインタイヤの走行抵抗が大きめだったこともあり、残り時間30分で失速してしまったfirst step AISIN AW/つばさ54号は6位。Team ENDLESS/リボンGO!は、レース終盤にリヤタイヤスローパンクチャに見舞われ、自力でピットに戻り修理後レースへ復帰し7位の結果となった。

WEMGP次戦は2015電気自動車エコラン競技大会。GP戦で最も高低差の大きいスポーツランドSUGOで、8月22-23日に開催される 。(s)

関連リンク:
JEVRA 日本電気自動車レース協会
2015 World Econo Move Grand Prix


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