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2015ワールド・エコノ・ムーブ本戦。昨日雨を降らせた寒冷前線は夜のうちに過ぎ、大潟村は朝から晴れ。気温も昨日のような季節外れな暑さではなく、例年の冷たい風がスタートの時刻が近づくにつれて、徐々に強くなっていった。 気温16度、西南西の風6m/s。昨年の競技からバッテリー容量を半分に減らし、午前9時半から1時間の勝負で行われたエコノムーブ・ライト決勝に続き、午後1時からWEM本戦がスタート。 レース序盤、7分30秒台のラップで大会記録更新を狙うZDP/Tachyonを、PROJECT MONO◇TTDC/MONO-Fが追う展開。firs step AISIN AW/つばさ54号は、同じく1周目に少し出遅れたチームトシヤン/TJ Riderと共に、TeamBIZON・アヒルエコパレーシング東郷・チーム“ヨイショット!”ミツバ等の3位以下の集団を、じわりじわりと追い抜きながらレースは進行した。 レース半ばの午後2時、トップを走行し続けるTachyonと2位MONO-Fとの差は約2分。そこから1分半遅れて、つばさ54号以下、3位集団が続く。 ここまで上位勢には大きなトラブルも無く比較的平和なレースだったが、やはりこのレースは、このままでは終わらなかった。 最初に止まったのは3位のポジションを走行していたTeamBIZON。10周目途中、リアパンクで停止。残り30分が迫り、トップ争いでは、放電末期が近づき電圧降下に伴い徐々にペースを落とし始めるTachyonに対して、バッテリー残量が苦しいながらも、ラップを上げ、1周あたり30秒詰めにかけ勝負に出るMONO-F。残り20分でその差は1分差に縮まる。そして、次の周回の2台の差が注目される中の残り15分、14周目中の折り返した後、Tachyonは右前パンクで停止。2年連続、パンクによる途中停止でレースを終えてしまう。 このパンクを知ったMONO-Fはペースを落とすが、レース終了1分前に15周を終えコントロールラインを通過。2時間終了時点で、90,713.40kmを走行し、念願のWEM初優勝となった。 fist step AISIN AW/つばさ54号は自身の記録は超えられなかったが、このコース初めてのドライバーで2位(88,779.71km)。3位は終盤にトシヤンとの抜きつ抜かれつのバトルを制したアヒルエコパレーシング/Pursuiter(86,674.40m)。すべての結果は、こちらを参照。 WEM次戦第2戦は、6月14日開催の全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会。(s)
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2015ワールド・エコノ・ムーブ初日。午前中は、これから今日の午後に雨が降るのが信じられないような晴天で、車検が終わる昼頃には、この季節の秋田では珍しく、25度を超える気温の真夏日となった。 南から南西の風3m/s、午後1時、公式練習がスタート。1周目、8分を切るタイムでコントロールラインに表れたのは、firs step AISIN AW/つばさ54号。続いて、PROJECT MONO TTDC/MONO-F、TeamBIZON/Gilles-S、チームトシヤン/TJ Rider、ZDP/Tachyon、あぶらっ子、チーム”ヨイショット!”ミツバ。ここまで、8分20秒を切るラップタイム。 レース序盤の2周目、先頭集団につけていたチームトシヤンは、モーターから異音がするため、コース上でマシンを停止。 その後は、上位勢には大きなトラブルも無く淡々と周回が重ねられるが、空は徐々に雲に覆われ始める。レーダーには、予報通りの雨雲が、日本海側からソーラースポーツラインへと迫りつつあった。 スタートから1時間を経過すると、ぽつりぽつりと雨粒が、乾いたアスファルトに水玉模様を作り始める。 レース時間残り30分、ついにアスファルトが黒く湿らすほどの雨がスポーツラインにも降り始める。その雨粒や曇りで視界が悪くなり、各車ピット前やコース上に車を止め始める中、トップを走り続けるMONO-Fはペースを緩めず走行。チェッカーのスタート2時間後には、15周まであともう一息の位置の14周の記録で、本日トップとなった。2位にチームスーパーエナジー/GRIFFON(13周)。12周の記録の3位以下には、視界不良で意図的に車を止めた上位勢を含む、8台が連なった。 その後雨は強くなり、路面は完全にウエットに。本日午後5時開始予定となっていた、エコノムーブ・ライトの公式練習も中止となった。 明日は午後1時から決勝レースが行われる。気になる雨は、今夜一杯降り続く予報で、明日の朝からは晴天が予報されている。(s)
2015ワールド・エコノ・ムーブ(コース:大潟村ソーラースポーツライン)。今年のWEMGP戦は4戦となり、本大会が初戦となる。今年で21回目となる本大会は従来のクラスに加えて、昨年初開催となったエコノムーブミニカートが、名称をエコノムーブ・ライトと改め、今年も開催。連休中日の明日5月4日(月・祝)に公式練習、5日(火・祝)に本戦が開催される。 大会前日の今日、競技の舞台となる大潟村ソーラースポーツラインでは、午前中を中心に晴天に恵まれ、早めに会場に到着したチームは、本日から試験走行を行っていた。 今年の大会では上位勢で目立った新車は無いが、昨年欠場だったTeam BIZON/Gilles-S、チームトシヤン/TJ・Ride、チームスーパーエナジー/GRIFFONがソーラースポーツラインへ帰ってきた。予想される優勝争いは、3連覇を目指すfirst step AISIN AW/つばさ54号と、昨年は序盤レースを支配しながらもパンクでバッテリーを使い切ること無くレースを終えてしまったZDP/Tachyonの対決に、昨年このコースに初挑戦しWEMGP戦で熟成を重ねてきたPROJECT MONO◇TTDC/MONO-Fは、どこまで2台についていけるのか? 帰ってきたTeamBIZONや、昨年秋田でデビューしGP戦で安定度を増したチーム“ヨイショット!”ミツバ、悪天候に強いTeam ENDLESS、安定したアヒルエコパレーシング東郷、秋田スペシャルのチームトシヤンが、今年はどのような結果になるのか、今年も見応えのあるGP戦最高峰のレースとなるに違いない。 ゴールデンウィークに入り晴天に恵まれ続けていた秋田だが、なぜか明日明後日だけ雨マークの予報。先週より持ち直してはいるが、明日は夕方から雨。明後日は、この雨がどの程度残るのか、予報によって見解が分かれている。
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