チャレンジクラスとしてはフリー走行でトップのラップライムをたたき出した堺市立堺高等学校科学部。今回はチャレンジクラスで唯一、ミツバ製DDモータM2096DUを使用する。この新型モータはマグネットと永久磁石の比率が8:9という構成でできており、コギングが少ないなどの特徴をもつ。「2010年の大会ではスローパンクしたかもということで、余計なピットインをしてしまったが、今年は万全の走行でTeam MAXSPEEDを打倒したい。」とエントラントの山田喜夫先生は話した。先発ドライバーは山岡文弥さんで、後発は大田健太郎さん。大田さんは持病のヘルニアで腰痛がひどく、運転には支障がないもののドライバー交代のときには手間取ることも予想されている。タイヤ交換は無しを予定。目標周回数は55〜56周とのこと。
最近絶好調のTeam MAXSPEEDは、1時間伸びたレース時間に対応するために、エアーツール用のタワーを用意。ピットストップ1回で、その際に全部のタイヤを交換する計画。ただし、前日の練習時には6分かかったようであり、練習によって交換時間を縮める必要があるとのこと。ミツバ製DDモータM2096Dを使用。今回は天候の崩れを予想し、昨年使った5%程度低速なモータを装着した。このような、細かなセッティングにも力を入れられるようになったことも近年のMAXSPEEDの躍進につながっていると考えられる。目標周回数は2億周といつもどおり参考にならない回答であった。 |