それでは、車体内部の特徴を紹介しよう。タイヤはミシュランが開発した新型ラジアルタイヤを採用。転がり抵抗の低さには定評があったが、従来製品はハードなコーナリングシチュエーションを苦手としいた。オーストラリアのオーロラや、大阪産業大学は今回もダンロップタイヤを選択する模様。リム幅が新型ミシュランラジアルに合わせているために、そもそもダンロップタイヤは選択肢に入らないという事情もあるようだ。オランダのサーキットでテストして問題がないということで、ミシュランラジアルの採用を決定。今回はひさしぶりに鈴鹿サーキットでミシュランラジアルタイヤの走行が見られることになる。気になる点としては、フロント2輪は比較的タイヤ交換が容易だが、リヤタイヤはCSIROモータであるため、モータごとの交換となってしまう。今日行われていたピット前でのタイヤ交換練習は、フロントタイヤのみの交換であったため、リヤタイヤ交換を行わなくてはならない事態が発生すると作業時間が取られて致命傷になるだろう。
太陽電池はセル効率34%を誇る世界トップレベルのものを使用。なんと驚くべきことに、透明の梱包用テープをモジュールに貼り付けて、引きはがすことで反射防止のためにテクスチャー処理されたモジュールの汚れを取り除いた。作業を横で見ているとか割れてしまわないかとかなりドキドキ。 |