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BackNumber〜2010秋1 |
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WEMGP 第3戦 NATS ミツバが連覇 |
2010/10/31 13:30 |
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2010 WEM GP第3戦、World Econo Move Chiba in NATS 2010(開催地:千葉県成田市 ニホン・オートモービル・カレッジNATSサーキット)決勝。
昨日土曜日は、台風接近による大雨の為、車検だけが行われ、予選はキャンセル。本大会では、例年決勝レースは、予選結果の上位組下位組にわかれて行われるが、今年は組を分けず、出走30台同一組で一斉スタートする事になった。
昨晩のうちに、台風は遠ざかったものの、本日の天候は、朝から雲が多く、時より弱い雨が降るコンディションで、路面はウェットのまま。決勝レースは2時間。予選が行われなかった為、決勝レースのスターティンググリッドは、くじ順での並び。
午前10時、決勝レースがスタート。序盤は、ZDP/Tachyon、アヒルエコパレーシング東郷/Pursuiter 、チーム"ヨイショット!"ミツバ/Hyper TESLA 10が、レースをリードする。
しかし、そのままで終わらないのが、ウェットレースの難しさ。まずは、レース開始45分、20周目を終えた時点でトップを走っていたアヒルエコパレーシング東郷が、バックマーカーに追突。アッパーカウルを大破して、ここでレースを終えてしまう。
ZDP/Tachyonは、レース開始一時間を過ぎたところで、ペースダウン。残り時間を30分以上残した状態で、まさかのバッテリー切れとなり、コース上で車を止めてしまう。
ライバルが去る中で、トップに立ったチーム"ヨイショット!"ミツバ/Hyper TESLA 10は、レース終了10分前、スタート前のキャパシタプリチャージ時に誤った昇圧機構の配線を直す為、緊急ピットイン。後続にあと1周と迫られるが、前半の貯金に助けられ、逆転されることなくコースへと復帰。そしてレース終了の、2時間を迎えた。
雨で濡れた路面の転がり抵抗増加や、今年から変更となった出走直前の加温充電の禁止等により、昨年の記録55周には及ばなかったが、44周の記録でチーム"ヨイショット!"ミツバが、本大会2連覇。2位にチームスーパーエナジー/GRIFFON(43周)、3位Team ENDLESS/リボンGo!(42周)。ZDPのTachyonは33周10位の記録にとどまった。
2010 WEM GP戦は、今日の第3戦を終え、チーム"ヨイショット!"ミツバが65ポイント※でトップだが、2位チームスーパーエナジー(49ポイント※)、3位first step AISIN AW(49ポイント)共、最終戦で逆転が可能な範囲な為、GP戦チャンピオン決定は、11月28日兵庫県セントラルサーキットで開催される最終戦:Eco Car Festa 2010まで、持ち越された。(s)
WEMC in NATS 2010 決勝
順位 |
No. |
チーム名 |
車名 |
周回数 |
1 |
11 |
チームヨイショット!ミツバ |
Hyper Tesla 10 |
44 |
2 |
9 |
チームスーパーエナジー |
GRIFFON |
43 |
3 |
8 |
Team ENDLESS |
リボンGo! |
42 |
4 |
30 |
栃木県立矢板高等学校B |
ブルーインパルス10-B |
37 |
5 |
22 |
名城大学エコノパワークラブ |
MC-20 |
36 |
6 |
21 |
PROJECT MONO◇TTDC |
MONO-XX |
35 |
7 |
23 |
宇都宮工業高等学校科学技術研究部 |
UK-hope 2010 |
35 |
8 |
26 |
栃木県立今市工業高等学校A |
トキ |
34 |
9 |
5 |
湘南工科大学バッテリーカーチーム |
潮風 |
34 |
10 |
6 |
Zero to Darwin Project |
Tachyon |
33 |
Zero to Darwin Project 籾井
『なぜなんだ?
秋田用DDモータなので、このコースにセッティングが合っていないのはわかっていたけれど、それは去年と同じ。昨年は48周したのに、今年は電圧の落ち方が急で、一時間レースで丁度良いカーブだった。雨の転がり抵抗増と、加温充電が禁止があったとしても、こんなに走らないとは・・・。』
Tachyonドライバー 菊田
『残念な結果になってしまいました。』
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関連リンク:
World Econo Move Chiba in NATS 2010 http://www.nats.ac.jp/pc/environment/10wemc/
2010 WEM GP http://www2.ogata.or.jp/wem/wemgp/10wemgp/10wemgp.htm
※訂正(2010/11/16):本大会のWEM GPポイント設定が正しくは40台(最大24ポイント)であった為、WEM GP戦のポイントを訂正しました。
FIA公認「South African Solar Challenge(SASC)」、南アフリカ共和国 プレトリア。現地時間10月2日午後0:00、日本から参加の東海大学ソーラーカーチーム・Tokai Challengerが、プレトリアのイノベーション・ハブに到着。全行程4061.8kmを平均時速90.1km/hで完走。本大会2連覇を決めた。
レースは南アフリカほぼ1周の、ステージ制。コースは一般道のため、道路工事による渋滞、坂道を低速で走るトレーラーによる速度低下、1800mの峠越えも含まれている事から、平均時速90km超の今回の記録は、かなりレベルの高い記録といえる。東海大Tokai Challengerは、パンクや、MPPT一部系統のトラブル、モーターコントローラ制御用自作マイコンの不調、太陽電池の断線等細かなトラブルに見舞われるが、致命傷には至らず走行を継続。参加車両中唯一の、全コース完走を果たした。
しかし、大会全体としては、出走した車が、ソーラーカー3台、グリーンフリート(電気自動車やハイブリッドカー)2台と、非常に少なく、レースの展開も東海大の独り相撲と、見る方にも参加する方にも、魅力的な大会として継続する事に、課題を残した。(s)
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Challenge Class(ソーラーカー)最終結果
Car No. |
Team |
Total Km's |
100 |
Tokai Challenger |
4061.8km |
94 |
DSJ Solar car team |
483.5km |
43 |
Star Track 6 |
728.3km |
GreenFleet 最終結果
Car No. |
Team |
Total Km's |
42 |
University of Applied
Sciences Offenburg |
1173.6km |
24 |
University of Johannesburg |
1845.4km |
Tokai Challenger走行結果
Day |
From |
To |
Running
Distance
(km) |
Running
Time
(hh:mm) |
Average
Speed
(km/h) |
Weather |
9/23 |
Pretoria |
Bloemfontain |
386.9 |
3:48 |
101.8 |
F(SS) |
9/24 |
Bloemfontain |
Beaufort West |
565.3 |
5:00 |
113.1 |
F |
9/25 |
Beaufort West |
Cape Town |
448.3 |
5:04 |
88.5 |
CF |
9/27 |
Cape Town |
George |
392.9 |
5:00 |
78.6 |
CRF |
9/28 |
George |
Grahamstown |
431.4 |
4:41 |
92.1 |
F(SS) |
9/29 |
Grahamstown |
Kokstad |
561.9 |
6:47 |
82.8 |
F(SS) |
9/30 |
Kokstad |
Richards Bay |
401.4 |
4:25 |
90.9 |
F(SS) |
10/1 |
Richards Bay |
Badplass |
472.4 |
6:20 |
74.6 |
F(SS) |
10/2 |
Badplass |
Pretoria |
401.3 |
4:00 |
100.3 |
F(SS) |
Total |
Pretoria |
Pretoria |
4061.8 |
45:05 |
90.1 |
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※タイヤパンク修理時間含む。コントロールストップ、片側交互通行の停止時間含まず。
東海大 木村英樹教授
4000km超の高速を含む一般公道を、ソーラーカーが、普通の乗用車と遜色なく走る事が証明できてよかった。そして、今年も途中現地の警察に捕まり・・・これがこの大会の定番ですかね(笑)。 |
関連リンク:
シャープ - サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ2010 http://www.sharp.co.jp/corporate/solar_car2010/
東海大学 SASC チーム最新情報 http://www.u-tokai.ac.jp/challenge/solar_car/news/
東海大学チャレンジセンター 2010SASC特設ページ http://deka.challe.u-tokai.ac.jp/lp/topics/2010/sa2010.html
South African Solar Challenge http://www.solarchallenge.org.za/
南アフリカ共和国 プレトリア。現地時間9月23日午前9:00、FIA公認「South African Solar Challenge(SASC)」は、プレトリアのイノベーション・ハブにてスタートした。前日までの車検を通過した、ソーラーカー3台、電気時自動車やハイブリッドカーのグリーンフリートクラス2台が出走。
日本からの参加は、前2008年大会、豪GGC2009優勝の東海大学ソーラーカーチームのTokai Challenger。初日、MPPTの一部故障やパンクのマイナートラブルを被るが、481kmを無事完走した。当初参加が予定されていたMIT・マサチューセッツ工科大学(GGC2009総合5位)は、本大会の参加を取りやめており、前大会に続き東海大は、自分自身との戦いとなる見込み。
レースは南アフリカをほぼ一周約4000km超の一般公道をステージ制で行われ、10月2日に再びプレトリアに帰り、フィニッシュを迎える。(s)
関連リンク:
東海大学 SASC チーム最新情報 http://www.u-tokai.ac.jp/challenge/solar_car/news/
東海大学チャレンジセンター 2010SASC特設ページ http://deka.challe.u-tokai.ac.jp/lp/topics/2010/sa2010.html
South African Solar Challenge http://www.solarchallenge.org.za/
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訃報 オーロラ David Fewchuk 氏 他界 |
2010/09/24 00:00 |
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豪ソーラーカーチーム:オーロラ代表のデビッド・フューチャック氏が9月22日、訪問先の中国にて心臓発作で死亡した。
彼の突然の死は、全世界のソーラーカーレーシングコミュニティーに、深い悲しみと喪失をもたらした。
WSC公式サイトでは、記帳コーナーがオープンしている。(s)
関連リンク:
2011 World Solar Challenge http://www.worldsolarchallenge.org/
Aurora Solar Car http://www.aurorasolarcar.com/
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