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BackNumber〜2009GGC  

2009GGC Day2 東海大、トップを守り1531km地点に到達

2009/10/26 17:00

2009 GGC 大会二日目。東海大のTokai Challengerは、アリススプリングのコントロールストップを、16:34に出発。17:00に、ダーウィンより1531km地点で、本日のレースを終了した。

午前中、砂嵐による日射低下により、バッテリー温存の為Tokai Challengerは90km/h台まで巡航速度を下げたが、2位のミシンガン大がそれを上回り、80km/h程度まで巡航速度を落とした為、2位とのリードは、広がる結果となった。

本日停止した場所は、ロードトレイン等の待避用にキャンプが禁止されている場所である為、充電終了後、チームは30km戻ったアリススプリングス市内のモーテルで、宿泊することになった。

本大会の模様が、明日10/27 21:00からNHK総合の、『ニュースウオッチ9』にて、放映が予定されている。(s)


2009GGC Day2 中間点アリススプリングス到着

2009/10/26 16:04


ダーウィン時間10:35、後続のミシンが大が到着する前に東海大Tokai Challengerは、テナントクリークのコントロールストップを後にした。

次の4番目のコントロールストップはBarrow Creek。ここでの停止は10分で、オブザーバーの交代は無し。12:54に到着。足回りの確認を行った後、ドライバー交代を実施。
13:04に、再びスチュアートハイウェイに復帰。この頃になると、ようやく砂嵐も弱まり、空も徐々に青い色を取り戻し始めた。

本日後半、Tokai Challengerはペースを上げ、100km/h前後の速度で巡航。16:04に、本レースの中間地点である、アリススプリングスに到着した。(s)


2009GGC Day2 テナントクリーク到着

2009/10/26 10:05


グローバル・グリーン・チャレンジ(Global Green Challenge: GGC)、大会二日目。東海大は、朝の充電を終え、08:08に、昨晩のキャンプポイントをスタート。

天気図から予想される天候では、雨や曇りの心配はなく、本日中に、レースの中間点であるアリススプリングスを超えたい所だが、スタート直後より、砂嵐により日射が遮られ、発電が思うように上がらない。

バッテリーを温存する為、巡航速度を90km/h台に押さえ、ダーウィン時間10:05に、3番目のコントロールストップであるテナントクリークに到着した。

テナントクリークにてチーム本体より先行し東海大の偵察を行っていたNuonチームメンバーによると昨日のNunaは、MPPTにトラブルを抱えていたとの事。MPPTの交換を行い問題を解消。ペースを取り戻し、現時点でミシガン大学の背後に迫りつつある。また、Auroraは、スピンをした際、フロントサスペンションにダメージを負い、その修復に時間をかけた為、順位を大きく落としている。(s)


2009GGC Day1 東海大806km走破で初日トップ

2009/10/25 18:00


キャサリンにて、ドライバーを篠塚建次郎氏に交代し、ここでの義務停車時間30分終了後の12:24に出発した東海大Tokai Challengerは、引き続き100km/h台で走行を継続。15:28に、二番目のコントロールストップであるダンマラ(スタートから688km地点)に到着した。

キャサリンにて、東海大の後1分差につけていたUmicoreは、キャサリン出発後、コースアウトし森につっこみ、大破した模様。現在2位となるミシガン大は、キャサリンで5分だった差がダンマラ到着時には18分差に拡大。3位のNunaは、東海大の出発までに、ダンマラに姿を現せなかった。

東海大は、15:58にキャサリンを出発。Elliottを超え、スタートから808km地点近辺で17:38に、トップのまま、一日目の競技を終了した。

Tokai Challengerの車体状況だが、24系統あるトラッカー(MPPT)のうち、1系統に動作不良が見つかった為、夜間に予備に交換を実施したが、それ以外に目立ったトラブルは無く、順調な滑り出しとなった。(s)

東海大工学部木村教授のコメント:
『まだまだ一日目なので・・・。明日も勝負です。』




2009GGC Day1 東海大トップでキャサリンに到着

2009/10/25 11:54


世界最大のソーラーカー・レース:グローバル・グリーン・チャレンジ(Global Green Challenge: GGC)、初日。快晴のコンディションの下、昨日の予選順でレースは、08:30にスタートした。

スタート直後、東海大よりも先にスタートしていたAuroraはパンクで、Nuna5はモータコントローラの故障で、相次いで路肩に車を止めてしまう。Tokai Challengerはそれをかわしてトップに立つと、そのままポジションをキープしながら、スチュアートハイウェイを南下。巡航速度は110km/h前後。後続に、ミシガン大、Umicoreが迫りながらも、11:54にダーウィンから318km離れた一番目のコントロールストップ:キャサリンに、トップで到着した。(s)



2009GGC Day0 明日スタート 2009/10/24 21:00


写真提供:東海大

世界最大のソーラーカー・レース:グローバル・グリーン・チャレンジ(Global Green Challenge: GGC)。本日は明日の本戦スタートに先立ち、ダーウィンのヒドゥン・バレー・レースウェイで、予選が行われた。

予選はサーキットコース一周のタイムで争われ、本戦の戦略とは直接関係ないが、明日朝のスタートは、この予選の結果順となる。上位には、トップに豪Aurora/Aurora 101。2位に大破から復活を遂げたオランダNuon/Nuna5。3位ドイツのHS Bochum(White)。日本から参加の東海大Tokai Challengerは、それに次ぐ4位のタイムを記録した。本日の予選中、ベルギーのUmicoreは、足回りを破損し、予選後もサーキットにて補修を行っていた。

明日のレーススタートは、ダーウィン時間:08:30。各チームは、今も明日の出走に備えて、準備を行っている。(s)




関連リンク:wsctube.com http://w.wsctube.com/

2009GGC 大会事前情報 2009/10/09 00:00


Nuon Solar Team/Nuna5
写真提供:Nuon Solar Team

世界最大のソーラーカー・レース:グローバル・グリーン・チャレンジ(Global Green Challenge: GGC)が、今月末に、オーストラリアで開催される。従来World Solar Challenge 呼ばれていたこのソーラーカー・レースは、電気自動車や燃料電池車等のエコカーも参加するイベント:グローバル・グリーン・チャレンジとして生まれ変わり、そのソーラーカー部門として、開催される。コースはもちろん、ダーウィンからアデレードに続く、オーストラリア南北を縦断する、全行程3000kmの公道。大会公式サイトに掲載されているエントリーリストによると、ソーラーカー部門には、16ヶ国38チームがエントリーしている。レースの中心となるのは、前回大会より新設されたChallnege クラス(全31台エントリー)。車体寸法は全長5m×全幅1.8m以内、太陽電池面積6m2以下で、ドライバーの座った乗車姿勢が特徴。

優勝候補筆頭は、大会5連覇を目指すオランダ:TU Delft大:Team Nuon/Nuna5。2007年のNuna4よりも車体を14kg軽量化(シャーシ・太陽電池込みで73kg)。変換効率は本大会エントリー車最高の34%のセルを搭載し、空力を改善。万全の体制で、さらなる記録更新を目指すはずだった。ところが10/4、ダーウィン近郊でテスト走行中タイヤをバーストさせ、大クラッシュ。現在は、大会に間に合わせるべく、ダーウィンで車体の修復を急いでいる。

Umicore/Inspire
写真提供:Umicore Solar Team
University Michigan/Infinium
写真提供:University of Michigan Solar Car Team

前大会2位入賞のベルギー Umicore Solar Teamも、前車よりも25%空力を向上させ、変換効率30%超のセルを搭載する新車:Umicar Inspireを、投入する。

北米勢では、昨年開催のNorth American Solar Challengeでも優勝した、伝統のミシガン大。前回WSC2007では7位の結果だったが、それは、スタート直後にサポートカーに接触し、車体修復を行った後、一日遅れの出発での順位。本来ならば、トップ争いに加わる実力を持つ。NASC準優勝のプリンシピア大、独特の車体形状を新レギュレーションに適用しGGC専用車を製作したMITも、上位争いに絡んでくる事が予想される。

地元オーストラリアは、1999年大会優勝、前大会3位のAurora Vehicle Associationは、2009年車の仕様をまだ公開していないが、チームは上位争いに加わる実力と経験を兼ねそろえている。ニューサウスウェールズ大学は、同大学製シリコン単結晶セル(通称グリーンセル)搭載のSunswift IVを投入予定。



Aurora Vehicle Association/Aurora 101
写真提供:Aurora Vehicle Association Inc.


東海大/Tokai Challenger
写真提供:東海大学木村研究室

アジアでは、ソーラーカーレース鈴鹿でおなじみの、台湾:国立高雄応用科技大学も、本大会のチャレンジクラスにエントリー。新レギュレーションに対応するために、新車を投入する予定だったが、結局セルの調達が間に合わず、参加を断念。

日本からのエントリーは3チームだが、大阪産業大学と呉港高等学校は、2005年大会以前の車体レギュレーションとなるAdvantureクラス(全7台)でのエントリー。本サイトでも既報の、日本から唯一Challengeクラスにエントリーとなる東海大:Tokai Challengerは、セル変換効率30%の、シャープ製トリプルジャンクションセルを搭載。蓄電池にPanasonic製リチウムイオン電池(25kg,5.6kWh)、モーターにミツバ製 ブラシレスDCダイレクトドライブモータ(変換効率97%)と、主要コンポーネントを MADE IN JAPAN で揃え、その実力もポディウム争いに加わる権利を十分に有する。

ダーウィンスタートは、10月25日現地時間午前8時。もっとも速い車のアデレード到着は、4日後の10月29日午後となる見込み。なお、ZDPは本大会期間中、東海大に同行し、Youtube上でのビデオレポートを含む、現地からの大会速報を予定している。(s)

関連リンク:
大会公式サイト http://www.globalgreenchallenge.com.au/
wikipedia - ワールド・ソーラー・チャレンジ http://ja.wikipedia.org/wiki/ワールド・ソーラー・チャレンジ
Nuon Solar Team http://www.nuonsolarteam.nl/
Umicore Solar Team http://www.solarteam.be/
University of Michigan Solar Car Team http://solarcar.engin.umich.edu/
Principia Solar Car http://www.principiasolarcar.com/
MIT Solar Electric Vehicle Team http://web.mit.edu/solar-cars/www/
Aurora Vehicle Association http://www.aurorasolarcar.com/
UNSW Solar Racing Team http://www.sunswift.com/
東海大学オフィシャルサイト特設ページ http://www.u-tokai.ac.jp/GGC2009/
東海大学チャレンジセンター ライトパワープロジェクト http://deka.challe.u-tokai.ac.jp/lp/
OSU大阪産業大 http://www.osaka-sandai.ac.jp/world_solar_challenge/
呉港高校-GOKOダイアリー World Solar Challenge レース報告
wsctube.com http://w.wsctube.com/
リンク集1 http://www.sitefire.nl/html/WorldSolarChallenge-Teams.html
リンク集2 http://www.solarwebsite.nl/world-solar-challenge-2009/

GGC経路各地-現在の天候(提供:The Weather Underground, Inc.
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