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BackNumber〜2008鈴鹿6  

鈴鹿2008 8耐第1ヒート スタート前コメント

2008/08/02 13:30

8月2日13:00、Dream Cupソーラーカーレース鈴鹿の8時間耐久レース第1ヒートがスタートした。グリッド上に並ぶソーラーカーを見つめるチームメンバーに突撃取材を敢行しました。

まずは、ドリームクラスのディフェンディングチャンピオンの芦屋大学から。
「今回は、戦略的な甘さが出てしまったので、厳しい戦いになる」と語るのは、代表の中川邦夫先生。「OSUさんが、まさかトリプルジャンクション太陽電池を、今シーズンに間に合わせて来るとは思いも寄りませんでした。完全に情報収集ミスです。また、いいドライバーも用意してきたようなので、苦しい戦いになるでしょう。今回、TIGAには野村君を用意していないのが辛い。」

続いて、虎視眈々と優勝を目指しているOSUの藤田久和先生にインタビュー。なかなか話をしてもらえない藤田先生なので、「うちは、いつも計画通りに淡々と走るだけですってことですか?」と先制パンチ。いつもの台詞を封じてから質問に移る。「ドライバーは、うちの林田が指導しているので、だいぶうまくなっていて、ほぼ同じラインを同じスピードで走れるようになってます。彼女がもっとソーラーカーの運転がうまくなって、今後もバラストを積まなくて良いレギュレーションになれば、相当に活躍することになるでしょう。」

高雄応用科技大学(National Kaohsiung University of Applied Pysics)の代表のHerchang Aye氏は、「今日は天気がいいから50周はいけるね。今回は、Kei(芦屋大学のドライバーの野村圭佑氏)がドライブするので、上位を目指しますよ。」

次は、激戦が予想されるチャレンジクラスへ。昨年クラス優勝した紀北工業高校。「ドライバー体重が重めなので、今回は苦しいですよ。とにかく攻めて、せめてがんばるしかないです。えっ?、モータは相変わらずNGMを使ってます。」

柏会の方はどうなってるでしょうか? ドライバーの関徹也氏によると、「うちはドライバーが2人とも、もともとバラストが要らなかったんですよ。というか、3kgくらいのハンデがあったんです。バラストが無くなっちゃうと、死ぬ気でがんばらないと勝負になりませんね。」とのこと。どこが優勝候補ですかね? 「昨年優勝した、紀北さん有力なんじゃないですか?」

実は今年の本命ではないかと予想されるのは、堺市立工業高校。ドライバーの体重は? と聞いたところ、大田健太郎君が54kg、山岡史弥君が51kgと、このクラスでは軽量なドライバーを揃えている。ミツバの8:9モータも付いているし・・・。と話を向けると吉田充男先生は「ソーラーカーが走る前から、もういっぱいいっぱいなんです。」とプレッシャーと疲労に耐えている心境を吐露していました。

いつも上位を期待されていながら、チャレンジクラスではなかなか表彰台に上れていない長野工業高校。佐藤正昭先生によると「昨年と、あまり変わってないんでどうかなぁ。もちろん上位は狙っていきますけど。」たしかに昨日車検場に来たときの太陽電池パネルは埃まみれであり、あまり熟成は進んでいない可能性もある。

今日の目標は50周です。」と話しかけてきたのは蔵城剛憲氏。「キムヒデ先生は放送席でパンダサンとかサンレイクっていうときは、ナベアツみたいにパンダサ〜ン!とかサ〜ン!レイクって言えば会場は大爆笑なのでぜひやってください。」と、いつものことながら言うことがめちゃくちゃ。ピットクルーの西川宣伸氏は「ことしは僕が運転しないので、優勝できますよ。」と自虐的なコメント。MAXSPEEDは、本当にこんな感じのチームなんです。


スーパーチャレンジ(チャレンジクラスの優勝争いに絡むチーム)に追いつけるようにがんばりたいです。」と語るのは、ドライバー兼エントラントの平澤富士男氏。前田郷司氏は「オーロラにラッパを吹くように頼まれてたんだけど、過電圧トラブルでグリッドにでてこないので、披露できませんでした。今回のバラスト搭載なしへの変更は引き続き、元に戻すように働きかけたいです。」と話していました。


ということで、ほとんどのチームが今回の「バラスト搭載なし」へのレギュレーション変更による影響を気にしているようであった。たしかに、ドライバーの体重差が今回顕わになることで、走行性能への影響が無視できないことは事実である。はたして、実際にどのような影響がでるのかは、神様だけは知っている。とにかく、レースの展開に注目しよう!!(k)

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