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10月6日、競技9日目の調整日に行われた追加車検では、インドチーム2チームが新たにパス。
この日のコースは坂がきつく、燃料電池バイクのマレーシア工科大学も、NGMモータのコントローラを焼損するトラブルに見舞われる。この状況下で東海大は、ギリシャ大会等の経験を生かして、実績のあるミツバDDモータのプロトタイプを使用し、順調に走行を続ける。しかし、目的地となるエルメロの50km手前で、予定のコースが工事による通行止め。迂回路を探すが、迂回路も工事中の未舗装路。結局、この日は時間内の完走を断念し、最後はトレーラーでの移動となってしまう。
東海大チャレンジセンター/FALCONは、アドベンチャークラスで優勝し、本大会総合優勝を決めた。2位はEco ZoneのSunna。但し、レースの形態を大きく変えたことから、記録については確定していない。 追記(2008/10/11):
10月1日-競技4日目。この日は調整日。ケープタウンのセンチュリーシティにあるショッピングモール「キャナルウォーク」にて、ソーラーカーの展示が行われ、サイエンス・センターでは、主催者や参加チームチームによるソーラーカーに関するプレゼンテーションが行われた。
14:30、カレドンの東側30kmの地点から、141km先のハイデルベルグにむけて、各車スタート。しかし、地元南アフリカEco ZoneのSunnaは、55kmを走ったところで、ストップしてしまい、この日も競技区間を残して、またしてもトレーラーでの移動に。一方東海大は、予定していた競技区間141kmの走行を2時間20分で完走し、ハイデルベルグへ到着。ここから、翌日のスタートポイントとなるプレッテンベルグ・ベイへは、トレーラでの移動となった。
ところがその迂回路にて、地元の大型トレーラーの事故に遭遇。この事故処理のため、一行は現場に、1時間近く足止めを食らう。 再スタート後は、ポート・エリザベスを抜け、コントロールポイントのコルチェスターへ。ここでドライバーを篠塚建次郎氏へ交代。イーストロンドンを目指すが、キャラバンは、キング・ウイリアム・タウンでのルートをミスコース。結局、この日は走行時間も過ぎて暗くなってきたことから、イーストロンドンまでの残り60kmを、トレーラーでの搬送となってしまった。
トレーラすらやっとの坂を上り詰め、14:45頃、再スタート地点の標高1600mの峠に到着。ここから各車再スタート。途中、雨や霧によりスピードが上げられない中、東海大は下り坂で回生ブレーキを多用し、翌日のエネルギーを確保しながら完走。南アフリカのEco ZoneのSunnaは55km、Sanyo/Iritronが6kmでそれぞれ走行を終えてしまう。燃料電池を積んだグリーンフリートクラスの、マレーシア大学だけが、この日の513km全行程を自走で締めくくった。
10月6日-競技9日目は、再び調整日となっていて、ダーバンのゲートウェイ・ショッピングセンターにて展示と充電が行われる予定。インドから参戦する2チームは、ようやく車体が組み上がった為、ここダーバンから走行を開始する見込み。
9月28日競技日初日、車検を通過できた車両が南アEco ZoneのSunnaと、東海大学チャレンジセンターのTokai Falconのわずか2台しかなかったこともあり、予定よりも3時間以上遅れて11時過ぎにようやくスタート。 この日の走行区間は、首都:プレトリアから、クラークスドープまでの約250km。ところが、スタート直後にSunnaはストップしてしまい、250kmを完走できたのは、Tokai Flconの1台のみ。止まってしまったSunnaと、車検すら通らない他車は、トレーラーによる陸送で、この日のゴール地点まで移動と、波乱の幕開け。
朝の太陽からの充電でバッテリを満充電に回復したTokai Falconだったが、スタート前にリアサスペンションのショックアソーバー取り付けマウントが剥離した為、急遽再接着作業を行い、1時間37分遅れでのスタート。スタート時刻が遅れたことで、17:00のゴールの為には、平均時速70km/h以上での走行が必要。完走を目指す東海大チームは、速度を上げて17:10頃に現地に到着するが、ボーフォート・ウエスト市内でソーラーカーレースの開催を知らなかった地元警察のパトカーに捕まってしまう。
この頃になると、朝のスタートには、インド、南アフリカなどのチームも出走するようになるが、ソーラーカーとしての完成度が低い為、大した距離を走ることなくすぐにストップしてしまう有様。大会は、東海大の単独チャレンジに近い状況となりつつある。 レース一行は10月1日も、ケープタウンに滞在。翌10月2日より海岸沿いを経由して、再び首都:プレトリアを目指す。(k)
当初本大会には、MITをはじめとし、世界各国から11チームがエントリーする予定であったが、現地で確認してみると、キャンセルが相次ぎ、最終的には6チーム程度になる模様。 27日には、プレトリアにあるメンリンショッピングセンターにおいて、車体サイズ、安全装備、補器類、ドライバー体重、15秒以内の脱出、ブレーキ、スラロームなどの車検が行われた。車検開始時刻の12時に集合したのは、東海大学チャレンジセンターのTokai Falconと、地元南アフリカ最大の都市であるヨハネスブルグの企業Eco Zoneがスポンサーのプライベートチーム「Sunna」の2台。Sunnaとは太陽の神様を意味しているとのこと。 本大会の東海大チームでは、ラリードライバーの篠塚建次郎氏が、アフリカの大地でソーラーカーの初ドライブに挑戦する。東海大学工学部を卒業した篠塚氏は、パリ-ダカール・ラリーが今年中止になったことなどもあり、母校の後輩たちを支援することや、自動車の環境技術にも関心が高いことなどから、今回特別に参戦することになった。また、ZDPの池上敦哉氏も東海大チームに加わり、経験豊富なエンジニアとして指導的な役割を担っている。 やや遅れて、車検会場に現れたのは、南アフリカのケープタウンから来たOelsner GroupのDarling SEES。ドイツのGocherman太陽電池モジュールは単結晶シリコンとのことであるが、変換効率などは不明である。その後、インドのDelhi College of Engineeringチームが到着。インドからはもう1チームのNSIT Solar Car Teamが南ア入りしているとの情報があるが、この日の車検会場で、姿は見られなかった。 大会主催者がソーラーカーレースに不慣れなこともあり、先行きが不安な面も感じるが、レースは明日、プレトリアを出発する。もう後には戻れない。 次回更新は、10月2日ケープタウンからの予定。(k)
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