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BackNumber〜2007春3(WEM) |
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AAB秋田朝日放送、2007WEM特番を5/19放映 |
2007/05/14 22:00 |
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AAB秋田朝日放送は、「2007 World Econo Move」大会の模様を追った特別番組を、5/19(土)16:00〜16:55の予定で放映する。
今回はfirst step AISIN AW他、愛知県勢の活動を含め、編集される見込み。(k)
関連リンク:AAB秋田朝日放送 http://www.aab-tv.co.jp/
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2007WEM 東海大4連覇、ZDPマジカルでんちくん3位入賞 |
2007/05/05 16:00 |
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明け方、雷雨に見舞われた大潟村だったが、朝には雨も上がり、レーススタートの頃には、所々に水たまりは残るが、路面はほぼドライに。昨日あれほど強かった風も、今日はほとんど無く、記録更新には絶好のコンディションで、スタートの時間を迎える。
午前11時、2時間の本戦がスタート。1周目に先頭でコントロールラインに帰ってきたのは、ファラデーマジック2、続いてGRIFFON。優勝争いは今日もこの2台の一騎打ちの様相。続いて、マジカルでんちくん、亀吉、GILLES07、Hyper Tesla等、昨日と同じメンバーが続く。
レース2周目、つばさ54号は、ピットレーンをすぎたところでパンク。昨日に続き今日も早々と、レースを終えてしまう。さらに3周目、HyperTeslaがタイヤがゆるみ、ピットイン。ほぼ1周分のタイムをロスしてコースに戻るが、これで上位から脱落。6周目、MONO-Xも2度のピットインで、こちらも上位争いからは、姿を消してしまう。
今日のファラデーマジック2は、序盤から8'0秒台のタイムを連発。昨日よりもむしろペースを上げているはずのGRIFFONとの差を、徐々に広げにかかる。
その2台に続く3位争いでは、レース中盤、GILLES07がマジカルでんちくんを追い抜いた後、2台はほぼ同じペースで周回を重ねる。その2台について行き、後半逆転を狙っていた亀吉は、8周目を終え、9周目の最初のカーブである、大会本部前のコーナーに入ったところでパンクに見舞われ、ストップしてしまう。
そして、終盤。レース時間残り15分、ペースが落ちてきたGILLES07を、マジカルでんちくんが捉える。
レース時間残り6分、13周を終えて帰ってきたその2台と共に、14周目を終えたファラデーマジック2が現れる。ファラデーマジック2はペースを保ったまま、15周目に向かう。その後GRIFFONも14周を終え、コントロールラインに現れるが、残り時間は1'30を切っていた。
優勝は、東海大学チャレンジセンター ファラデーマジック2。大会新記録の88kmで、大会4連覇を達成した。2位にGRIFFON、3位にはZDPのマジカルでんちくんが入賞した。(s)
2007 WEM鉛電池部門 本戦結果 (モータとタイヤはZDP独自調査結果による)
順位 |
No. |
Team名 |
車名 |
周回数 |
完走距離(m) |
モータ |
タイヤ |
1 |
1 |
東海大学チャレンジセンター |
ファラデーマジック2 |
14 |
88,076.00 |
特電アモルファス |
20インチミシュランラジアル |
2 |
2 |
チームスーパーエナジー |
GRIFFON |
14 |
86,166.80 |
ミツバDD |
14インチIRC |
3 |
11 |
Zero to Darwin Project |
マジカルでんちくん |
13 |
81,917.38 |
特電アモルファス |
14インチIRC
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4 |
5 |
Team BIZON |
GILLES 07 |
13 |
81,440.60 |
ミツバDD |
14インチIRC |
5 |
14 |
豊橋創造大学 T-Works |
BLucky |
12 |
78,574.00 |
特電アモルファス |
20インチIRC |
6 |
9 |
チームスリップストリーム |
SPACE CRAFT |
12 |
77.495.77 |
特電アモルファス |
14インチIRC |
7 |
101 |
栃木県立今市工業高等学校 |
トキ |
12 |
77,124.50 |
ミツバDD |
14インチIRC |
8 |
10 |
Zero to Darwin Project |
スーパーモスラ |
12 |
76.609.50 |
独自DD |
20インチIRC |
9 |
118 |
長野工業高等学校 |
S.P.Evolution ver.8 |
12 |
75,418.70 |
ミツバDD |
14インチIRC |
2007 WEM鉛電池部門 本戦ラップタイム推移
注:本計測結果はZDP独自の計測結果の為公式記録ではありません
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1『ファラデーマジック2』
設計・ドライバー: 菊田剛広(写真左)
『今年はきちんとエネルギーを使い切ることができました。』
チーム代表: 木村英樹
『これで池上さんの優勝回数に並びました。記録は、ここから先はさらに苦しいけど、とりあえずあと400m伸びるアイデアはありますよ。』
チームスーパーエナジー
安藤さん(写真右)
『対策をしてきたのに、レース前半、やはりスクリーンが曇ってしまい、ペースを上げられなかった。その差で負けた。』
内田さん
『お見事です。』
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11『マジカルでんちくん』
設計:池上敦哉
『結局、今日も回生をのせられず。でもこの記録。来年はもっと距離が伸びますよ!』
ドライバー: 木村聡海
『久しぶりの表彰台!』
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10『スーパーモスラ』
設計・ドライバー: 籾井基之
『昨日よりはましだが・・・。』
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Team BIZON 房間さん
『レース後半、モーターのコアを抜く為のワイヤーが切れてしまって、スピードアップができませんでした。でんちくんには負けるつもりは無かったんだけど・・・でも、これもレース。また来年。』
チーム・ヨイッショット!ミツバ 柳原さん
『タイヤが外れてピットイン。その後もペースをあまり上げられなかった。帰ってから原因を調べてみます。』
チームチーム うにゃにゃん亀吉
白澤さん
『晴れちゃいましたね。』
ドライバー:白澤さん(奥様)
『去年もパンク、今年もパンク・・・悔しい!』
first step AISIN AW 中村さん
『ピット前の段差で、パンクしました。はねたときタイヤが変形する分のクリアランスが足りなかった。準備不足ですよ。でも、これも攻めた設計の結果なので、しかたありません。』
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関連リンク:
2007 WEM http://www2.ogata.or.jp/wem/07wem/07wem.htm
team BIZON blog http://ecorun.blogspot.com/
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2007WEM 公式練習 スーパーエナジーが今年もトップ |
2007/05/04 19:00 |
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5月4日、秋田県大潟村ソーラースポーツライン。昨日は終日晴れの予報が出ていた大潟村だが、上空に寒気が流れ込んで来ていた為か、空は靄で曇り気味。南よりの風も強く、コントロールラインにある風速計は、7-12m/sの値を表示していた。
本日は公式練習の為、スタート順はエントリー順。今年から燃料電池部門と鉛電池部門が同時スタートに変更。車検に若干時間がかかり、予定よりも30分遅い13:30に、レースはスタートした。
1周目、『GRIFFON』が、昨年優勝の『ファラデーマジック2』をリード。それにつづいてfirst step AISHIN AW『つばさ54号』、ZDP『マジカルでんちくん』、Team BIZON『GILLESO 07』、ZDP『スーパーモスラ』、チームうにゃにゃん亀吉『エコノ亀吉3.7号』、豊橋創造大学 T-Works『BLucky』等が続く。
2周目途中『つばさ54号』はカウルが外れてしまい、先頭集団から脱落。ピットインし補修を試みるも、結局4周目途中で再び同じトラブルに見舞われ、車を止めてしまう。その間に、スタート順がほぼ最後尾だったチーム・ヨイッショット!ミツバ『Hyper Tesla』も、徐々に順位を上げ、この集団に加わる。
レース中盤は、1位2位の順位は変わらず、3位以下の集団内で、順位上下する展開。
そして、保ったペースの結果がわかるのは、レース終盤。まず残り20分で、先頭集団から最初にペースダウンしたのは『スーパーモスラ』。一時3位を走行していた『GILLESO 07』も、12週目終了時『マジカルでんちくん』と『エコノ亀吉3.7号』にもかわされてしまう。さらに『Hyper Tesla』もペースダウンし、12周目完了後、ピット前で車を止めてしまう。
レース終了7分前、1分20秒遅れで、GRIFFONに続いて14周目に入っていったファラデーマジック2だが、そのペースは徐々に落ち始めていて、前に追いつける勢いは無かった。
レース終了30秒前、タイムを落とすどころか、本大会のファステストラップである8分を切る7'57のタイムで、GRIFFONコントロールラインをパスし、ついに15周目に突入。そして、ファラデーマジック2がコントロールラインに現れる事無く、2時間のレースが終了した。
明日の予報は、雨後曇りだが、予想されている雨はそれほど強くない。WEM2007本戦は、明日5月5日午前11時にスタート。雨で明日の決勝が中止になった場合、本日の公式練習の結果が、正式な大会結果となる。明日、本戦が行われた場合、今日の記録とは関係なく、明日の記録で順位が決定する(s)
2007 WEM鉛電池部門 公式練習結果 (モータとタイヤはZDP独自調査結果による)
順位 |
No. |
Team名 |
車名 |
周回数 |
完走距離(m) |
モータ |
タイヤ |
1 |
2 |
チームスーパーエナジー |
GRIFFON |
14 |
84,672.40 |
ミツバDD |
14インチIRC |
2 |
1 |
東海大学チャレンジセンター |
ファラデーマジック2 |
13 |
82,618.03 |
特電アモルファス |
20インチミシュランバイアス
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3 |
25 |
チーム うにゃにゃん亀吉 |
エコノ亀吉3.7号 |
13 |
78,484.40 |
特電アモルファス |
14インチIRC |
4 |
11 |
Zero to Darwin Project |
マジカルでんちくん |
12 |
77,613.40
|
特電アモルファス |
14インチIRC
|
5 |
14 |
豊橋創造大学 T-Works |
BLucky |
12 |
77,103.79 |
特電アモルファス |
20インチIRC |
6 |
9 |
チームスリップストリーム |
SPACE CRAFT |
12 |
74.991.71 |
特電アモルファス |
14インチIRC |
7 |
101 |
栃木県立今市工業高等学校 |
トキ |
12 |
73,374.58 |
ミツバDD |
14インチIRC |
8 |
27 |
PROJECT MONO ◇ TTDC |
MONO-X |
12 |
72,685.70 |
特電アモルファス |
20インチIRC |
9 |
31 |
チーム・ヨイッショット!ミツバ |
Hyper Tesla |
12 |
72,520.70 |
ミツバDD |
14インチIRC |
10 |
23 |
SHIMADA |
S502PHX |
12 |
72,454.00 |
特電アモルファス |
20インチIRC |
11 |
5 |
Team BIZON |
GILLES 07 |
12 |
72,321.70 |
ミツバDD |
14インチIRC |
... |
20 |
10 |
Zero to Darwin Project |
スーパーモスラ |
10 |
66,341.70 |
独自DD |
20インチIRC |
2007 WEM鉛電池部門 公式練習ラップタイム推移
注:本計測結果はZDP独自の計測結果の為公式記録ではありません
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1『ファラデーマジック2』
設計・ドライバー: 菊田剛広
『今日は充電がきちんとできていないので、まあこのくらいでしょう。』
チーム代表: 木村英樹
『明日は、ラジアルタイヤを投入しますよ。』
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11『マジカルでんちくん』
設計:池上敦哉
『去年よりも成績が落ちたけど、今日は回生を使っていないので、まあこんなもんかな。』
ドライバー: 木村聡海
『回生のありがたみが、わかりました。回生万歳!明日は使っちゃうよ』
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10『スーパーモスラ』
設計・ドライバー: 籾井基之
『何もない。原因不明のスランプ。。。』
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チームスーパーエナジー
安藤さん
『まだまだ行けますよ!』
内田さん
『明日は、ファラデーマジック2も本気で来るでしょうから、何か別の作戦を考えておかないと。』
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チームチーム うにゃにゃん亀吉
白澤さん
『車体の形は昨年と同じですが、去年のフレームからモノコックに作り替えて軽量化しています。バッテリーのねじが緩んでいたのは、ナイショ。明日は雨降れ!』
ドライバー:白澤さん(奥様)
『そんなこといっても、今まで都合良く雨降った事無いじゃないの!』
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first step AISIN AW
中村さん
『1周目はモータのセッティングが非力すぎました。その後は、カウルが自力脱出の機構で外れてしまって停止。レギュレーションはよく読んでおかないと、ダメですね。』 |
豊橋創造大 T-works 佐藤さん
『強気のセッティングで、途中までイケイケでしたが、最後まで電池が保ちませんでした。』
チーム・ヨイッショット!ミツバ 齋藤さん
『正確な原因はよくわからないけど、ほぼ同じモータを使っているBIZONも同様だと、そのあたりが原因かもしれない。』
Team BIZON 房間さん
『走り出して電流計が壊れてしまったので、前半、電圧ベースでペースを指示していた。しかし、後半、急激にバッテリーの残量が無くなってしまい、思いの外、早く終わってしまいました。』
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関連リンク:
2007 WEM http://www2.ogata.or.jp/wem/07wem/07wem.htm
team BIZON blog http://ecorun.blogspot.com/
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2007WEM フリー走行/大会事前情報 |
2007/05/03 18:00 |
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5月3日、秋田県大潟村ソーラースポーツラインで、2007ワールド・エコノ・ムーブ(WEM)のフリー走行が行われた。
本日の大潟村は、午前中は晴れ間もあったが、午後にかけ雲が厚くなり、冷たい風が強い一日だったが、心配された雨も降ることなく、路面はドライ。
本大会上位勢の注目は、やはり14インチタイヤの新車。
昨年本大会2位のfirststep AISIN AWは、14インチで3輪の新車『つばさ54号』を本大会にシェイクダウンさせる予定。同じく昨年3位のチーム・ヨイッショット!ミツバも、『Hyper Tesla』をデビューさせる。
昨年秋田でデビューし、安定性に課題はあったものの、WEM GP戦で上位に食い込みを見せたTeam BIZONは、昨年モデルのアンダー部分を作り直し、前方投影面積を減らして空力を改善した07モデルの『GILLES 07』を投入し大会新記録の86km超を目指す。
昨年の本戦では、ウェットな路面で視界に問題のあったチームスーパーエナジーのGRIFFONは、風洞実験を行って改良したスクリーンとタイヤ周りの形状変更を行った新しいアッパーカウルで、上位入賞を狙う。
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Team BIZON/GILLES 07 |
チームスーパーエナジー/GRIFFON |
ゼロ TOダーウィンプロジェクト(ZDP)のでんちくん最新作は、14インチ仕様のキットカーのアンダーボディーに、東海大ファラデーマジック2のアッパーを組み合わせた『マジカルでんちくん』。安直さが感じられる車名だが、車名やボディ形状だけでなく、モーターコンポーネントについても、東海大ファラデーマジック2と互換性を持たせているとのこと。
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ZDP/マジカルでんちくん |
東海大/ファラデーマジック2 |
一方、上位の20インチ勢では、ZDPのスーパーモスラは、新スペックの独自開発アモルファスコアDDモータを投入するが、4連覇がかかる東海大学チャレンジセンター『ファラデーマジック2』は昨年と比べてモーター系のリファイン程度の変更のみと、昨年とほぼ同じ仕様。昨年4位の豊橋創造大学 T-Worksは、昨年豊橋大会でデビューした『BLucky』を初めて秋田のコースに持ちこむが、20インチIRCタイヤと特殊電装製アモルファスコアモータの基本的なパッケージングは、昨年から変更していない。
14インチタイヤ化による空力改善が吉となるか?それとも転がり抵抗増に足を引っ張られるのか?
実戦による検証結果は、明日明後日のレースで、明らかになる。
さて、気になる天気だが、明日4日中は、おおむね高気圧に覆われるが、その後、深夜から決勝当日の午前中に、気圧の谷が秋田県を通過する見込み。その為、公式練習が行われる明日は晴れの予報が出ているが、本戦の5日土曜の予報は、昨年と同じく曇り時々雨となっている。(s)
関連リンク:
2007 WEM http://www2.ogata.or.jp/wem/07wem/07wem.htm
team BIZON blog http://ecorun.blogspot.com/
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