|
BackNumber〜2007秋1 |
|
|
|
WEMGP第7戦 NATS first step AISIN AWが優勝 |
2007/10/14 16:00 |
|
|
World Econo Move Chiba in NATS 2007(開催地:千葉県成田市 ニホン・オートモービル・カレッジNATSサーキット)決勝。
本大会は、出走台数の関係で、競技は2組に分かれて行われる。当初心配された雨はなく、肌寒いが路面コンディションは終日ドライ。
09:30、決勝一組目がスタート。昨日予選では、1Wayクラッチのトラブルで1周も走行できなかったチームスーパーエナジー/GRIFFIONは、この組に出走。レース前半は50周を超えるペースで走行していたが、後半ペースを落とし、結局45周の記録に留まった。
13:00、予選記録上位が出走する第2レースがスタート。オープニングラップは、昨日予選2位でフロントローからスタートの、ヨイショット!ミツバ/Hyper Tesla。それに続いて、予選ではパンクに見舞われ、後方のグリッドから順位を上げた、Team BIZON/Gilles07と東海大/ファラデーマジック2、そして予選トップのfirst step AISIN AW/つばさ54号
が続く。
その後、このトップ集団ではTeam BIZONが先頭に立つが、その後は大きな順位の変動はなく、各車54周を狙う2'15前後のタイムで、周回を重ね続ける。
レース半ば、東海大とミツバに並び、さらにその前のTeam BIZONとも、ホームストレートで見える位置に近づく。
残り40分、それまで3台の後ろに付けていたfirst step AISIN AWがペースアップ。数周のうちに3台を捉え、トップに立つ。
残り10分、ペースが2'30までが落ちたTeam BIZONと東海大を、first step AISIN AWは、コース上で周回遅れにしてしまう。チームヨイショット!ミツバもペースは保つが、トップに追いつく勢いは無く、スタート後2時間が経過し、レース終了。
優勝は、昨年優勝の東海大が持つコースレコード50周を上回る、53周の記録でfirst step AISIN AW/つばさ54号。2位ヨイショット!ミツバ/Hyper Tesla(52周)、3位東海大学チャレンジセンター/ファラデーマジック2(51周)という結果になった。(s)
World Econo Move Chiba in NATS 2007決勝
順位 |
チーム名 |
車名 |
周回数 |
1 |
first step AISIN AW |
つばさ54号 |
53 |
2 |
ヨイショット!ミツバ |
Hyper Tesla |
52 |
3 |
東海大学チャレンジセンター |
ファラデーマジック2 |
51 |
4 |
Team BIZON |
Gilles 07 |
51 |
5 |
Team ENDLESS |
SUPER CALPAS
|
48
|
6 |
栃木県今市工業高校A |
トキ
|
48 |
7 |
豊橋創造大 T-Works |
Blucky |
47 |
8 |
PROJECT MONO◇TTDC |
MONO-X |
47 |
9 |
名城大学エコノパワークラブ |
MEGV-2004 |
47 |
10 |
team WhirlWind |
WHALEKING |
47 |
first step AISIN AW 中村さん
バッテリーを最後までうまく使えました。あともう一絞りいけたかもしれませんが、最後、電圧は2直で8Vまで落ちていたし、キャパシタの電圧も、もう坂を上れないくらいでした。
ヨイショット!ミツバ 齋藤さん
うちのチームとしては、久しぶりに最後までトラブル無く走れた。最後は、もう絞り出す事ができなかったから、この順位で順当です。
東海大学チャレンジセンター 菊田さん
モータも良い、空力も悪くない、バッテリーの状態も良かった。でも、何かが足りなかった。
(但し、それは入試監督で来られなかった木村先生ではない。)
Team BIZON監督 田村(食人)さん
難しい。。。
Team BIZON 房間(職人)さん
うちにしては強気な展開だったでしょ?まあ、こんなもんですよ。
チームスーパーエナジー 田中さん
セッティングしたスピードが早すぎた。走りながらいろいろやってみたけど、ダメ。昨日走れていないので、きちんとセッティングが出せていなかったのが痛かった。
|
関連リンク:
WEMC in NATS http://www.nats.ac.jp/pc/environment/08wemc/wemc08_top.html
08 World Econo Move Grand Prix http://www2.ogata.or.jp/wem/wemgp/08wemgp/08wemgp.htm
Team Bizon blog http://ecorun.blogspot.com/
|
WEMGP第6戦 大阪 Team BIZON 悲願の初優勝 |
2007/09/30 23:00 |
|
|
9月30日、大阪の埋立地にある泉大津フェニックスを会場に、2007 Eco Car Festaが開催された。
埋立地ということで、フラットなコースをイメージするチームが多かったが、現地に着くと水はけを考慮しているためか、1%程度の傾斜があるやっかいなコース。1周700m程度と短いコースは折り返しもきつく、コーナー通過の際の転がり抵抗増も気になるところ。
これに加え、当日の天候はあいにくの雨でさらに難易度が高められた。本降りの雨の中で、各チームとも曇り止めや浸水対策などに力を入れる。予選となるタイムトライアルは30分間で、2回にわたって行われた。予選ではスリップしやすい路面状況を苦ともせず、富士機工+丸栄テクノス+SBRの「メカでんちくん」 が1分程度のラップタイムが多い中で、ダントツの45秒台のラップタイムをたたき出し、 ポールポジションを奪う。
本戦は14:30から1時間の競技時間で行われた。 使用する電池はユアサのYT-4Lが2個で、定格仕様は12V-3Ah×2。 うまく充電すれば、だいたい2.4〜2.5A程度が取り出せる。しかし、普段使い慣れていないバッテリであるために、充電している際の感覚が古河電池製のバッテリと微妙に異なっている。このあたりがレースの勝敗を分けた要員の一つとなったかもしれない。
レースがスタートして、PROJECT MONO◇TTDCの「MONO-X」が好スタートを切り、Team BIZONの「Gilles 07」、東海大学チャレンジセンターの「ファラデーマジック2」が続く。
その後ろから、猛スピードでfirst step AISIN AWの「つばさ54号」が追い上げ、上位陣を周回遅れにする。しかし、ウェットな路面の転がり抵抗増が計算に入っていなかったらしく、エネルギーを使いすぎ、順位を大幅に落とす。
その後、つばさ54号に代わってMONO-Xが先頭に立つが、こちらもペースダウン。水幕の影響は思ったよりも大きいようだ。しばらくすると、満を持してGelles 07がトップに躍り出る。
ファラデーマジック2とZDPの「マジカルでんちくん」は、エネルギー消費を抑えつつマイペースで追走する。豊橋創造大学T-Worksの「BLucky」は序盤出遅れたものの、レース中盤でつばさ54号、MONO-Xミラクルでんちくんを抜き去り3位に浮上する。レース中盤で、Gilles 07、ファラデーマジック2、BLucky、マジカルでんちくんの順で走行する。レース終了3分前、イーブンペースで走行していたファラデーマジック2は、首位を走るGilles 07の背後に追いつく。しかし、Gilles 07のペースアップについて行けず、逆に失速してしまう。
マジカルでんちくんもBLuckyの直後にまで、追いつくものの時間切れ。2時間が経過し、BLuckyを追い越すものの、順位は入れ替わらずに確定した。Team BIZONは、ついにEVエコランレースでは初優勝を決めることに成功した。また、2位の東海大学チャレンジセンターも2007 WEM GP戦初優勝が確定した。(k)
2007 Eco Car Festa 決勝結果
順位 |
チーム名 |
車名 |
1 |
Team Bizon |
Gilles 07 |
2 |
東海大学チャレンジセンター |
ファラデーマジック2 |
3 |
豊橋創造大学T-Works |
BLucky
|
4 |
Zero to Darwin Project with 東海大学 |
マジカルでんちくん |
5 |
PROJECT MONO◇TTDC |
MONO-X
|
6 |
SHIMADA |
S502-PHX |
|
Team BIZON監督 田村俊介氏
新人監督1年目にして優勝することができました。
房間さん、すみません。
Team BIZON 房間義明氏
澁谷充電を超える房間充電がついに完成しました。バッテリ充電はピーーピーーーと鳴っても、強気で攻め続けました。背水の陣で勝負をかけて本当によかった。亀吉さんとうちは、ずうっと優勝には縁がなかったのですが、これでやっと抜け出すことに成功しました。
first step AISIN AW 中村昭彦氏
大阪まで来るなんて、東海大は気合いが入ってますね。(来いって言ってたじゃないですか?)
スタートして5分で、この結果になることがわかってしまいました。セッティングが速すぎたのですが、速度を落とす手段が無かったので・・・。
東海大学チャレンジセンター 木村英樹
バッテリ充電はいつもの感覚と違って攻めきれなかったのかも?リアタイヤとスパッツの間にガムテープが丸まって引きずっていたのが敗因だったのか?とにかく、負けると悔しいのでまたがんばります。
東海大学チャレンジセンター 菊田剛広
2位になったというのは、あまり記憶がないなぁ・・・。(2005 Eco Car Festa in 神戸空港で、やはり雨で2位でした。2&4が運営する大会は雨が多いなど我々にとって鬼門なのかも・・・。)
ZDP 池上敦哉
普段は雨だったらレースはやらないんだけど、小降りになったのでがんばりました。今回は雨対策に追われレースセッティングまで手が回りませんでした・・・。
ZDP 木村聡海
あともう少しで表彰台だったのになぁ・・・。それにしてもファラデーマジック2が負けるとは。池上さんの人生に、キムヒデも近づくのか?
|
関連リンク:
ECO CAR FESTA 2007 http://www.2and4.co.jp/ecocarfesta2007/
07World Econo Move Grand Prix http://www2.ogata.or.jp/wem/wemgp/07wemgp/07wemgp.htm
Team Bizon blog http://ecorun.blogspot.com/
▲TOPへ戻る
|