プルロッドサスペンション(No33 名古屋工業大学)
一般的な構造では、路面からの入力はクッションユニットを介してフレーム上側で支えることになりますが、これはリンクを介してフレームの下側に力を伝えています。構造的には多少複雑になりますが、フレーム上側にしっかりした構造を作るより、下側の方が入れ易いので上手い方法かもしれないですね。ただし、アッパーアームとアップライトの負担は大きくなりますので、それを考慮して設計製作しましょう。 |
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アルミ削り出しサスペンションアーム(No11台湾)
美しいアルミ削り出しですが、パイプ溶接構造で組んだ方が軽くできますので、あまりメリットはないですね。ただし、溶接の設備を持っていないチームにはこのような方法も有りだと思います。ただし、気になるのはロッドエンドの横からイモネジを絞め込んでいることです。おそらく緩み止めだと思いますが、効果ないです。特にホイール側にロッドエンドにロックナットが無いのはダメです。構造的には脱落はしませんが、走行しているうちにネジ部にガタが出てくるはずです。他の車でもロックナットを入れていない車がいくつかありましたので、必ず入れましょうね。 |