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Dream Cupソーラーカーレース鈴鹿2006が、いよいよ開幕しました。今年は、いったいどんな展開になるのでしょうか? 本日行われた公式車検の会場より、まずは注目の海外勢から紹介しましょう。 注目の海外勢 モータはNGMのSC-M150に代わりミツバのDDモータに変更されています。もともと、コーナリング性能も高かったチームだけに、本戦での活躍が期待されます。なお、本戦ではドライバー交代と全輪のタイヤ交換を合わせて1分以内に終える計画であり、練習では47秒というタイムもたたき出していました。ということは、Sky Ace TIGAに本気で真っ向から勝負してくるようです。
次は、トルコから初参戦の中東工科大学(METU Dream Solar Car Team)のEkinoks。このチームは、ドリームクラスとチャレンジクラスに2台のソーラーカーをエントリーしてきたが、実際にはチャレンジクラスにエントリーしていたDevinimにリチウムイオンポリマー電池を搭載して、ドリームクラスのEkinoksと名乗っているようです。元々のEkinoksはフロント1輪リア2輪というAurora 101と同様なホイールレイアウトであり、コーナリングに性能に不安がある?ことと、Devinimが搭載しているGochermann社製の単結晶シリコン太陽電池モジュールの総出力が、チャレンジクラスの出力制限を超える850Wであったことが、このような選択の理由になったと予想されます。 写真右は太陽電池アレイなのですが、「あれってアモルファス太陽電池なんですか?」と学生から質問を受けるほど、くねくね曲がっていました。大リーグボール3号を投げていた星飛馬の腕のような感がありました。(古い・・・。)
池上さん的な視点?で、この車を見てみると、リアサスはこんな感じで、スイングアームなんですが、付け根のモーメントが不足し、すごい構造になっています。たぶん、予選の走行でムニィっといってしまいそうです。フロントサスの付け根もCFRPサンドイッチ板に単なるボルト締めを行っているようであり、ここも大変気になります。キムヒデ的には、残念ながら明日の予選のタイムアタック中に、リアから逝くだろうと予想してしまいます。 モータはPML製のDDモータを採用。詳細は不明です。
熾烈な発電競争となったドリームクラス 虎視眈々と勝利を狙っているのは、再輝のENAX。今年は、SunPower社製の太陽電池を、積水樹脂がモジューリングしたと思われるものを搭載。へたっていた太陽電池から新品に変更したこともあり、2倍ほどの出力アップ!!になったとのこと。だいたい1400〜1500W程度の発電が得られるのではないかと思われます。なお、呉港高等学校の夢創心も積水樹脂のSunPowerモジュールを搭載しており、大幅な発電性能の向上が見込まれています。
もちろん、大阪産業大学のOSU model S'をはじめとして、パンダサンのトライアシックダンディーも優勝争いに参加してくるはずです。 戦国時代に突入したチャレンジクラス、エンジョイクラス
エンジョイクラスでは、昨年2位だった宇都宮工業高校UK-hope1 2006はミツバDDモータを2機搭載するのに対して、Sky Ace TIGAと同様のミツバ新型DDモータを搭載する長野工科短期大学のFizzer18や、OLYMPUS RSのORS-7などが優勝争いに参戦してくるものと予想されます。(k)
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