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WSR/JISCの予選となる0-400mタイムトライアルが秋田県大潟村ソーラースポーツラインで開催されました。2003年と同じように晴天が期待できない秋田大会ですが、ことしの大会期間中の天気予報も、お先真っ暗な状況です。ほんとうに憂鬱な天気の中で、タイムトライアルが行われました。そんな中で予選のトップをキープしたのは、2005 Dream Cupソーラーカーレース鈴鹿のポスターにも採用された51:再輝のENAX。同社製リチウムイオン電池を搭載し、NGMのDDモータを搭載している。スタート直後にボリュームMAX。チームの高崎氏の話によると最高速度は130km/程度に達しているとのこと。2位は再輝型ボディの52:呉港高等学校の夢創心。 3位となったのは53:和歌山県立紀北工業高の紀北Solar。中岡先生が運転するソーラーカーは快調にスタートしていきました。同校の藪下先生は、場内放送で「紀北工業高校は東海大学に勝ちます。」と公言し、東海大Solspiritsに挑戦状をたたきつけた。一方、東海大Solspirits代表で予選17位の鹿島君は、「東海大学学生チームは、紀北工業高の教諭に勝ちます。」と反撃し、2校の対戦に火をつけた。今後の本戦での両校の対決に注目が集まっている。
タイムトライアル4位には、約2000Wの発電量を誇るトリプルジャンクション太陽電池を搭載した2:芦屋Sky Ace TIGAが食い込んできた。太陽電池の発電量があるだけに、2000Wを消費することは難しいとのこと。秋田でもパンクなどのトラブルなど、自分自身との戦いになりそうである。 一方、今大会で初めて姿を現した52;JonaSunのRazarte Jonasun。 4000×1500mmの枠内にボディーサイズを縮め、性能向上を図っている。太陽電池モジュールは三洋電機のHIT型太陽電池モジュールを採用している。反射系のフィルムを太陽電池モジュール下に貼り、太陽電池セルのすきまから入った光を裏面で受け、裏面での発電が期待できる構造となっているようである。 とにかく、2003 WSR/JISC大会のように天気が悪く発電がまったく期待できないソーラーカー大会となりそうなだけに、大変苦しい戦いが予想されている。明日から始まる本戦の動向から目が離せないだろう。(k) 主要チームの予選結果
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