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アテネ滞在2日目の今日は車検です。(もう少し時間に余裕があればいいのですけど、ぎりぎりのスケジュールで活動しています。)車検場となるのはアテネ市の中心部にあるザピオン国際展示場。1874〜1878年にかけて建設された芸術的な建物。近くには国会議事堂などがある。
少し離れたところには、有名なアクロポリス遺跡のパルテノン神殿が見える。この場所で、ソーラーカーを展示しながら車検やロードテストなどが行われた。車検は、正直なところ第1回目ということもあり、のんびりと進行していきます。厳しい面もあれば、適当なところもあるという感じでしょうか? 車検を受けているのはアメリカのPrincipia UniversityのRa Vです。アメリカのソーラーカーは、薄いのが多い感じがします。
レギュレーションでは、「公道上でのラリーに出場する場合はヘッドライトを装着しなくてはならない。」とあったが、その後、競技用ソーラーカーについては無くてもよいとされている。しかし、オランダのNuna2は最初の文面通り、ヘッドライトを搭載してきた。内部は、もうなんでも積んじゃえという感じで、結構重そうな計測器などが搭載されている。どうりで車重が重いわけだ。
そんな中で、私の目にとまったのは、昨日から気になっている台湾のApollo-IV。安全設備という箱の中には何が入っているのでしょうか? 写真ではよく見にくいかも知れませんが、チームメンバーの背中には「阿波羅車隊」と書かれている。Apollo Solarcar Teamという意味なのだろうか? あたりを見回すと、やっぱりいたのは、ドイツの有名なチームHeliodet。車名はHeliodet-6ということでバージョンアップをしているようだ。リアの2輪にギヤ駆動のモーターがホイールインモータのように格納されている。売りは、屋根のアルミ板。アルミの段ボール板というような感じで、軽くて強いという説明を受けました・・・。
昨日写真を取り損なったサンレイク東洋紡の車体です。車検のときの太陽電池アレイ面積測定のときに、モジュール形状が複雑だったためか計算を間違えられ、「10m^2ですね?」と確認されされたそうです。「そんなわけないでしょ!!」 手前の車体はアメリカのTeam Lux-Yale SolarRacingのソーラーカーJohn Lee。フロント1輪リア2輪という形状だが、NGMモーターはリアに装着されている。
車検が終わると次はブレーキテストと、スラローム通過テスト。特に時速何キロとか、切り返し禁止というような厳しさはなく、デモンストレーション的なイベントであった。
「あれ?盛谷さん、こんなところでお店広げて何やってるんですか?」とたずねると、「ガリヒ素用のMPPTとシリコン用のMPPTを間違えたらMPPTのMOSFETが壊れちゃって・・・。ガリヒ素用はMPPTを2パラで使わないと壊れちゃうんですよ・・・。」と半分は反省、半分は自慢のコメントでした。最後のおまけはオリンピックスタジアムの写真。オリンピックではマラソンのゴール地点になるとか・・・。
今日ところは、こんな感じかな。明日はファグリダの飛行場跡地でLEG1(第1戦)が行われます。太陽もl地中海に沈んだことなので、それではみなさん、アディオ!!(k) |
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