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 BackNumber〜2014鈴鹿

 2014 Ene-1 GP SUZUKA KV-40 2014/08/03 18:00

マイナビ Ene-1 GP SUZUKA 2014。40本の充電式単三電池で、鈴鹿サーキットを走るEVエコラン競技、KV-40。今年は85台がエントリー。競技は、鈴鹿サーキット国際レーシングコース1周(5.807km)のタイム計測を3回実施。その合計タイムで競われる。

1回目のスタートは09:30スタート。天候は曇り。ぽつりぽつりと雨粒が当たる事があるが、路面はドライ。風も有り涼しい26度。トップタイムは、昨年優勝の東郷アヒルエコパレーシング6'09.049。2位長野飯田OIDE長姫高校6'13.433、3位にTeam BIZON、6'20.387。

ZDPのTachyonは4年越しのデビューを果たすが、2コーナーで追い抜きをかける際、縁石を踏みスピン。奇跡的にほぼ無傷のまま再スタートを切り、9'46.220のタイムで13位。
チーム”ヨイショット”ミツバも、1-2コーナーで2回転し、再スタートを切るが、12分弱のタイムで21位と出遅れる。

12:35から2回目スタート。今回の出走は1回目のタイム順だが、最初にスタートをしたアヒルエコパが、スタート直後のホームストレートでパンクし、タイム計測ができず。2回目トップは、Team BIZON 6'18.703。2位、PROJECT MONO TTDC 6'27.733。3位に長野飯田OIDE長姫高校6'32.740。ZDPは6'50.433のタイムで、この回5位のタイム。

3回目は15:30スタート。最初にスタートしたTeamBIZONより、先にホームストレートに帰ってきたのは、長野飯田OIDE長姫高校6'47.148。TeamBIZONは7'25.412というタイムでこの回5位のタイムで逆転。2位、チームSBR 6'54.928、3位OrangeWaryTech/OR-3 7'03.632。ZDPは、
2コーナーで縁石に乗った際に左前輪が緩み、脱輪しストップ。この回タイム計測できず。

総合結果では、長野飯田OIDE長姫高校が優勝となり、高校生チームとして大会初制覇。2位Team BIZON、3位に安定して3回のタイムを出し続けた、ちーむSBRという結果になった。(s)



Broadcast live streaming video on Ustream

関連リンク:
マイナビ Ene-1 GP SUZUKA 2014 大会公式サイト http://www.suzukacircuit.jp/ene1gp_s/
中日新聞:時速60キロの手作りエコカー疾走 鈴鹿:三重(CHUNICHI Web)
高校チームが初の総合優勝|その他4輪-国内|F1 EXPRESS トーチュウ
鈴鹿サーキットを単3電池40本で走る「エネ1GP」−伊勢工高チーム3回目の挑戦 - 伊勢志摩経済新聞

 鈴鹿2014 5耐 OSU三連覇 2014/08/02 18:00

FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP マイナビ ソーラーカーレース鈴鹿2014。OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス5時間耐久決勝レース。定刻通り、12時にスタート。序盤から、OSUがリード。それに続くのは芦屋大のTIGAとOLYMPIAクラスQUADの2台、4.5mに延長されたOLYMPIAクラス新車の名古屋工業、JTEKT、静岡ソーラーカーチーム。スタート前からぽつりぽつりと降り始めた雨は徐々に降りはじめ、コースカメラにも、くっきりと雨粒が映るようになる。

レース開始1時間後、曇天の元、各車ペースを抑える中、一台だけペース上げてきた静岡ソーラーカークラブが、遂にトップに立つ。この頃になると路面は雨で黒く濡れ、細いスリックタイヤのソーラーカーは特にスリップしやすい状況に。トップに立った静岡ソーラーカークラブも、濡れた路面にデグナーでスピン。自力でコースへ復帰するが、このアクシデントも有り3位へ後退となる。チャレンジクラストップ上位勢では、紀北工高は電気系統の異常で、度々停止。TeamMAXSPEEDも電気系の異常で30分の停止を強いられ後退してしまう。

スタート2時間が経過し、14:12、芦屋大TIGAがピットイン。3輪のタイヤ交換とドライバー交代を実施し、49秒の停止時間で、コースへ戻る。芦屋大は、この後2度目のピットインを行った。対するOSUは、ファーストドライバーの三浦愛さんでファーストスプリントを長めに引っ張り、15:30にピットイン。こちらはタイヤ交換を実施せず35秒の停止時間でピットアウトし、トップのままコースへ復帰した。この頃になると、雨もほぼ止み、路面の色も部分的には黒から灰色へと変わり始める。その直後から、芦屋大はペースを上げ、今日のファステストラップを連発。OSUもこれに反応するが、1周約10秒ずつ、芦屋大がOSUを差を詰める展開となる。

チェッカーまで残り1時間、トップOSUは45Laps、芦屋大TIGAとの差は3'40秒。チャレンジクラスの堺市立は、右サスペンションのアップライトを壊し、2コーナーのグラベルにて停止。

残り30分、その差は2分20秒だが、OSUも反応しペースを合わせそれに応じる。
残り20分、芦屋大の追撃もここまでか、失速。他コース上にも最後までバッテリーの持たない車が続々と止まり始める。
残り10分、CHALLENGEクラスのトップを走っていた柏会もペースを落とし、遂にS字で停止。

そして午後5時、太陽が必要なソーラーカー達にとって長かった5時間が終わり、コントロールラインにチェッカーが掲示される。日射も無く雨もぱらついた曇天の元、最後まできっちりとバッテリー残量を管理したOSUが、58周の記録で大会3連覇を達成した。2位芦屋大TIGA。3位に静岡ソーラーカークラブのFALCON。4位芦屋大QUADはオリンピアクラスのトップ。チャレンジクラスでは、電気系統のトラブルを抱えながらも最後まで走り続けた紀北工高が総合6位で、2007年以来のクラス優勝となった。(s)


OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス 決勝結果
順位 No. クラス チーム名 車名 Laps
1 1 DREAM OSU 大阪産業大学 OSU model S' 58
2 4 DREAM 芦屋大学ソーラーカープロジェクト(A) 芦屋 Sky Ace TIGA 57
3 008 OLYMPIA 芦屋大学ソーラーカープロジェクト(B) 芦屋 Sky Ace QUAD 54
4 002 OLYMPIA 名古屋工業大学ソーラーカー部 Horizon Z 54
5 7 DREAM 静岡ソーラーカークラブ FALCON 53
6 22 CHALLENGE 紀北工業高等学校 ものつくり研究部 KIHOKU-SOLAR 51

 

DREAMクラス優勝(総合1位)
OSU大阪産業大学

藤田久和先生
「うちの若いもんたちのがんばりで勝てました。インタビューは若いもんにおねがいしますわ。でも、場内放送で近寄りがたい雰囲気って木村先生が言ってたでしょう。そんなことぜんぜんないんで、そんなこと言わんといてください。ということで、うちの村上に聞いてやって下さい。」

エントラント 村上雅亨さん
「今日の優勝は三浦兄妹のおかげですわ。スリップしやすい路面コンディションやったけど、安定感ばっちりですわ。4輪の車体も滑りやすい路面でのコーナリングは3輪以上でしょう。藤田先生は、僕らの行き先を示してくれる存在です。これからもご指導よろしくお願いします。」

須藤隆さん
「レース後半でタイヤの溝が無くなったらウェット路面でスリップしやすくなるかもしれないという議論はありましたが、三浦君は大丈夫っていうんで、交換しませんでした。でも、あんまり減っていないので、タイヤの溝はまだ残っているんじゃ無いですかね?」


 

DREAMクラス2位(総合2位)
芦屋大学ソーラーカープロジェクト(A)

ドライバー 野村圭佑さん、三瀬剛さん
「雨に負けました。序盤のペースが遅めだったのは3輪のTIGAのダンロップタイヤのグリップが低かったからで、あれ以上ラップタイムを上げることができませんでした。すぐにテールは振るわで大変でした。レース終盤は路面が乾いてきたので、ペースを上げることができましたが、すでに時遅し。もはやOSUを追い上げるタイミングを逸していました。今回は、OSUの3連覇を阻止するために、相当入れ込んだんですが残念です。」


 

DREAMクラス3位(総合3位)
静岡ソーラーカークラブ

ドライバー シッドさん、大嶋健一さん
「5時間耐久総合とDREAMクラスで3位という成績には大変満足しています。太陽は出なかったけど、とてもエキサイティングなレースでした。横浜のソーラーカータイヤは比較的排水性能が高く、グリップもダンロップよりは良かった感じです。序盤でスピンしてしまったのは、滑りやすい場所だったこともあるけど、無線連絡に気を取られたことが原因です。最初の方でペースが速かったのは、これはシッドがチームの指示に忠実だったためです。実はドライ路面の時のペースを修正していなく、ウェットでもそのまま走ってしまったんです。」


 

OLYMPIAクラス優勝(総合4位)
芦屋大学ソーラーカープロジェクト(B)

エントラント 盛谷亨さん、ドライバー 槙野良さん
「QUADは前人未踏のクラス5連覇です。過去にもいろんなチームが連覇しているのですが、いずれも4連覇まで。ここは、どうか強調しておいて下さい。えっ、平塚工科ですか?あっ、どうなんだろう・・・。」「QUADは4輪ですが、けっこう滑りましたよ。でも、優勝させることができて良かったです。」


 

OLYMPIAクラス2(総合5位)
名古屋工業大学ソーラーカー部

エントラント 野村耕平さん、中村彰伸さん(前任)
「今回デビューさせた新車でここまで来れたことには大変満足しています。3月から製作に着手しましたが、大会に間に合わせるために何度も徹夜しました。芦屋大学の羽藤先生にはご指導いただいたのですが、最初は週末だけだったんですが、最後の方は週4日くらい来てもらいました。アッパーは平板に切り込みを入れて超扁平円錐にするTIGAの手法採り入れ、ロワーも2次元曲げになっています。モノコックは、東海大のChallengerを参考に作っていたものがあって、今回前後を逆にして、こちらに利用させていただきました。太陽電池はQUADの最初に貼ってあったものを剥がしたもので、実はぜんぜん発電しません。ですので、このような悪天候はむしろありがたかったです。来年は太陽電池を新調して優勝を目指せたらいいなと思います。」


 

CHALLENGEクラス優勝(総合6位) 紀北工業高等学校ものつくり研究部

エントラント兼ドライバー 中岡進さん、ドライバー 宮下和広さん、山本雅孝さん
「7回くらい電気系の接触不良?で止まってしまいましたが、なんとか優勝することができました。実に7年ぶりの優勝で、やっと勝てたという感じです。うちは、チャレンジクラス2回目の優勝で、ライバルチームよりも少ないので、もうちょっと勝たせてもらいたいです。僕が一番高齢のドライバーだと思っていたのですが、実はまだ上がいるみたいです。まだまだがんばらないと・・・。」


 

おまけ CHALLENGEクラス2位(総合8位)
柏会

エントラント 伊倉和宏さんとチームメンバー
「途中までは、いい感じで行っていたのですが、最後は電欠です。うーん、紀北の車体はいい車体ということは分かっているのですが・・・。敗因ですか?松山君が開発していたKW-BBMPPTが間に合わなかったのが原因ということでいいです。うちはメンバーが少ないのが切実な問題で、武蔵工大OBでないと入れないと思われますが誰でも入れますので、ぜひメンバーになりたい方はうちに来て下さい。ちなみに松山君はOBでないですが、チームメンバーになってくれました。」

関連リンク:
マイナビ ソーラーカーレース鈴鹿2014 大会公式サイト http://www.suzukacircuit.jp/solarcar_s/
スカパー Ch.541 EXライブ http://www.skyperfectv.co.jp/genre/premium/culture/list07/s01.html
ソーラーカーレース鈴鹿2014JAF http://www.ustream.tv/channel/solar-car-race-suzuka-jaf
太陽味方にダッシュ!:朝日新聞デジタル
ソーラーカーレース鈴鹿:開幕 初日予選に57台出場 /三重 - 毎日新聞
ソーラーカー熱戦開幕…鈴鹿サーキット : @CARS : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
大里中12人「鈴鹿」出場 きょうあす、ソーラーカーレース - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
三浦兄妹が乗り込むOSU大阪産業大が3連覇|その他4輪-国内|F1 EXPRESS トーチュウ
神奈川)平塚工科高校ソーラーカー4連覇 鈴鹿レース:朝日新聞デジタル
紀北工高・ソーラーカー7年ぶり2度目の優勝飾る | 高野山麓 橋本新聞

鈴鹿2014 ZDPチーフエンジニア池上の「今年の注目ポイント」 2014/08/02 14:00

毎年恒例、ZDPテクニカルディレクター池上が、今年もエンジニア的視点から各参加車の注目ポイントをピックアップしてみました。

>>>続き


鈴鹿2014 ENJOY4耐 2014/08/02 12:00

FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP マイナビ ソーラーカーレース鈴鹿2014。ENJOYクラス4時間耐久決勝レース。台風に巻き込まれる湿った空気が作り出す雲が、コースを覆う中、午前7時にスタート。スタートから飛び出したのは、開成工業。それを追いかけるのは、平塚工科、千葉黎明、立命館、オリンパス、STEP江東。各車ペースは6分を切り、5分30秒前後と晴天時とあまり変わらないペース。

レース前半は西コースを中心に、時折ぽつりぽつりと水滴が降る事はあったが、コースを濡らす程の雨は降らず、日射も厳しい状況のまま、レースは進行した。スタート1時間後、先頭集団の背後につけていた大阪府立堺工科高校が、S時で車を止めてしまい、上位を追い上げる事無くレースを終えてしまう。

レース半ばのスタートから2時間が近づき、この頃になると平塚工科がトップへと浮上。09:00、2位につけていた立命館が、ピットイン。上位勢で最初のルーティンのピットインかと思われたが、車をガレージに入れてしまいう。その後30分のピットストップでコースへ復帰するが、これで上位争いから後退。その他の上位勢は、淡々とピットインしルーティンのドライバー交代を実施。


レース残り1時間、雲は多いが発電が可能な程度の日射が、一時的にコースに降り注ぐ。そんな中、レース前半トップ争いをしていた、千葉黎明が徐々にペースを落としはじめ、ついにダンロップコーナーで停止。残り時間35分、この時点で3位を走行していたSTEP江東も、バッテリー残量不足で電圧が低下した為、ピットに戻りピット裏で充電・チェッカー待ちに。

その後平塚工科は、残る上位勢各車が6分台にペースを落とす中、一台だけ5分台のラップでリードを広げ、終わってみれば2位に1Lap差をつけ、大会5連覇を達成した。2位にOLYMPUS、終盤ペースを上げてきた神戸高専に並ばれながらも、最後に突き放した開成工業が、3位となった。(s)



ENJOY I /IIクラス 決勝結果
順位 No. クラス チーム名 車名 Laps
1 61 ENJOY I 平塚工科高校 社会部 HSC2014 43
2 101 ENJOY II オリンパス RS ORS-15 42
3 110 ENJOY II 開成工業 Kaisei-02 40
4 102 ENJOY II 神戸高専ソーラーカーチーム MAGNUS-III 40
5 59 ENJOY I MATH 松工 ソーラーカーチーム Diesonne 40
6 107 ENJOY II TEAM THOUSAND サウパンダ 39

 

ENJOYクラス総合優勝(ENJOY I優勝)
平塚工科高等学校社会部

エントラント 小澤健人さん(写真中央)とチームメンバーのみなさん
「今回は、太陽が出ていなかったので今までに体験したことがないような電圧領域まで使ってしまいました。レースの最後の方は、バッテリーが無くなって動けなくなるのではないかと、ハラハラドキドキで大変でした。エネルギーマネジメントはピットでバッテリーの放電電圧カーブと見比べながら、ドライバーにペースを指示しました。とにかく、連覇を重ねることができてうれしいです。」



 

ENJOYクラス総合2位(ENJOY  II優勝)
オリンパスRS

エントラント 山本武さん(写真左)、ドライバー 唐沢雅喜さん(写真中央)、関博之さん(写真右)
「天気が悪く発電が出ない中で、周りのチームはかなりいいペースで走行していましたが、うちはマイペースでした。ただ、バッテリーの電流積算計の表示が見えなくなってしまい、バッテリー電圧のみでのエネルギーマネジメントを余儀なくされました。でも、ドライバーの心の目で、バッテリー残量はばっちり分かりました。うちとしては目標通りベストの走行ができたので結果には満足しています。」

 


 

ENJOYクラス総合3位(ENJOY  II 2位)
開成工業

エントラント 杉野成也さん(写真前列右側)とチームメンバーのみなさん
「開成工業はソーラーカーとは直接関係ない水門(ゲート)の設計から施工までを行っている会社です。従業員は170名ほどいますが、社内の様々な部署からメンバーを集めて活動しています。昨年からソーラーカーレース鈴鹿に参加していますが、今年も車体を一新して参戦しました。拘ったのは車体の軽量化でして、バッテリー抜きで85kgの重量に抑えられています。昨年15位だったので、今回は5位以内、できれば優勝という目標で来ましたが表彰台に登れてうれしいです。レース序盤で飛ばしたのは、実はわざとでして、ペースを乱してやろうという作戦を仕掛けたものでした。ですので、うちは早めにペースを落としています。千葉黎明やSTEP江東は影響を受けてレース終盤にバッテリー切れになったのではないかと思います。せっかくここまで来られたので、来年は優勝を目指してがんばりたいと思います。」

鈴鹿2014 ENJOYクラス・スタート前レポート 2014/08/02 08:00

ENJOYクラス4時間耐久、グリッドに並ぶスタート前のチームメンバーに直撃インタビュー!

>>>続き


鈴鹿2014 キムヒデ車検レポート 2014/08/01 20:00

いやぁ、みんな元気かい?
2年ぶりに鈴鹿に来てみたけど、台風が送り込んでくる南風のせいで、今年は湿度が高くて蒸し暑いね。でも、今日の鈴鹿でアツイのは気温じゃなくて、世界で最も参加台数の多いこの大会に集まった様々なソーラーカーたちなのだ。それでは、さっそく突撃だ!

>>>続き

 ソーラーカーレース鈴鹿2014 フリー走行 2014/08/01 18:00

FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP マイナビ ソーラーカーレース鈴鹿2014。当初心配されていた台風12号の直撃は免れたが、台風が巻き込む湿度の高い風が、雲を呼ぶ。車検が行われた午前中は、雲の切れ間から青空も見えていたのだが、昼が近くなるにつれて雲の厚さは増し、午後のフリー走行が始まる時間には、完全な曇天となってしまった。

明日決勝レースの、スターティンググリッドを決定するフリー走行。まずは13:40から、OLYMPIA・DREAM・CHALLENGEクラスが出走した。1時間30分の間に計測されるラップタイムを競う。トップは、安定した走りで3連覇を狙うOSU大阪産業大学。唯一3分台のラップタイムで、ポールポジションをキープ。今年はモータを新型にして、万全の準備で、明日の決勝に挑む。2位には、毎年OSUと共に優勝争いを繰り広げる芦屋大Sky Ace TIGA。今年は太陽電池を新調して、3年ぶりの優勝奪回に臨む。3位にはOLYMPIAクラストップの同芦屋大 Sky Ace QUADが続いた。

続いて行われたENJOYクラスのフリー走行では、神戸高専がトップタイムを記録するが、フリー走行終了10分前に、110Rでトラブルにより停止。2位には僅か0.3秒差で、MTHS 松工 ソーラーカーチーム。3位に5連覇を目指す、異形のソーラーカー平塚工科。昨年ポールポジションを取ったSTEP江東は、昨年の自身のタイムを僅かに上回りながらも、今年は4位という結果に終わった。

明日の決勝は、ENJOYクラス4時間耐久が7時より、OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス5時間耐久が、正午にスタートとなる。気になる明日の天候だが、現時点での予報では、今日よりも晴れ間が多くでそうだが、湿った空気と上空の寒気の影響により、午後には雨が降る可能性も高い。

明日の決勝レースはJAFのUstream中継の他、スカパーEXライブでも生中継が予定されている。(s)


OLYMPIA/DREAM/CHALLENGEクラス フリー走行結果
順位 No. クラス チーム名 車名 Time
1 1 DREAM OSU 大阪産業大学 OSU model S' 3'41.920
2 4 DREAM 芦屋大学ソーラーカープロジェクト(A) 芦屋 Sky Ace TIGA 4'01.620
3 008 OLYMPIA 芦屋大学ソーラーカープロジェクト(B) 芦屋 Sky Ace QUAD 4'13.358
4 5 DREAM アステカ・レーシングチーム タブラヂR 4'18.436
5 7 DREAM 静岡ソーラーカークラブ FALCON 4'25.440
6 21 CHALLENGE 堺市立堺高等学校 科学部 SCIENCE 714 4'26.381

ENJOY I /IIクラス フリー走行結果
順位 No. クラス チーム名 車名 Time
1 102 ENJOY II 神戸高専ソーラーカーチーム MAGNUS-III 4'.32.976
2 59 ENJOY I MTHS 松工 ソーラーカーチーム Diesonne 4'33.223
3 61 ENJOY I 平塚工科高校 社会部 HSC2014 4'40.031
4 105 ENJOY II STEP 江東 えこっくる002号 4'41.761
5 110 ENJOY II 開成工業 Kaisei-02 4'44.710
6 52 ENJOY I 兵庫県立尼崎工業高等学校 CHALLENGER II 4'51.115

関連リンク:
マイナビ ソーラーカーレース鈴鹿2014 大会公式サイト http://www.suzukacircuit.jp/solarcar_s/
スカパー Ch.541 EXライブ http://www.skyperfectv.co.jp/genre/premium/culture/list07/s01.html
ソーラーカーレース鈴鹿2014JAF http://www.ustream.tv/channel/solar-car-race-suzuka-jaf

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