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 BackNumber〜2014春2

 2014WEM 本戦 つばさ54号が大会新記録で連覇 2014/05/05 17:00

2014 ワールド・エコノ・ムーブ2日目。天候は朝から曇り。午前中は、今回初開催のミニカートレースが行われ、WEM本戦レースは午後1時にスタートした。

1周目、8分を切るラップで、フロントローから飛び出したfirst step AISIN AWのつばさ54号が、最初にコントロールラインを通過。続いてPROJECT MONO◇TTDC/MONO-F、3番目に通過したのは、36位から一気に順位を上げてきたZDPのTachyon。Tachyonは7分30秒台のラップを重ね、3周目にはトップに立つとレースをリード。その頃には同じく後方からスタートした東海大のファラデーマジック2もMONO-Fの背後へと迫る。それに続く上位勢は、Team UNLIMITED/Quasar KAI、アヒルエコパレーシング東郷/Pursuiter、Team ENDLESS/リボンGo!。レース序盤は、心配されていた雨は降らず、比較的平和に周回が重ねられていった。

そしてレース中盤、今日も上位勢を、パンクが襲う。13:45 Quasar KAI、14:08 Tachyon、14:18Pursuiterと、今日も次々とバッテリーを使い切ること無く、今年のレースを終えてしまう。

しかし今日の波乱は、これだけでは終わらなかった。レース開始1時間後ぐらいから、時折ぽつぽつと降り始めていた雨は、残り30分頃には路面の色を変える程度の降りとなる。MONO-Fは、雨の水滴で視界が悪くなり、フロントスクリーンを外しての走行を強いられる。一時は2位を走行していた東海大ファラデーマジック2も、視界不良でやむを得ずペースダウンし、後退。

各車がトラブルに巻き込まれる中、つばさ54号は淡々と周回を重ね、残り2分33秒で、ついに15周を完了。16周目に突入し、そのまま2時間のレース終了を迎え、大会新記録の91.969kmの記録で、大会2連覇を達成した。2位にはPROJECT MONO◇TTDC/MONO-F。昨日の公式練習には届かない84,075km/14周の記録ながら、大潟村デビュー戦で、ポディウムをゲット。3位には安定した走りのTeam ENDLESS/リボンGo! (13周/81,088km)が入賞した。(s)

追記(2014/05/09):
2014 World Econo Move Grand Prix公式サイトにて、第2戦終了時のポイントが発表。トップは1-2戦連覇のfirst step Aisin AW/つばさ54号(53ポイント)。2位にPROJECT MONO◇TTDC/MONO-F(40P)。3位PROJECT MONO◇TTDC/MONO-X^3(25P)。次戦第3戦 2014電気自動車エコラン競技大会(スポーツランドSUGO)は、8月23-24日開催。

2014 WEM 本戦結果 (モータとタイヤはZDP独自調査結果による)
順位 部門 No. Team名 車名 周回数 走行距離(m) モータ タイヤ
1 1 first step AISIN AW つばさ54号 15 91,969.10 特電アモルファス 14インチIRC
2 2 PROJECT MONO◇TTDC MONO-F 14 84,075.23 ミツバDD 14インチIRC
3 15 Team ENDLESS リボンGo! 13 81,088.20 特電アモルファス 14インチIRC
4 101 長野県長野工業高等学校
環境システム班
S.P.Evolution Ver.X 13 80,829.30 自作DD 14インチIRC
5 6 team EVF F-03 13 80,644.00 ミツバDD 14インチIRC
6 123 由利工業高校 infinite 13 78,683.38 ミツバDD 14インチIRC
...
43 7 Zero to Darwin Project Tachyon 8 52,377.82 独自DD 14インチIRC


2014 WEM 本戦ラップタイム推移



WEM2014本戦の折返し地点の様子。

first step AISIN AW 中村さん
Tachyonがあのまま走り続けていたら、どうなっていたか、わかりません。悪条件の中、最後まで走り切れて、良かったです。

first step AISIN AW 佐藤さん
バッテリーの状態も良く、最後までペースを落とさず走れました。雨で視界が悪くなったときは正直、ピットに止まって拭いてもらいたかったけど、スピードを出して雨粒を飛ばして気合いで走りました。

PROJECT MONO◇TTDC 中島さん
雨が降ったのが、辛かった。スクリーンを取って走ったけど、今度は2重窓が曇ってしまった。来年は、表彰台の一番高いところを目指して、頑張ります。

Team ENDLESS 藤野さん
雨で少し走りにくかったけど、他車と比べれば、運転しやすい車で良かったです。リモコンとして、完璧に走りました。

Zero to Darwin Project 籾井
昨日と同じ場所で、昨日と同じチューブのパンクで止まってしまった。昨年の予選で古いチューブがパンクしたので、今年はチューブを新調してきたのが裏目に出た。今回はコアレスモーターを投入し、常用領域での効率を改善して、調子が良かったので、非常に悔しい。



Live streaming video by Ustream

関連リンク:
2014 ワールド・エコノ・ムーブ http://wgc.or.jp/WEM/14wem/
PROJECT MONO ◇ TTDC ブログ http://ttdc.blog91.fc2.com/
Orange Wary Tech's diary http://ameblo.jp/team-waruihito-ev/
W・エコノ・ムーブ、「AISIN AW」連覇|さきがけonTheWeb - http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20140505o
K.I.T. エコランプロジェクト 活動日記 http://ecorun.blog.shinobi.jp/
Team E.V.F http://teamevf.blog9.fc2.com
秋工レーシング〜WEMでPb第5位!FC2年ぶり2回目の優勝!! http://blogs.yahoo.co.jp/akikoracing/
WEM(ワールド・エコノ・ムーブ)本戦ッ! | 大潟村公式ブログ おおがた散歩 http://www.ogata.or.jp/blog/
Nicott Jonasun 参戦記 - Mode Studio Q http://0009.jp/hiroweb/nicott-jonasun-1.html

2014WEM 公式練習 2014/05/04 17:40

2014 ワールド・エコノ・ムーブ、初日は車検と公式練習が行われた。午前中から始まった車検は、正午を少し過ぎた頃までかかったが、公式練習は当初の予定通り、午後1時にスタートした。気温は昨日より3度程度低い15度、快晴。南西の風4-5m/sが冷たい。

1周目、最初にコントロールラインに表れたのは、連覇を狙うfirst step AISIN AWのつばさ54号。続いてコントロールラインを通過したTeam UNLIMITED/Quasar KAIは、昨年3位入賞のTeam BIZON/KAIに、Team UNLIMITEDが開発した独自DDを搭載しての出走。さらにZDP/Tachyon、PROJECT MONO◇TTDC/MONO-F、東海大学チャレンジセンター/ファラデーマジック2、アヒルエコパレーシング東郷/Pursuiter、Team ENDLESS/リボンGo!が続く。序盤、上位勢ではMONO-Fが少しずつ後退する中、Quasar KAIとTachyonがつばさ54号を追う展開。

このまま終盤まで硬直するかと思われたが、レース中盤のトップ集団7周目、まずは東海大FM2とQuasar KAIが、パンクで停止。続いて8周目、折り返し地点で、つばさ54号をかわしてトップに立ったTachyonも、パンクでレースを終了してしまう。後半から上位を追い上げる作戦だった、チーム”ヨイショット!”ミツバのULTIMATE TESLA '14は、シビアなハンドリングとスクリーンの曇りに苦戦。早めにピット前に停止し、本日のレースを終える。

その後も、first step AISIN AWのつばさ54号は、独走。2時間経過後ちょうど15周のコントロールライン上で停止し、本日の公式練習をトップで終了した。2位は序盤ペースを押さえながらも、最後まで走行を続けたMONO-F、14周。3位はアヒルエコパレーシング東郷/Pursuiter。余裕を持って2分間にピット前で止めての、14周の記録。

明日の決勝は、本日の公式練習順でのグリッドとなる。明日の天気予報では、現時点で日中は曇り。当初予報されていた雨は、夕方以降となっている。明日の決勝レースは、13時から2時間の予定。(s)

2014 WEM 公式練習結果 (モータとタイヤはZDP独自調査結果による)
順位 部門 No. Team名 車名 周回数 走行距離(m) モータ タイヤ
1 1 first step AISIN AW つばさ54号 15 90,002.60 特電アモルファス 14インチIRC
2 2 PROJECT MONO◇TTDC MONO-F 14 85,794.90 ミツバDD 14インチIRC
3 4 アヒルエコパレーシング東郷 Pursuiter 14 84,318.90 ミツバDD 14インチIRC
4 15 Team ENDLESS リボンGo! 13 81,378.50 特電アモルファス 14インチIRC
5 3 PROJECT MONO◇TTDC MONO-X^3 12 77,235.26 ミツバDD 14インチIRC
6 6 team EVF F-03 12 75,637.02 ミツバDD 14インチIRC
...
36 7 Zero to Darwin Project Tachyon 7 46,226.00 独自DD 14インチIRC


本日の折り返し地点の映像です。折り返し地点では、センターラインをまたがないように、お願いします。

 2014WEM フリー走行/大会事前情報 2014/05/03 17:00

バッテリーに蓄えられた僅かな電気エネルギーで、誰が一番遠くへ行けるのか?
その単純な問いにエンジニアが挑むEVエコランレース:ワールド・エコノ・ムーブは、今年20回目を迎えた。今年の大会には、鉛電池クラスのオープンクラスに31台、同ジュニア(高校生)クラスに29台、燃料電池部門に7台がエントリーしている。

明日からの公式スケジュールに先立ち、コースとなる大潟村ソーラースポーツラインでは、本日一足早く会場に到着した各チームによる、フリー走行が行われた。

昨年大会でZDP Tachyonの5連覇を阻止し、参戦11年目で悲願の初優勝を果たした first step AISIN AW/つばさ54号、昨年WEM GP最終戦NATSでデビューウィンを飾ったPROJECT MONO ◇ TTDC/MONO-Fは、共に今朝早くから決勝レースを想定したペースでの走行を繰り返していた。今年の優勝争いは、連覇を目指すつばさ54号、1ヶ月前にテストランも行い、準備万端で挑むMONO-F、昨年は2位に甘んじたが優勝奪回を目指すZDP/Tachyonが、15周を巡る三つ巴の勝負が予想される。

注目の新車は、チーム”ヨイショット!”ミツバのULTIMATE TESLA '14。同チームは、かつて、ガソリンエコランで低燃費世界記録を出したファインシーキャロルの型を借り、車体を製作した事があったが、今回は同様にTeamBIZON/GILLES-Sの型を借り、ボディーを成形。内部はオリジナルで設計・作成し、リヤステアは油圧式を採用。昨年13周を走り、今年は空力を改善してきたマイナーチェンジ版のPROJECT MONO ◇ TTDC MONO-X^3や、同じく昨年の記録13周で並んだアヒルエコパレーシング東郷/Pursuiter、Team ENDLESS/リボンGo!と共に、上位争いにどこまで絡んでくるのかに注目。

昨年、車体製作開始から3年越しのデビュー戦で、自身が目標としていた14周完走を果たしたチームトシヤン/TJ・Rideや、昨年大会のトップ10に入っていたTeamBIZON、チームスーパーエナジーが欠場となっているが、かつて大会5連覇を達成した東海大学チャレンジセンターのファラデーマジック2が、久々に鉛電池部門でエントリーしている。ドライバーが新人ながら、車体の実力はまだ一線級であり、本大会のダークフォースと言える。

また、今年の大会では、規定のシャーシとモータを使うことが決められた、EVミニカート・レースも開催されることになり、初開催ながら10台がエントリーした。

本日の大潟村ソーラースポーツラインの天候は午前中晴れ、徐々に冷たい風が強くなり、午後曇り一時雨で、夕方には晴れ間が戻った。車検・公式練習が行われる明日5月4日のの天候は、晴れが予想されているが、決勝が行われる5月5日は雲が多くなり、一部で雨も予想されていて、現時点で微妙なコンディションはとなっている。(s)

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