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BackNumber〜2008鈴鹿13  


ソーラーカーレース鈴鹿 2008 Dream Cup

鈴鹿2008 8耐入賞チームインタビュー

2008/08/03 21:00

2008年夏のソーラーカーレースが鈴鹿が幕を閉じた。アスファルトの上で繰り広げられたドラマの裏側を覗いてみることにしよう。

ドリームクラス優勝: 芦屋大学ソーラーカープロジェクトA Sky Ace TIGA
 

エントラント 中川邦夫氏
いろいろありましたが今回も結果的には優勝できてよかったです。第1ヒートでOSUと競り合っているときは神経をすり減らしましたが、OSUのトラブルが出た後はマイペースを守るだけになったので、比較的楽な展開でした。とにかく、目標の結果が出たので良かったです。

ドライバー 丹羽陽君
バックマーカーを追い越すときには、スピードはどのくらいで、高校生が運転しているのか、ベテランなのかなどを考えて抜かなくてはならないのですが、その見極めが難しいんです。第1ヒートは気合いが入りましたが、第2ヒートは一人旅になってしまい緊張しなかったせいか、消費効率も悪かったみたいです。OSUの新人女性ドライバーの走行ラインは、コーナー進入でクイックに曲げて加速するカートっぽいイメージでした。気持ちはわかるんですが、まだソーラーカーの運転に慣れていないみたいでした。


ドリームクラス2位: 高雄応用科技大学 Apollo-V
 

エントラント Herchang Aye氏
今日の第2ヒートは、昨日の第1ヒートよりも1周多い51周を走り切りました。しかも、うちはOSUよりも、良いトリプルジャンクションセルを使っているので、発電量もあると思うよ。もしかしたら、戦闘力は上なんじゃないかな? Keiはグッドドライバーだけど、うちのドライバーもうまいよ。でも、Keiは全体を見通して戦略を考えられるところが別格だなぁ。

ドライバー 野村圭佑氏
今日は、全体的に昨日よりも良い走りができたと思いますよ。14インチから16インチにタイヤを変えたらかなり車としてはバランスがよくなりましたよ。でも、台湾チームは戦略面がまだ弱いですね。


ドリームクラス3位: AURORA VEHICLE ASSOCIATION AURORA 101
 
エントラント David Fewchuk氏
まぁ、この結果には満足しているよ。だって、シリコン太陽電池を搭載しているソーラーカーではトップなんだから。ガリウムヒ素系のトリプルジャンクション太陽電池を使っている連中とは、パワーが違うんだからね。それに今回はトラブルもあったし、それを考えたらまずまずでしょう。

チャレンジクラス優勝: 柏会 武蔵
 
エントラント 福北博史氏
ミツバの可変界磁モータがばっちり動いたのと、重たいドライバーの懸命なドライビングのがんばりで、ここまでたどり着けました。そうそう、うちはパンクなどもなく、ノートラブルで走り切れたのが良かったのかも。あー、もしかするとそれだけなのかも。

チャレンジクラス2位: 堺市立高等学校科学部 SCIENCE 708
 

エントラント 山田喜夫氏
パンクなどが多くて、ここまでこられただけも良しですね。それにしても、今回はよくパンクしました。こんなのは初めてですわ。うちは、これまではパンクしないんで、パンク修理材を入れていなかったんだけど、入れないとダメなのかなぁ。

ドライバー 大田健太郎氏
パンクもあったり、ボディを止めるズースファスナーがはまっていなかったりで、ピットインの回数が多かったのがまずかなぁ。


チャレンジクラス3位: 紀北工業高等学校生産技術部 紀北TECH
 

ドライバー兼エントラント 中岡進先生
どこが足りなかったかなぁ・・・。昨日のパンクでピットインしたのと・・・、ドライバーの体重とモータが重い分かなぁ。たぶんそうでしょう。昨日はバッテリを使いすぎました。だから、今日はもうへろへろで大変でした。


ドオリンピアクラス優勝: 長野県工科短期大学校 Fizzer 20J
 

エントラント 工藤善正先生
はじめてのオリンピアクラスでしたが、60周という予想に近い結果が得られました。ピットインがなぜ多いかですか? うちはドライバー3人全員に運転させる方針なので、ドライバー交代の回数が多いんです。それにしても、消費が悪くなりました。また、作り直してきます。


オリンピアクラス2位: 静岡ソーラーカークラブ FAL
 
ドライバー兼エントラント 山田修司氏
第2ヒートはクラストップの31周を走ることができました。でも、第1ヒートではリチウムイオン電池の過放電警告が出たので、バッテリを全交換して20+1周の21周のペナルティを受けました。それで、こんな結果ですが、それでも2位になれたのでよかったです。廃品を集めて突貫工事で作った車体としては健闘したんではないでしょうか?

オリンピアクラス3位: 神奈川工科大学 Horus
 

エントラント 藤澤徹先生
僕はノーコメント。話は、学生に直接聞いちゃってください。

ドライバー 上荒磯学氏
・・・。太陽電池ですか?あまり言うなって言われているので。発電したかどうかなんて、 言えません。(=昨日に引き続き、今日も残念ながら発電できていません。)途中で動けなくなって搬送されちゃいました。太陽電池モジュールのこともあまり言えないんです。(SUNTECHって大きく書いてあるのでSUNTECH。多結晶シリコン製の3本バスバー電極なので、たぶん京セラ製でしょう。SUN TECHグループ配下のMSKで、モジューリングをお願いしたようです。)

ソーラーカーレース関係者みなさん、本当にお疲れ様でした。それでは、また来年に鈴鹿サーキットでお会いしましょう。 (k)


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