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BackNumber〜2006鈴鹿5 |
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鈴鹿2006 小ネタ集 |
2006/08/06
18:30 |
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ここでは、取材中に入手したトピックを集めてみました。
最速のドライバー交代&タイヤ交換
台湾からきた国立高雄応用科学大学は、芦屋大学が昨年採用したタイヤチェンジ法に改良を加えた装備で鈴鹿に挑んできた。その最大の特徴は、車体を一気に持ち上げられるエアジャッキ。作業時間を大幅に短縮することに成功している。エアツールでタイヤの脱着を行う様子は、まさにF-1レーシングにも通じるピット体制である。その結果40秒台ですべての交換作業を終え再スタートすることができる。ドライバー交代だけでさえ数分かかるチームもあるので、驚異的なスピードとなっている。
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毛虫?!
一方、芦屋大学ではホイールのゆるみ止めナットに代え、一見すると毛虫のようなものを使っていた。これはマスカラ用のブラシだそうで、意外とゆるみ止め効果が高く、ホイール交換の時間短縮にも貢献できるそうである。
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最速ラップ計画成功
荏原製作所社員が多いHATレーシング。そのソーラーカーEBARA ECO-TECHは過去に4度ほど最速ラップをたたき出した、まさに公式予選のタイムアタックに燃えてきたチームである。今回3分台のタイムをたたき出すために、ギヤ比等のセッティングにこだわり、芦屋大学の隙をついて最速タイムをたたき出した。写真左は公式予選直後に満足げにスポーツドリンクを飲むドライバーの板垣勝也氏。Sky
Ace TIGAのドライバー野村圭佑氏も盛谷先生とともに祝福に駆けつける。
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トルコから来たソーラーカーチーム
トルコの中東工科大学のMETU Challenge Solar Car Teamは、初めての鈴鹿サーキットに困惑しながらもレースを楽しんでいる様子。エントラントのCan
Nemliogle氏はドライバーを兼務し、異国の地でがんばっている様子でした。
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101の呪い
オーストラリアのTeam AuroraのソーラーカーAurora 101は、スペインの大会で車両火災を引き起こして炎上しソーラーカーを焼失してしまいました。その結果、Dream
Cupソーラーカーレースに出場できなくなってしまいました。一方、東海大学のソーラーカーも秋田大会へ参戦するためにトラックでソーラーカーを輸送中、荷台から出火してソーラーカーを焼失させ、鈴鹿大会をリタイヤすることになってしまいました。場所は国道101号線。101の呪いか?!
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ミツバの可変界磁機能付きDDモータ
ミツバはソーラーカー用DDモータの世界では同社初となる、可変界磁機構を装着したプロトタイプモータを、芦屋大学と長野工科短期大学チームに搭載してきた。同社は設立60周年を記念して、鈴鹿大会に協力している。コアを半抜きにすることで、電磁石の鉄芯の中を通る磁束線が減り、その結果モータは高回転型に変化する。たとえば、逆バンクからダンロップコーナーに向かう上り坂では速度が低下するが、ここでコアをローター内に収めると、トルク型になり坂を上りやすくなる。また、西ストレートで速度を出すために、コアを抜くと高速型になり、最高速度を高めることができる。また、ホームストレートでは、コアを引き抜いていると転がりが良くなるという効果も期待できそうである。このように、DDモータの弱点であったセッティングの幅の狭さを解消することができるユニークな試みである。
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似たような原理としては、アキシャル型のNGMモータのエアギャップを広げる機構があり、東海大の山田氏は手動で可変できる機構を付け、再輝はさらに電動モータを取り付け、エアギャップを可変できるものを装着したことがある。また、EVエコランの世界では、スーパーエナジーが手動で可変できる機構を付けたことがある。この可変界磁機構は進角制御による速度調整機構よりも使いやすい?と好評。本来このような機構を、モータコントローラの進角制御により実現していた、ミツバ(株)のモータコントローラ担当:柳原氏は、この機構にちょっと困惑気味の表情であった。(k)
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