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BackNumber〜2005鈴鹿3  

鈴鹿2005 Enjoyクラス4時間耐久 紀北が新記録で3連覇 2005/08/07 11:40


51 紀北 TECH SOLAR/
紀北工業高等学校生産技術部
 


FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP DREAM CUPソーラーカーレース鈴鹿2005 エンジョイクラス 4時間耐久決勝。

レースは後半戦、各車ともドライバー交代を行う。
09:34、23Lapsを終えたトップの紀北がピットイン。ドライバー交代を行い、1分程度の作業を終え、トップのままコースへ復帰する。
09:38、2位の宇都宮工業高校がドライバー交代でピットイン。

スタートから3時間、レース残り時間1時間の10:20。トップの紀北は5'30前後のラップで32Lapsを走り終え、2位宇都宮工業に1LAPの差をつけたまま独走。コースへ復帰し6位を走行中だった長野工業高校は、依然トラブルを抱えているらしく、再びピットへと戻ってきてしまう。

レース残り時間30分、2位の宇都宮工業高校も5'30を切るタイムにペースをあげてくる。一時は3位を走行していたTEAM THOUSANDは、ペースを9分まで落としてしまい、順位を落としていく。

残り時間5分、5'10のタイムで42Lapsを走り終えた紀北はさらにペースを上げ、記録への挑戦を続ける。残り時間1分、5'00.314のファステストラップを出し、コントロールラインに現れた紀北は、そのまま44周目に向かう。
そして、11:20、スタートから4時間が経過し、チェッカーが振られた。

トップには及ばなかったものの、最後の周回で宇都宮工業高校は意地を見せ、このレースのファステストラップ4'51.455を記録し、2位のチェッカーを受ける。そして、大会新記録44周を走り終えた紀北工業高等学校がでチェッカーを受け、本大会の3連覇を達成した。(s)

エンジョイクラス 決勝結果
順位 No. チーム名 車名
Laps
1 51 紀北工業高等学校生産技術部 紀北 TECH SOLAR
44
2 72 栃木県立宇都宮工業高校科学技術研究部 UK-hope04type2
42
3 63 長野工科短期大学 Fizzer17
41
4 52 OLYMPUS RS OLYMPUS RS-6
40
5 65 神奈川工科大学 電気電子工学科 KAIT Helios
36
6 57 中日本自動車短期大学 SUN BIRD 5
35
7 87 大阪府立堺工業高校ソーラーカーチーム Phoenix05
34
8 78 TEAM THOUSAND 蒼穹
34
9 58 岐阜県立可児工業高等学校 KT
32
10 61 ポリテックカレッジ成田ソーラーカークラブ Under The Sun
32

優勝
紀北工業高校 フィニッシュドライバーを務めた中岡先生
(左写真)
「スタート前にバッテリ残量計のプリセット忘れて7週目以降はずっと残量ゼロ表示。最初に決めたペースとバッテリ電圧を見ながら走っていました。最後も11V以上は電圧残ってましたね。え!宇都宮にファステストラップ取られたの?言ってくれなぁ〜。来年はチャレンジ?」

準優勝
宇都宮工業高校 石塚先生
「おかげさまで完走できました。予選で最後の最後に紀北さんにトップを取られたので、決勝は最後バッテリに余裕があったので最終ラップにファステストラップ取らせて頂きました。」

3位
長野県工科短大 工藤先生
「本当はあわよくば最後の逆転と行きたかったのですが、バッテリの充電が足りなかったようで思ったより早く電圧がダウンしてしまいました。学生の教育のために、見た目は一緒ですが毎年新しい車を作り直しています。ドライバも初めて乗る子たちにですが、良くやってくれたと思います。」

 

関連リンク: ソーラーカーレース鈴鹿2005 http://event.yomiuri.co.jp/2005/solarcar/

鈴鹿2005 Enjoyクラス4時間耐久 途中経過 2005/08/07 09:45



Enjoyクラス(480W)4時間耐久レースは、スタート2時間を経過した。

レーススタート1時間後の08:20。スタートからトップを守りつづける紀北は、5'30台のラップを重ねる。この時点でTop4までの宇都宮工業、長野工業、TEAM THOUSANDを残して、他全車を周回遅れに。

09:10、5位を走行中のOLYMPUS RS-6がルーティンのピットイン。ドライバー交代を行い1'40でピットアウト。
09:12、4位の長野工業高校がピットイン。リヤ駆動系をチェックするが、なかなか作業が終わらない。
09:18、3位に浮上したTEAM THOUSANDがピットイン。ドライバーを交代してコースに復帰。長野工業高校は、まだピット前で作業を続ける。

2時間を経過して、トップは紀北22LAP、宇都宮工業高校、周回遅れで3位TEAM THOUSAND、長野工科短期大学、OLYMPUSと続く。
夏の力強い日差しがアスファルトを焼く中、まもなくDream/Challengeクラスのバッテリー保管が終了し、ピット裏では午後からの第2ヒートに向けた充電がスタートする。(s)

関連リンク: ソーラーカーレース鈴鹿2005 http://event.yomiuri.co.jp/2005/solarcar/

鈴鹿2005 Enjoyクラスのチーム戦力分析 2005/08/07 08:30

8月7日の鈴鹿サーキットの天気は快晴。7:20にエンジョイクラスがスタートした。

昨日の予選で先頭に立った紀北工業高校は「ベストを尽くすだけです」という当たり前のコメント。1stドライバーの山本雅孝氏は、紀北工業がソーラーカーを始めた頃からドライバーを務めるOBである。エントラントでもあり2ndドライバーを務めるのは中岡先生。ドライバーの力だけで数周程度の差を付けることができると言われている。藪下先生の全てを注入したマシンは小型軽量である。7月30日〜8月1日にかけて行われたWSRでも部門優勝を遂げているだけに、高いポテンシャルをもつ。正直なところ、他チームの追従を許さないほどの実力である。

 
紀北TECH SOLAR/紀北工業高校 生産技術部   紀北TECH SOLAR 山本ドライバー

むしろ2位以下の争いの方が熾烈となる。予選2位の宇都宮工業はOSU model S’と同様に4輪のコーナリング特性を生かして、スムースなコーナリングが生かせれば上位を狙えるだろう。3位のOLYMPUSR-RSはチャレンジクラスの優勝チームである柏会の武蔵と同型ボディ。こちらも高い実力を持つ車体だけにライバルたちのマークを受けているようだ。ただし、5×1.8mの800Wクラスボディに480Wの太陽電池を搭載しているため、4×1.5mの大きさの紀北Solarよりも走行抵抗は大きめになるだろう。

 
UK-hope04type2/宇都宮工業科学技術研究部   OLYMPUS RS-6/OLYMPUS 川崎ドライバー

TEAM THOUSANDの蒼穹は、今年は東海大SolspritsのOBで主要メンバーが構成されている。パンダサンの細川さんのサポートもあり高いレベルに成長してきたが、パンダサンの使い古した太陽電池を使用しているので発電性能は低いのが厳しい。一方、エコノムーブの高校部門ではトップレベルに成長した長野工業高校のBig Wave 05は、エコランで培った経験を生かせればチャンスが出てくるだろう。

 
蒼穹/TEAM THOUSAND清水ドライバー   Fizzer17/長野工科短期大学

古参の長野工科短大Fizzer 17はFF2輪DDモータで走行抵抗の低減を目論んでいるようだ。中日本自動車短大SUN BIRD 5も表彰台に登った経験もあるだけに目が離せない。(k)

関連リンク:ソーラーカーレース鈴鹿2005 http://event.yomiuri.co.jp/2005/solarcar/

鈴鹿2005 Enjoyクラス4時間耐久スタート 2005/08/07 07:30



Dream Cupソーラーカーレース鈴鹿2005は07:20、Enjoyクラス4時間耐久決勝がスタートした。

3連覇を目指す紀北は、フロントローから飛び出すと、そのまま後続を引き離し、5'17のオープニングラップを飾る。その後ろからは、宇都宮工業高校、スターティンググリッド36位から追い上げた長野工業高校、TEAM THOUSAND、OLYMPUS、長野工科短期大学が5分台のラップで続く。

ただいまの鈴鹿の空は快晴。Enjoyクラスのチェッカーは4時間後の11:20。(s)

 
ポールポジション 
紀北工業高校 薮下先生

「今年、パンダサンチームからを譲って頂いたNGMのモータに変えたのですが、良いですね〜。テスト走行でエネルギ消費が少なくなってるのは判っているので、3連覇に向けてがんばります。」
  予選2番手
宇都宮工業高校 石塚先生

「この車は2年目で仕上がってきました。ドライバーは一人はOBですが、予選タイムアタックは今年初めて走る2年生がタイムを出してくれました。がんばった生徒達を表彰台に上げてやりやいです。」

関連リンク: ソーラーカーレース鈴鹿2005 http://event.yomiuri.co.jp/2005/solarcar/

 

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