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キムヒデのPhaethon 2004レポート4ラリーセッション1日目 2004/05/24 23:00
 

 「やぁ、みんな。カリメーラ!!」 昨日のサーキットセッションで痛感したことは、とにかくタイヤの消耗が早いことだ。スペシャルステージなどでの過激な走りを考えると、鈴鹿サーキットでのレース以上に、タイヤの消耗が早いことだ。2日目のLEG2では、1日で125kmしか走らず、山岳コースであることを考えると、転がり抵抗なんかは放っておいて、丈夫なタイヤを用意する必要がある。そこで、LEG1のスタート時刻が12:00からなので、朝からタイヤ屋を探すことになった。しかし、費用節約のためにレンタカーの台数が少なく、チームと離れキムヒデ単独で探しにいくはめに・・・。タクシーで向かおうと思ったが、アテネ市中央部は渋滞がひどく歩いた方が速い。そんなとき、バイクに乗った兄ちゃんに道を聞くと、「よし、後ろに乗れ!近くまで連れて行ってやる。」ということで、くぐり抜けタイヤ屋へ向かうことに・・・。これで、タクシーに乗らずに済んじゃいました。タイヤを入手した後、スタートポイントへ合流するために、タクシーを捕まえようと待ちかまえていると、なんと育英高専さんのサポートカーがやってくる。またまた、ヒッチハイクに成功してしまい、タクシーに乗ることができない。

 24日から5日間にわたるラリーセッションが始まりました。このラリーセッションはチェックポイントCPまで、設定された目標時間以内に到達し、超過するとペナルティーを受ける。また、1日に2ヵ所あるスペシャルステージSSでのタイムを競う。この合計タイムが早いチームが勝ちとなる。したがって、設定タイムに対してむやみに飛ばしても仕方ない。SSだけを飛ばせばいいのである。しかし、ドライバーチェンジやタイヤ交換などを行おうとすると、戦術的な走り方が必要となりそうだ。LEG1のこの日は、アテネ市中央部から西に220km走ったパトラスまでを走破する。一線級のソーラーカーなら、比較的区にならない距離だ。このレースのとにかくすごいところは、大量の一般車と、普通に一緒に走ってしまうことだ。いちおう、地元ライダークラブのボランティアがオートバイで先導し、その後をソーラーカー、サポートカーが続く。

 

 基本的には高速道路を主体とした移動が続く。料金所先導するバイクが、きっちりと料金を払っていきます。まぁとにかく、交通量がアデレード近郊くらいかそれ以上ありますね。

 

 今回は、カメラマンとしてどこまでがんばれるか?!ということで、天下御免のプレスパスをもらい、写真を撮りまくりましょう。これが、けっこういい資料になります。Nuna2とFuturaの上からのショット。レース展開なんて、現場ではさっぱりつかめません。

 

 お次は、Principia CollegeのRaVだ。Falconはブレーキトラブルでストップしたが、再出発する。しかし、最初のチェックポイントに数分遅れて到着してしまう。でも、気を取り直して、最初のSSに突入だ。

 

 移動は一般高速道なのですが、アップダウンが多めで大変そうです。そうこういっているうちに本日第2のSSに突入。地中海に面する美しい道を疾走する。

 

 夕方には、充電をして明日のレースに備えます。300日は晴れるギリシャにしては雲が多かったこの日ですが、それでも、明日も長時間充電できそうなので、電池もおなかいっぱいになりそうです。明日も、爆走します。
  今日の一品コーナー。4μmや200μmの標識を発見。「そんなに短くてどうする??」これは、橋脚の下をくぐるときの高さ注意の標識なのですが、ギリシャ文字のμ(ミュー)は英語のmに相当するので、ギリシャ語と英語の表記を混ぜるとこんな風になっちゃうのですね・・・。

 

 結果は確定かどうかは不明ですが、SkyAceTIGA(芦屋大)、OSU model S'、Nuna2(Nuon:ドイツ&イギリス)、RaV(Principia大学:USA)、John Lee (Yale大学:USA)ということです。今日は、パトラスにある建設中の大きな橋(オリンピックに間に合う?)をバックにお別れです。アディオ!!(k)

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