1996


ホンダ/ドリームは太陽電池の面積制限がある一人乗りクラスから、太陽電池を車体全面に張ることができる二人乗りクラスに転向。ビール工科大学としての出場はなかったが、93年準優勝となったSprit of Biel IIIの同型車が高校生チームsCHoolerとして参戦。

レースでは向かい風に悩みながらも、ドリームが独走。4日目午後5時すぎもペナルティ覚悟で走り続け、その日の午後5時26分にゴール。 大会新記録の4日目平均時速89.8km/hで優勝した。
2位になったsCHoolerも、前回の優勝車93ドリームを上回る平均時速86.0km/hで5日目にゴールした。

第2回大会で異色のスターリンエンジンを搭載したアイシン精機は自社製SRモーターを搭載したAisolIIで3位入賞。4位には三菱マテリアル。地元オーストラリア豪クイーンズランド大学は、鉛電池搭載ながら5位に入賞した。

この年の大会では新たに、WSCのソーラーバイシクル部門であるワールド・ソーラー・サイクル・チャレンジ(WSCC)が同時開催され、ZDPのスーパートンカチは全行程3021kmを平均時速54.km/h、55時間01分で走破。2位のエアロヴァイロメント社を10時間以上引き離して優勝。
WSCの歴史に新たな1ページを書き加えた。

 

スーパートンカチ

 

 


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